想い事 家族の記録

難病の父と生きる
鬱病
ふたり暮らし

とろ。

2013-03-01 15:34:59 | 日記

転章。

〔語り合う〕

昨夜、妹は残業で遅くなったが、
起きて待っていて、話し合うことができた。
お互い、ヒートアップしていた感情が覚め、びっくりするほど冷静になっていた。
私は包み隠さず、「こんなところがとにかく気に障って苦しかった」と話し、
妹も正直に話してくれた。

お互いでお互いに振り回されていると感じていた。
危惧していたことは全て現実で、
想像するに難くないお互いの気持ち。
いい加減大人だし、
お互いどう思って、どうしたいのか、
本当に二人で悟りきっていた、という。

とにかく、妹にとって、この信州自体が、身になじまないらしい。
やることは空回りする。人に誤解される。人生が狂う。
それは、これまでの彼女の人生を見ていたら判ることだった。
信州に来ると、うまくいかなくなる。
何のために生きているのかすらわからなくなる。
関わってくる全てのひとに振り回されてしまう。

それは、私にも経験があった。
私は、東京にいると、おかしくなる人間だ。
東京で、親のいうように生き、
生きている意味を見いだせず、逃亡するも、
幸せになって東京に戻ると、破綻する。
破綻して、生まれた町でやり直そうとしても、
どうしてもなにもかもが空回りしていた。
何故、こんなことがこなせないのか、
本当に不思議でしかたないくらい、運がない。
精神を病むまで空まわって、もう死ぬしかないと思い込むまでその絶不調は続いた。
生まれ故郷なのに、町に嫌悪感を抱き始める。
想い出が真っ黒にい塗り替えられる。
きっといい時代、楽しい時代もほんのちょっとはあったかもしれないのに、
もう思い返す気力もない。
安らぐ場所がない。空気に溺れる。息苦しい。
でも、守らなければならないものもあろうというのに、
とにかく、苦しくて仕方ない、全てのことが。

そして、死のうとしてたら、信州のオジキが迎えにきてくれたのだ。
半年、窓際に転がって泣いて人生を呪っていたが、
そのうち空気が違うことに気が付いた。
おいしい空気。
気怠い夏も、ここならしのげそうな気がした。
とにかく空気に私は癒され、復活できたのだと、断言できる。

だから、もし今東京のあの家で、
親が難病になりました。
仕事を全てを捨てて来てくださいと云われたら震えあがったと思う。

「私は逆に、ここでしか生きれないと思う」というと、
妹は信じられないと云った。
こんな何もない田舎で、車もなくて、お店もなくて、
何を支えに生きているの?
あえて云えば、空気と水かな。
そんなので生きる喜びを得られるの?
はい、なんでか。それに、40分歩けばスーパーはあるし、
温泉もあるし、
病院も一時間歩けばあるじゃない?
さすがに父の病院は遠くて歩けないけど、

まあなんとかなるでしょ。ネットもできるようになったし、
自立支援もあるし、
焦らず心の病と向かい合える。
焦らなくていいというのが、私には強みだった。
ここではそれが赦される。
父の建ててくれた家で、安心して眠れる。
この家が、とにかく私には大事。居心地のいい場所なのだった。

だから、彼女の苦悩を引き延ばしたくない。
此処で全てが狂うと想いがあるなら仕方のないことなのだ。
それは、心が壊れてしまうほど辛いこと。
みんな判っているから、
準備ができたら早く出た方がいいということになった。
助けることはできないけど、
もう、私たちから離れた方がいい。
そういう人生は仕方ないじゃない?
でも、父のことはどうしよう。
きっと、総スカンくらうだろうけど、これも成功の代償だと思って受けるがいいさ。
仕方のないこと。
勇気をもって進むしかない。
私も覚悟は決まった。

まあ、夜逃げみたく何もかも置き去りに出てゆくことにならず安心した。
ちゃんと土台を固めないと、姪っ子も不安になるだろう。
生活することに、怯えさせてはいけない。
過去の娘が震えていたように、あの子まで怖がらせたらいけないよ。
私たち、もういい大人なんだから…


そんな話が4時間続いて、終わった。
とりあえず。日曜日。
私の仕事が終わったら父のところに行き、
話をするかも知れない。


〔恐ろしいほどの魔力〕

今回、満月の解放のお呪いで、
お互いがお互いから解放されたいと願っていたことが
後で明らかになった。
私は人生史上初めて、月のものが二日早まってきていて、
満月の夜に云ってはならぬことを口走り、
タブーを犯していた。
妹も二日遅れてブルーデーがきて精神的にくらっときていたらしい。
女二人で月に惑わされた感じよ。
色んな意味で。


今日。
寝不足だったので、昼過ぎまでウトウトしていた。
○協がきたり、ヤ○ト便が集荷にきたり、

オークションでよくものが動いた一日だった。
雨が降り、
雨音が心地よかった。
学校から帰った娘が「お雛様出そう」というので、
これから出してあげる予定である。




コメント
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