4歳になる孫ちゃんが「ばぁば大好き」と、私の後ばかり追いかけてくれます。
「だっこ、だっこ」とせがまれて抱き上げると、私の大きな頭を抱き抱えるように手を回して「ばぁば大好き」と可愛げに言うのです。
こんなに必要としてくれる人は今のところこの世でこの子だけなので、嬉しいことなのですが、私がトイレに入ろうとすると一緒に入ると言うのが困ります。
可愛い孫ちゃんの前で、小やら大やらするわけにはいきません。
そこで、どうにか巻いてトイレに入り、右手と右足でドア(引き戸)を押さえながら用をたします。
ドアにはカギがあるのですが、孫ちゃんはカギを開けられるのです。
外からカギを開け、戸を開けようとしても開かないので、ドンドンと戸を叩きながら「開けて!開けて!」と叫ぶ孫ちゃん。
私は必死でドアを押さえます。
ようやく無事終えてトイレから出ると、目に涙をためながら抱きついて来て「大好きだから一緒に入りたかった…」と言う孫ちゃん。
こぼれ落ちそうな盛り上がった涙を見ると思わず私まで泣けてきて、強く抱き合う二人。
孫ちゃんは4歳4ヵ月。
いったいいつまで、私と一緒にトイレに入りたかったと泣いてくれるのだろう。
あと、数ヵ月かもな~