マスミンのピアノの小部屋

ピアニスト兼ピアノ指導者松尾益民が、ピアノや教育、世の中の出来事など日々感じることを、徒然なるままに綴ります。

住宅ローン

2009-07-10 23:59:44 | 日記
長々払い続けてきた、我が家の住宅ローンがやっと終わりました。
途中、繰り上げ返済とかもしてきたので、最後は少なくなっていましたが、25年…初めはどうなる事かと心配しつつ、踏み出したのですけど…。
結婚前は、実家に防音室を作ってもらい、ピアノを弾くのも思う存分できたのですが、結婚するときの一番の問題は、ピアノをどうするかということでした。
結局、ピアノ室を持つために、家を買うことになり、最初から住宅ローンを抱えることになったのです。
主人は、結婚前、海外勤務が長く、結構お金をためていましたので、頭金もありました。
当時は、住宅金融公庫ですら、金利は5.5%とかで、今からは想像できないくらい高かったですね。
それもステップ償還とかで、どんどん返済額が多くなっていく…というのでした。
返済額が多くなって大変になるころ、地元の但陽信用金庫の人が、借り換えしませんか…と勧めてくれて、今ほどには何も知識がなかったのですが、金利が下がり始めていたので、変動金利で借り換えました。
ずいぶん悩みましたが、結果、大正解でした。
その後どんどん金利が下がり、返済額も楽になっていきました。
月々3000円でも返済額が減るといいなぁ…くらいだったのですが、それは楽にクリアしましたね。
住宅ローンを払ったつもりで3000円ずつ貯金してきましたので、わずかといえども、長い間には結構たまったことになります。

昨年川崎に中古マンションを買う時、金額は多くないけれどまた住宅ローンを借りましたので、家のが終わったとはいえ、まだローンはあるのですけど、息子がいずれは払うでしょう…と期待しつつ。
こちらも、悩みましたが、変動金利で借りました。
先日半年ごとの返済額の通知が来て、金利が下がったようで、月々の返済額が減っていました。
今の経済情勢だと、そう急に金利が上がるとも思えないので、変動が有利…と見ています。

長期のローンを持つというのは、大きな決心が必要です。
先が見えないから…。
当時は、給料生活でしたから、そこそこの会社だったので倒産…というのは考えにくかったですが、ボーナスの額は常に変動していました。
最近、住宅ローンが払えなくなって、住宅を手放さなくてはならなくなったとかいう話を、テレビでもよく特集しています。
昔、うちの会社で雇っていた従業員が、ボーナスが少ないと苦情を言ったのですが、その人も3000万円近くの住宅ローンを抱えていました。
私には信じられないことです。
どうしてそれだけ借りられるか…です。
35年ローンなんて、もってのほかと思います。
ほんとに先は見えないのです。
住宅を手放すという人、たいていは月々の支払いが10万円以上、ボーナスで30万円…とか聞きますね。
あり得ない!…そう思ってみています。
3000万、4000万円がどれほどのものか、よく考えなくてはならないと思いますね。
年収700万、800万円の人が借りられるお金ではない…と、思います。
銀行とかは、給料収入の人には、割に簡単に貸しますからね。
うちは、法人事業主ということで、結構審査が大変でした。

いつもテレビを見つつ、そんなに借りるからだよ~!と突っ込んでいましたから、つい長くなってしまいました。