EIの猛禽ハヤブサの調教日記

私が飼っている猛禽類、特にハヤブサの飼育、調教状況を写真とともに日記にしています。

猛禽を専門的に診てくれる獣医さん

2014年01月05日 | Weblog

「爪、生えてきますか?」

「今の段階では、何とも言えません。」

都内にある猛禽を専門的に診てもらえる動物病院に行ってきた。

若くて優しい先生だった。

しかも、非常に専門的な知識を持っていられて、大変勉強になった。

今の段階では、爪が生えてくるかどうかは全く分からないが、生えてきたとしても元の爪の形に戻るのに2年くらいかかるそうだ。

サーシャの方が重傷で生えてくる可能性が低いとのことだった。

 

「この爪だと獲物がなかなか獲れないでしょう。」

ともおっしゃられていた。

この爪というのは、爪が折れたことではなく爪が研がれていない状態のこと。

確かに一度からんでも、放してしまうことが続いていた。

「この爪の状態だと、なまくら刀といっしょです。獲物になかなか刺さりません。」

新しい爪の組織は内側に生えてくる。外側の部分に古い爪の層が重なり合うようになっていき、手入れをしないと、爪が太くなり、切れ味がなくなってしまうのだそうだ。

古い爪の層は当然硬い。そうなると、強い衝撃で爪も折れやすくなるなることも考えられるとのこと。

ということで、アシュターの爪(ケガした以外)を鋭く研いでもらった。

30分以上もかけてていねいに研いでいただいた結果、素晴らしく鋭い爪に仕上がった。

日本でこのようにハヤブサの爪を研ぐ技術を持った人は、あまりいないそうだ。

 

ハヤブサ2羽診ていただいて、爪研ぎ、くちばし研ぎ、3種類のサプリメント付きで非常に良心的な診察料金だった。

猛禽類は夜間診療代も免除とのこと。

本当にありがたいことだ。

 

様子を見ながらであれば、狩りもokが出た。

薬も塗らなくて良いそうだ。

後は爪が伸びてくれるのを待つのみ。

アシュターは昨日から再びカラスの群れにガンガン突っ込むようになった。

これで、休みの日はガンガン狩りに行けるぜ!


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
メンテナンス (hayakawa)
2014-01-06 07:59:21
とりあえず、一安心ですね。

人間も鳥も常日ごろのメンテナンスが
必要ということですね。
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Unknown (ei)
2014-01-06 21:35:28
はい、とりあえずですね。

自分でもカッターナイフで爪を鋭く研いだことはありますが、レベルが違いますね。
たまには、プロの方にメインテナンスをお願いした方がいいですね。
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