Stay Gold・鍼灸整復一花院・ 若杉昌司

鍼灸整復を生業として、食べること・歩くこと・生きることを大事にしている自由人

躓かない歩き方:長趾伸筋

2017-02-05 07:03:06 | 東洋医学
躓かない歩き方をするために
最も重要な役割をはたす
主な3種類の足関節と趾(ゆび・足指)の伸筋(関節を伸展させる筋)と
これらの伸筋を通る経穴(足の陽明胃経)および
強化とストレッチの方法を
お伝えします
今朝は、3朝連続の2日目で、長趾伸筋(ちょうししんきん)です

長趾伸筋

 経穴  足の陽明胃経(写真:外枠赤色・内側色の丸)
      足三里(あしさんり):犢鼻(外膝眼)の下3寸
      豊隆(ほうりゅう):外踝の上8寸
      解谿(かいけい):足関節前面中央、長母趾伸筋腱と長趾伸筋腱の間、外踝の最尖端に水平

 長趾伸筋を通る 
 足の陽明胃経の経穴である
 足三里・豊隆・解谿は
 お互いに経由して連絡を取り合うことで
 つま先と足関節(距腿関節)が引き上げられ(背屈)
 同時に足が外返し(外反)することで
 躓かない歩き方が可能となります
 

 上りの階段や上りの坂道を歩くと
 つま先と足関節を引き上げる(背屈・外反)ことになり
 強化につながります
 
 下りの階段や下りの坂道を歩くと
 つま先と足関節を引き下げる(底屈・内反)ことになり
 ストレッチにつながります

つづく

次回は、躓かない歩き方:長母趾伸筋をお伝えします。

公益社団法人 大阪府鍼灸師会 スポーツ鍼灸プロジェクトチーム 若杉昌司
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