EIの猛禽ハヤブサの調教日記

私が飼っている猛禽類、特にハヤブサの飼育、調教状況を写真とともに日記にしています。

ペレグリン亜種の大きさ

2014年01月08日 | Weblog

 

ハヤブサを飛ばしていると、野生のハヤブサと空中戦になることがしばしばある。

そのときに思うことだが、うちのペレグリンより野生のペレグリンの方がでかいなと感じることが多い。

胸幅が凄いなとか、全体的に立派で鼻のところや足が濃い黄色でキレイだなとか思う。

足もでかいんじゃないか?

「ああ、同じくらいの大きさだな」と思う個体もいるが・・・

うちのペレグリン♀(アシュター)はスコティッシュ。peregrinus

日本のはジャポネイシス。japonensis

他の亜種でポピュラーなものは、ピーレーpealei,アネータムanatum,ブロケイbrookei,バーバリーperegrinoidesなど

これらの大きさを比べてみるとどうか?

個体差が大きいので一概には言えないが、ある情報ソースによると次のようになる。

ピーレーを100%とした場合。

Body size of adult Peregrinesと表示されているから体長や幅のことで、体重の割合ではないだろう。

体重だともっと差が出るはず。

ピーレー       100 Lサイズ

ジャポネイシス    98 Lサイズ

アネータム      97 MLサイズ

peregrinus     97 MLサイズ

ブロケイ        92 Mサイズ

バーバーリー     85 Sサイズ

以上のようになっている。

世界的に見ても日本のハヤブサはピーレーに次ぐ最大級のサイズだ。

そんな日本のハヤブサにも負けないようにトレーニングをしていきたい

 

P.S 何十年も人工繁殖で命をつないでいくと自然淘汰されないために、遺伝子が劣化し小型化してしまうのではないかと疑問に思い、この前の獣医さんに質問してみると、

「それはない。」

飼育下における遺伝子の劣化等によって小型化することはないとのことだった。

それを聞いて一安心だが、コンゴウインコの仲間の場合、血縁の近い者同士の交配が繰り返し行われ、小型化する個体もいると聞いたことがある。

しかし、ハヤブサの場合、大きさが値段に関係するので血縁の近いもの同士の交配は避けるのだろうと推測するが・・・

 

 


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