ネギ、生姜、わさびなど、薬味が大々好きな私だけど、日本でいう“西洋わさび”も大好き。ポーランド語ではChrzan(フシャン)といって、どこのスーパーでもこんな風にビンに詰められて並んでいます。2ズウォティ弱(1ズウォティ45~50円)で買えるお手軽なヤツです。日本のわさびよりもマイルドだけど、ちょっとツンと来る新鮮な香りが何ともおいしい。ゴロンカなど脂っこいお肉料理、ローストビーフなどと相性抜群のフシャン(・・想像しただけでいい匂いがしてきそう)。
そういえば、おいしいゴロンカがポーランド人にも日本人にも評判の『PODWALE』という旧市街のお店では、確か、ペースト状のフシャン、刻みフシャン、黄色いからし、の3種類が小皿に添えられてきて、これがまたおいしいのです。ぎっとぎとの脂をさっぱりと緩和してくれるから、いくらでも食べられちゃうんだよね。(ちょっとオーバー。ゴロンカはいくらでもは食べられない。)
脂やたんぱく質たちとよく合うこのわさびくんだけど、私は赤いラディッシュとの組み合わせも大好き。最近、元気な赤ラディシュ(って赤いから勝手に呼んでいるけど正式名称は知らないよ)をよく見かけます。コリコリカリカリ本当にいい音がする。
お野菜について・・・私の考え(根拠は全くない。)では、『根のもの』『葉のもの』『実のもの』をバランス良く食べるのが、きっと何かにいいと思うのです。大雑把なので、ざっと3つに分けてそれ以上のことまではあまり考えないけど^^;
スーパーで手軽に手に入る野菜では、根は、人参や大根、玉ねぎ、ポーランドでは、セロリの根も売られていてとってもおいしい。葉はレタスやキャベツでしょ、実は、パプリカやトマト。お買い物する時は、『ん、そろそろ根を・・・』という感覚で野菜を選んでます。赤ラディッシュは『根』だね。
一束0.99ズウォティ!になっていた赤ラディッシュ、そしてきゅうりを角切りにして(アイツは何気に実?)、{フシャン、マヨネーズ、隠し味程度にほんのちょっとお醤油}のソースで和えてみた。そして、カイワレと海苔をかけて、より和風にしてみました。これをカリコリ食べてうきうきするのです。アボカドや白ゴマを使ってもおいしいだろうな。
考えてみたら、野菜ってとってもカラフル。レゴみたい。ある日はナスやパプリカ、黄色いインゲンなどと、豚のひき肉を使って、具がゴロゴロの野菜カレーを作りました。にんにくやショウガもたんまり入れちゃいます。カレーってとっても元気になる。同じような具でトマト味のリゾットも。乾燥ポルチーニも投入して、バジルをいっぱい振ってみたよ。
それからナスを見ていたらナスの浅漬けを作りたいと思ったのだけど、すぐに全部使い切ってしまった。あ、こちらのナス、ニョキリと巨大なのです。日本のは確かもうちょっと小ぶりだよね。
ところで私は、煮たら煮っぱなし、ピアノを弾き始めたら、たとえ『煮こみ中である』って覚えていても、すぐに弾くのを中断出来ないクセがある。完全に忘れちゃうよりマシだけど。だからナスとかグデデとなることも。お野菜の風味を活かせるようにお料理できたらきっとかっこいいよなぁ。うん。