和州独案内あるいは野菜大全

第一回奈良観光ソムリエであり、野菜のソムリエ(笑)でもある者の備忘録のようなもの。文章力をつける為の練習帳に

ソムリエ試験の感想

2009年03月27日 | 奈良検定その他検定
 しつこいようですがこれで最後のソムリエ試験考察にしたいと思います。確実にいえることは記述式の採点が非常に甘く点けられているであろうことです。自分はマークで46点なので記述で34点取れた計算になります。40点問題で6点分しか間違っていないことになり、自分で確認できた誤字の3点を除くと3点しか引かれていませんが流石にそれはおかしいしありえない。
 講習会では文章の構成の美しさで2点分の加除があると言っていましたが、この結果を見る限りそれは考慮されていないようです。まあ文章の美しさなんて主観を採点にどう反映させるんだって話ですが、予想以上に採点が甘かったであろうことはわかります。
 それに記述式の解答欄の書き方も講習会と試験当日では違うなど、どうも来村先生(余りよく存じ上げなかったのですが)と他の監修者との間に多少の認識のずれがあったのかと思います。新進気鋭の先生らしい勢いのある講習会で参加者の意気込みと相俟って白熱した面白い講習でしたが、キトラのことを書いた著書は余り面白いとは思えませんでしたすみません、読み手の実力がついていけてないだけかもしれませんが、四百字問題といい記入方法といい少し先走り空回り気味だったのではないでしょうか。
 公式ガイドブックが読み辛いだの記述に偏りがあるだのよく耳にしますが、これは来村先生が仰られていたようにあれもこれもとなると事典になってしまうのでしょう。元より一冊で済む訳もなし、面的に網羅している「奈良県の歴史散歩上・下」や時代的に特に中世以降に詳しい「新版奈良の歴史」等を猟渉し互いに補完しながら纏めていけば良いだけです。あと「奈良市史」を読んでみるのも良いかもしれません。奈良検定ですから奈良県の問題が出題されるのは当然ですが、奇妙な事に奈良市に限定した問題も出題される傾向があるからです。

 ソムリエ試験の要点は、マークシートをとにかく15問以上正解するようにがんばる。そして記述式3問は規定字数を必ず埋めること。これだけで合格の可能性はあります。
 記述式に限って考えると、特に重要なのが下書きをなるべくしない事ではないでしょうか。時間との勝負のなか馬鹿丁寧に下書きをするよりも、二百字問の選択したお題のキーワードを4個とそれをまとめる核になる言葉を書き出して文章にすれば良いでしょう。文章の美しさうんぬんは採点の対象になっていないと考えるなら、5個のキーワードに言葉を肉付けして箇条書きにするだけでも良いはずです。
 
 ということで奈良検定の話は終了としたいと思います。ありがとうございました。

  
                           奈良太郎

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