家に帰ると、玄関の下駄箱の上に、大きなスパナ(工具です)が置いてありました。
老父は、ものを使ったら適当な場所に置きっぱなしにします。昔から、やればやりっぱなしで、片づけることはしない、どうしようもない奴です。
「こんなものどこで使ったんだろう」と、私は不思議に思っていました。
その答えは、冷蔵庫の中にありました。
なんと、イチゴジャムの蓋に大きな穴があいていたのです!
本人に確認したところ、蓋が開かないから穴をあけたんだ、と威張っています。
握力が弱くなって、蓋があけられなかったのかな?
どうやってジャムの蓋をあけようとかと、考えるのは良いことだと思います。
でも、毎日、誰かが家に来るのだから、無理やり穴をあけないで、誰かにお願いして開けてもらえばいいのにね。
蓋に穴があいたジャムは、すぐにカビがはえちゃうんだろうな…。
一応、上からラップをかぶせてきましたけどね。
まぁ、老父は昔から変わり者で、突然変なことをし出す人でした。これは昔から。
突然、予想を超える行動をするのは、生きている証拠なのかもしれませんね。そう思うことにします。