何故、そこまでしていただけるのだろう…。
〔カンファレンス〕
主治医、看護師さん、KAさん、SWさん、
介護タクシー、介護用品のひと、
デイケアさん、訪問看護師さん、健康福祉課、…総勢12人、
プラス我が家族三名。
二時間に及ぶ会議で、
時間単位の、父のこれからの生活スケジュールが完成した。
色んなひとが、入れ違いに入ってくれて、フォローしてくれる。
でも、介護保険の枠ギリギリの介助で、
私と妹、土曜日の夜だけ孫たちの力が主力であり、
じきにここから、妹母子が消える訳だから、
あくまでも、次回のレスパイト入院までのスケジュール。
父の体調次第で、
ベッドにいるべきか、車いすで座位を取るか、
微調整も必要とされる。
でも、私は物凄く心が穏やかになった。
確実に手伝ってくれる手が、こんなにたくさんあることを知ったから。
あとは、娘として父に接する時間を大切にしたいと想えるほど、
心にゆとりができた。
あれも、これも食べさせてあげよう。
お花をいっぱい見せてあげよう。
きれいにきれいにしてあげよう。
思い出話もしてあげよう。
ここで、精一杯の時間を生きるのだ。
生きることが、できる。
まだ、時間はある。
生きてくれることが嬉しい。
やはり、母の時のような悲壮感は、まだ、ない。
よかった。
ようやく、帰ってくるんだ、この家に。
お父さんが。
もう、大きな声で叫びたいほどよ。
私、頑張るからね!
できることを、精一杯やるからね!!
絶対、負けないよ!!!
みなさん、ありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。
きっと、試練はこれから。
まだ入り口で騒いでいるだけの私たちなのだろう。
でも確かに、
死んだように生きていた三か月が終わるのだ。