ハヤブサを飛ばしていると、野生のハヤブサと空中戦になることがしばしばある。
そのときに思うことだが、うちのペレグリンより野生のペレグリンの方がでかいなと感じることが多い。
胸幅が凄いなとか、全体的に立派で鼻のところや足が濃い黄色でキレイだなとか思う。
足もでかいんじゃないか?
「ああ、同じくらいの大きさだな」と思う個体もいるが・・・
うちのペレグリン♀(アシュター)はスコティッシュ。peregrinus
日本のはジャポネイシス。japonensis
他の亜種でポピュラーなものは、ピーレーpealei,アネータムanatum,ブロケイbrookei,バーバリーperegrinoidesなど
これらの大きさを比べてみるとどうか?
個体差が大きいので一概には言えないが、ある情報ソースによると次のようになる。
ピーレーを100%とした場合。
Body size of adult Peregrinesと表示されているから体長や幅のことで、体重の割合ではないだろう。
体重だともっと差が出るはず。
ピーレー 100 Lサイズ
ジャポネイシス 98 Lサイズ
アネータム 97 MLサイズ
peregrinus 97 MLサイズ
ブロケイ 92 Mサイズ
バーバーリー 85 Sサイズ
以上のようになっている。
世界的に見ても日本のハヤブサはピーレーに次ぐ最大級のサイズだ。
そんな日本のハヤブサにも負けないようにトレーニングをしていきたい。
P.S 何十年も人工繁殖で命をつないでいくと自然淘汰されないために、遺伝子が劣化し小型化してしまうのではないかと疑問に思い、この前の獣医さんに質問してみると、
「それはない。」
飼育下における遺伝子の劣化等によって小型化することはないとのことだった。
それを聞いて一安心だが、コンゴウインコの仲間の場合、血縁の近い者同士の交配が繰り返し行われ、小型化する個体もいると聞いたことがある。
しかし、ハヤブサの場合、大きさが値段に関係するので血縁の近いもの同士の交配は避けるのだろうと推測するが・・・