愛しいものは、全て魂に刻み込んだ。
心配ないよ。
なのに、
…泣いていたのは、誰だ?
〔雨が洗うように降るから〕
気怠い。
雨が降っていたが、いちお現場待機ってことで、
いつもの現場へ行く。
雨は、止むと思った。
私が晴れ女だからだ。
雨雲はずっと頭上にあったけど、
撮影の時間は落ちてこなかった。
売っていると降り出して、
撤退するときに、本格的に降り出して、
家に帰るちょっとの道、また止んで、
家に入ると、しとしと降りだした。
…愛しい。
空が、愛しい。
〔かわいらしいものが来た〕
友人がかわいいものを詰めて、送ってくれた。
かわいい入浴剤、三毛猫のクッキー、水彩色鉛筆。
娘ときゃああってはしゃいで、
午後は、父を看ながら絵をいっぱい描いた。
絵は娘の方が断然うまい。
構図をこのように…と注文つけて、
髪型もうっすら描いてよ、と注文して、
清書してよ、って注文して、
色は私が塗った。
色鉛筆で塗って、細筆で水をしみこませると、…水彩画になる。
うわああ、簡単
正装した聖徳太子と、小野妹子を描く。
かわいく描けてしまった。
ここにアップできなくて残念。
色鉛筆を贈ってくれた友人に写メ撮って送る。
楽しかったな。
〔夜の介助〕
今晩は父に夕飯たべさせ、今夜は少し力抜こうと思ってたのに、
一人でいらした。
おまけに、ちょうどお通じで、
便座移動にやたら時間がかかって、
父は傾いて壁に頭打ち付けるし、
私は汗だくで支え、腰が…腰がああ…!!
その後、ベッド移動とオムツ替えで時間切れ。
歯磨きはやることに。
ひどいよう!!
私は心の中でシャウト。
父も苦笑い。
「お前たちの方が、断然うまい」
私たちも、日々成長している証だな!
今夜は泣くなよ。
月に、解放するんだ。解き放て、ビリリ。