想い事 家族の記録

難病の父と生きる
鬱病
ふたり暮らし

かいほうにいざなうことのは。

2013-03-07 20:20:59 | 日記

勇気を持って、行動してみることです。

〔頭痛〕

昨夜から娘が頭痛を訴えていたので、
頭痛用のハーブティーを飲ませ、
頭痛用のバームでマッサージして、
少し楽になったというも、今朝もまだうっすらうずいているらしいので、
疲れもあるのかと思い、学校を休ませた。
娘と久しぶりに朝寝を楽しみ、
ふと、「私はもう、パパには会わない」と告白した。
「様子見てたんだけど、どうもダメそう。ごめんね」
娘は「知ってたよ」と、云う。
「これからは、私がちゃんとあなたを護るから、安心して。
夢を叶えられるように、フォローするから、…頑張ろう」

それから、しばらく娘が音楽を聞かせてくれたので、
そのメロディーを楽しんだ。

〔バスに乗って〕

隣町のバス停まで、循環タクシーで移動。5分程、300円。
ちょうど、10分後に温泉郷行きのバスがきて、
40分ほど、揺られて病院前に到着。780円だった。

できるじゃん!

父の病室に「ばあ!」と云って入ると、驚いていた。
「バスで来たの?」「そう、バスで来ちゃった」
Kさんの娘さんがバスでやってきた、という情報があっという間に広まったようで、
リハの先生、介護士さん、SWさん、次々やってきて、
いきなりおむつ交換の指導になった。
二人一組で寝かせてやる方法で、
思っていたより簡単だった。
まだお通じの方はトイレに移動してやるので、
陰洗はない。
とりあえず、これだけ覚えて帰ればということだけ教わった。
26日に、ケアマネさん、ヘルパーさんも病院に集まって会議の予定だ。

父はお風呂とリハビリがあり、
その間、洗濯したり、
音楽を聞いたり、お茶を飲んだりして待っていた。

k君のことも話した。
お金は諦めていた父。
「もう、家に入れるな。お前も関わるな」と静かに云う。
「もう男はこりごりだろう」「うん。一人で生きたい。私、あの家にずっといてもいい?」
「もちろんだ。まあかつも、子供たちもいずれは出てゆくだろうけど、
田舎に帰れる家があれば、安心だろう」
「うん。ありがとう、お父さん。ごめんね。私が変な男に関わったから、
大切な財産とられちゃって」
「謝ることはないよ。それよりこれからは大変だから、
しっかりやれよ」

父とこんなふうに話したのは、    初めてかも、知れない。

「また来るね!」と云って病院出たのは四時半過ぎ。
また隣町で降りて、帰りは歩いて帰った。

父が帰ってくる。
不安もあるが、してあげたいことも山とある。
庭を花でいっぱいにしよう。
おひさまの匂いを、花の匂いをいっぱいかいで、
美味しいものを食べさせてあげよう。

不安が少し、楽しみに変わった。

不思議な言の葉の力。


コメント (1)
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