おっさんライダーでいこうぜ

FACEBOOKにはまり2年間このブログ放置してきましたが、再度復活。使い分けが重要なのですね。

ドエえもん 最終話 に感動

2007年11月10日 | 芸能・文化


「ドエえもん 最終話」を知人から借りて読みました。 本当に感動しました。A5判の20ページの本ですが、ヤフオクなどでは1万円以上の高額取引されている作品です。最高取引額は5万円を超えたときもあるそうです。実は、この本は藤子・F・不二雄氏の作品ではなく、ドラえもんファンの田嶋安恵氏による同人誌なのです。2005年ごろより販売され始め、420円で販売されたようですが、1万3千部が売れるヒットとなったようです。藤子・F・不二雄氏はすでに他界されており、正式な「ドラえもん」の最終話は存在してません。「ドラえもん」の出版権を持つ小学館と「藤子・F・不二雄プロ」は、著作権侵害にあたるとして、2006年6月に文書で警告して販売中止と回収、ネット公表の中止を求めました。田嶋氏が売上金の一部を藤子プロに支払うとともに、在庫の破棄、二度とやらないことを誓約して謝罪することでこの問題は決着しました。


なぜこの本がこれほどまでにバカ売れしたのでしょう。この最終話のベースになったのは、チェーンメールなどで都市伝説となった「のび太がドラえもんの開発者説」という話です。ドラえもんファンなら知れ渡っている話でした。それと漫画のタッチが、藤子・F・不二雄氏そっくりで、田嶋氏の名前がなければ、たぶん本物と思ってしまうでしょう。ストーリーの要約を記しておきます。


ある日、ドラえもんが電池切れで動かなくなってしまいました。ドラミによれば、電池交換は可能だが、ドラえもんは耳に内蔵されているバックアップ用記憶メモリーをねずみにかじられて失っています。そのためバッテリーを交換してしまえば、のび太との楽しい思いでも消去されてしまうとの事。選択肢は二つで、一つは思い出を消去しても電池交換をしてしまうこと、そしてもうひとつは未来の技術の進歩に託すこと。のび太は後者を選び、ある大きな決意を胸に秘める。そう猛勉強して、ドラえもんを直すという決意です。それからののび太は、高校では出来杉よりも成績が上となり、35年後には世界トップレベルのロボット工学者に成長しました。工学者になってからしずかちゃんと結婚したのび太は、ある日しずかちゃんの目の前で、努力の末に修理完了したドラえもんのスイッチを入れます。ドラえもんが、電池切れの直前の状態で、「のび太君、宿題終わったのかい?」と言い復活します。のび太は「いま終わったよ」と答えるのです。



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