想い事 家族の記録

難病の父と生きる
鬱病
ふたり暮らし

堆肥作り。

2013-01-31 17:14:17 | 日記

紫アスパラのドリーム!

〔挑戦〕



暇なので、夏の畑に必要な堆肥作りを始めたよ。




元になるのは、生ごみです。
でも、魚などの生ごみは難しそうなので、
野菜くず、卵のから、茶葉などを使ってみようと思いました。

場所は、日蔭、雨の当たらない場所ということで、
ここに決定。

その道のプロの方のようにはいきませんが、
記録として、ここに残したいと思います。




生ごみをよく水切りして、
土の上に乗せ、
そのうえに、ぼかしと米ぬかをかぶせます。
ぼかしは、ホムセンに売っているもの、
米ぬかは、精米所から拾ってきました。
(よく、鳥やねずみが食べているのを見てたので、今回は無断で拝借! 次行くときに詫びるつもりです)




その上に、土をかぶせ、おしまい。
気温25度で一週間で、一次発酵が完了。
今は厳寒期なので、当分放っておくようです。
空のプランターが沢山あるので、
たっぷり時間をかけて、
沢山作っておこう。

今年から、アスパラ君を仕込もうと想うのです!
昨年は不作だったので、
今年はきっとうまくいくように、
土から作り直し。
アスパラは、三年後くらいに収穫を見込んで、
この先、一緒にこの地で過ごします。


〔訃報〕

父の本家の方が亡くなられた。
父の従妹にあたるひと。
礼服を持っていないので、妹に都合つけて行ってもらうことになった。

私の代で、k家の歴史は終わるけど、
本家の方は男性が跡継ぎにいらっしゃるから、
まだ血筋は途絶えない。

s家が本家となるが、
祖母が離婚したとき、k家となった。祖母の旧姓。
そして、k家の女衆はどうも結婚運がなく、
祖母からはじまって、父の姉ふたり、子供である私たちふたり、みんな離縁。
私は娘が結婚したらO家からk家に姓を改め、旧姓に戻る予定だ。
k家断絶により、離縁の業が消えればいいと思っている。
ちなみに、男衆は家庭に恵まれ病気などで先立たれない限りはうまくいっているという…。

礼服を買わなくては。
卒業式あるしね。



〔夕飯〕

かぼちゃシチュー。ツナとキャベツとわかめのサラダ。

今朝のスコーンは20点。昨日は10点くらいだからマシだったが、
徹底的に足りないのは、溶けるようなコクと甘さだ。
クロテッドクリームとジャムで食べれば問題ないけど、スコーンだからクリームも買わないと、
って考えるひとがどれだけいるだろうか。


と、悩んでいる。


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そらつつみ。

2013-01-29 19:51:28 | 日記

〔三年間〕

素晴らしい努力の積み重ねの、貴女の年月に、感動しました。
全力で頑張って下さい。


ちいさな友人へ。



〔節目〕


もうすぐお別れ。
小学生だった、娘。

本が好き。
マンガが好き。
絵を描くのが好き。
ひとりでいても、大丈夫。
人の前では泣かない。
意外に頑固。
生真面目。
わたしに似てしまったところ。


駆け足、一番。
忍者みたい。
オオカミみたい。
海の生物を愛し、星が好き。歴史が好き。
パパが好き。じじが好き。ばあばが好き。従妹が好き。
いつまでも愛せる貴女でいて。

時々魔法を使う。
ひだまりのようなやさしさ。
さりげない気配り。
わたしが知りえない貴女。

どこまでも、可能性を広げていって。



今子育ての節目を迎えて、
ひとの母となった喜びを知る。
大変なことばかりだったけど、
もう全部、優しい想い出に変わった。

転んだら手を差し伸べるのはわたしの役目だったのに、
今は逆に手を引いてくれる。

娘であり、
友人であり、
恋人であり、
仲間であり、

貴女はとても大事なひとです。
もうしばらく、そばにいるね。





〔夕飯〕


サムラータン。和風ビーフン。ハッシュドポテト。



〔誤解〕

娘「猪八戒って、食べられるんだよね」
私「食べられませんよ! むしろみんなで天竺まで行くよ! 」
娘「…なんだよ」

友人と、猪八戒が食べられるシーンを探したという娘。
非常食にされるというのは、日和の中だけの想定です。











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先にすべきことがある。

2013-01-29 14:41:34 | 日記

足りないのは、スキルだ…。





無意識に、ここらの里の土地の相場とか調べていて、
独立した厨房の建設代とか、
絶望的になっていたが、


まず、他にすべきことがあると気付いた。


スコーン作り再開します。
自宅用なら、何の問題もない味の私のスコーン。
ひとさまに召し上がっていただくには、
もう少し濃厚な何かが必要であるのです。

まだ、自信をもって提供するには程遠い、
これじゃまるで、子供のおままごと。
もっと、色んなお店のスコーンを買って食して、
オリジナルレシピを完成させる事。
黄金のレシピを…。


しかしながら。
小麦粉、バター、ミルクあるいは生クリーム…
先立つものがないとね。
仕事がないとね…。


羊毛フェルトはどうしたの?
と、思われているかたもいるかもですが、
あれはね、売れませんでしたよ!
少し腕が上達したくらいかな。
まあ、失敗したにせよ、楽しかったからよしとします。
まだ、残った材料でリベンジを考えてますが、
火がつきません。



そんな折り、k君から電話がきた。
「元気?」と云われて、なんて答えるべきか判らない。
先日車検があって、お金をおかーさんに借りたと聞くと、


ズキリ。 胸が痛んだ。

まだ、この人は自分の車のことも自分でできないのか。
改造ばかりしていて、
結局、車検が通らないという話になり、
大改造した後ろの席を直さないと、という…。
座席取り払って、小部屋を作り、シートベルトも何もなしで、
車検が通るわけないだろうって、
車に詳しくない私だって予想はつくよ。

本当に面倒な男だ。
もう嫌だ、本当に何もかも嫌だ。
嫌だけど、おかーさんが心配になって、夜電話をしてみた。
春休み、娘と新幹線で行くからね、と云いつつさりげなく車検の話。
「まあしょうがないよ」というので「しょうがないんだ」としかいえない。
このまま、こうしてすねかじり息子を抱えて、最期まで生きてゆくのかしら。

おかーさんの面倒はみるけど、
息子の面倒は見ないからね…



久しぶりにスコーンを焼いた。
どうしたら、こんなにまずいものができるのかというほどのお味でした。


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アムリタ。a.3

2013-01-28 14:48:53 | 日記

鼻が恐ろしく痒い。
花粉症間違いなし!なんだけど、
昨夜は頭のなかまでムズムズするようで、
やむなく診療所へ。
カメラの仕事に入れたのに、
苦痛に勝てなかった…

嫌だけど、ステロイド剤を飲むことになる。

でも、気の所為ではなく、頭皮が痒い。
瞼も、眼も、…やられた。







天の甘露(memo)a.3


18世紀 インドの茶園 

一日の日射量、 月の満ち欠け、

計算しつくされた茶畑の傾斜、 高品質の茶木、

秘伝の茶製法、 特別に区切られた畑で、

突然の自然災害のあとに、上質な新芽が芽吹いたので、

それは、満月の日に作られた。

ティーオークションで、紅茶史上最高の取引価格を記録した、

伝説の紅茶。「アムリタ」。

ティーテイスターの私が、友人の経営する医院で、それをひとりの少年に試飲させた。

お湯を注ぐと同時に立ち上がる、上品なアロマ。

紅茶のエッセンスは、少年の重い病を魔法のように払った。

苦しみに飽きあきした彼に、いちるの望みを与え給うた。

明日の朝を迎えずとも知れなかった彼に、

花のようなかんばせの、希死念慮の塊に、

生き汚い真っ白な身体に、

破滅的に美しかった風景に、

リアルなシャドウを作り出す。

不躾な足取りで歩みくる朝のように、

容赦ない歓喜を孕んだ陽ざしを与え給うた。

本当に、不死を招く天の甘露というに相応しい。

しかし、明日を望まなかった少年は、与えられた生に困惑する。

生きる意味がないと云えば、生きる気持ちがないだけだと云われ続けた。

何のために生きるのかと問えば、誰かのために生きるのだと云われ続けた。

生きていれば楽しいこともある。

生きるあなたが必要だ。

生きたくても生きられないひともいようと云うのに。

生きることを強いる言葉が、病の牢獄と化した身体を押し付けてくる。

病んだ身体に残った、生の余韻をも踏みにじる。

生きたい。死にたい。生きたい。死にたい。

想いは、狂おしいほどに翻る。


「…人とは、そういうものだ」


アムリタがめぐる、人の生。

アムリタが変えた、人の死。

その後、何百年も生き続ける少年の体内で、

そのエッセンスがついに消え、人の死がもはや止めようのない現実となった少年の時代に、

再びアムリタは生まれるだろうか。

あの奇跡の茶園で、私の子孫が、

あのマネージャーズバンガローで、出会うだろうか。

天の甘露、アムリタ。










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傾いてゆく身体。a.2

2013-01-26 21:14:40 | 日記


今日は突然カメラの仕事が入ったので、
父の見舞いに行けなかった。
代わりに子供たちが妹について行ってくれたので、安堵する。

父は、身体のだるさを訴えていたらしい。
症状がここまで進行するまでにも、
尋常ならぬだるさはあったろう。
今日はケアに行きたくない、と云い、困ったこともあったが、一度きりだ。
そういうだるさは次第に慣れるというか、
今の身体に馴染んでいくのだろうかと思っていたが、
再びだるさを訴えてきたとあって、
もう、半身を支えているのも限界になってきたのかと心配だ。
そうなったら、車いすはリクライン式になり、
背を預けた格好で過ごすことになるんだろうか…
そしたら、トイレは?
食事は?

こうして、寝たきり状態に…?


私は、仕事から戻ると、
誰もいない家で、束の間眠った。
昨日は全くなかった子宮の痛みが復活していて、
だるい。眠い。気持ちがぐらぐらする。泣きたい。叫びたい。

春なんか永遠にやってこないければいいのに。











a.2




赦せない想いが生じたらどうしよう。
それだけ大きな哀しみに襲われたらどうしよう。
赦せない自分が、正義だと想うとき、
頑なになった、心をどうしよう。

そんな哀しみのときは、沢山涙を流すといい。
何日も、何年も、泣いたらいい。
涙が流れるうちは、わたくしの心は健全であれるのです。
そのための、涙なのですよ。

そして、なお心が荒ぶるなら、
一度、手放してみてはどうだろう。
時間というお薬が、きっとわたくしには必要なのだ。
そのために、時間という概念が、人には与えられたのですよ。

昔、ちいさな水晶が云いました。
どうか、私に、預けて欲しい。
あなたはかわいそうだけど、
広大な宇宙のなかで、その慟哭は誰にも届かないのです。
叫び続けるあなたが痛ましいから、どうか私に預けて欲しい。
私が悠久の時間を生きるなかで、
静かに風化させてしまいましょう。
もし、風にもなれぬ心なら、
次の時代のひとに渡しましょう。
あなたでない、そのひとなら、きっと静かに屠ってくれましょう。

あなたの哀しみが形を変えて、
誰かの道標となれるかも知れません。


だから、わたくしは、心を預けたことがあるのです。
哀しみを刻みつけた水晶は、とてつもなく美しく、陽ざしに輝いていました。
わたくしの胸元で、ずっと囁きかけてくれました。

大丈夫、大丈夫。あなたは、ずっと大丈夫だから、と。


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