忙しい!のにお金もない!あなたを救う行動法則 舛田 光洋 大和書房 このアイテムの詳細を見る |
チラシを見て遠くても少しでも安いお店に行ったり、
いろんな節約術をためしてみてもどうしても貧乏感から
抜け出せない! という人におすすめの一冊。
「忙しい!のにお金もない!あなたを救う行動法則」です。
貧乏から豊かさへシフトするための行動法則が書かれた
本です。
書籍の前半に貧乏法則がのっているのですが
これが自分にあてはまるわ、あてはまるわで(滝汗)
さすがバリバリに貧乏を体現していたという著者の
いうことだけあってめちゃめちゃ説得力アリです。
たとえば「いつも『お金がない』が口ぐぜ」とか、
「生きるのに最低限度いくら必要かが明確である」等々。
「生きるのに最低限~……」の法則では、貧乏貧乏
とはいっても、なぜか「死なない程度」にはお金をちゃんと
確保できる。
でも、貯金ができるとか、もう少し豊かさ感がある
生活ができるようになるかといったら、なぜかできない。
お金の問題で悩んでいる方の大多数はこのあたりの壁が
なかなかこえられないで苦しんでいるのではないでしょうかね。
著者は貧乏サイクルにはまっている人は、性格が悪いのでも
なんでもなく、「働いているわりには(努力しているわりには)
一向にお金持ちにならない、という事実があるのみ」と主張。
まずはこれを認識して、「貧乏グセ」を直すことで「貧乏ヒマなし」の
サイクルから抜け出して、「お金持ちヒマあり」の豊かさにシフト
できると述べています。
我が家では貧乏神をたたき出すプロジェクト(略して
「びんたたプロジェクト」)が極秘に(?)進行しておりますが
豊かさへシフトするために行き着く結論・行動指針は
この本に書いてある通りだなあ、と実感。
たとえば「給料の10倍働く」という項目があります。
これは私が家人に「ウチの家訓だから~」ともう何年も前から
何度もいっている言葉です(←鬼嫁)。
言葉って本当に実現する力を持つんですね。
その言葉を聞いた家人が「自分のもらっている給料は
○○円。その10倍は○○円だからその額の利益を出す」
ということを目標に素直に実行していったら(時間は
かかりましたが)上の人からのお引き立て等があって、
収入があがった、という事実があります。
(※ただしここでいう「10倍働く」とは労働時間を10倍にする、
という意味ではありません。同じ時間単位(勤務時間内)に
おいて、創意工夫と知恵を絞って10倍の効果を出すという
意味です)
また「今月は使いすぎたから我慢しなきゃ」は逆効果とか、
「節約」ということを意識するよりも「使ったお金が本当に
効果があったのか」ということに意識を集中した方がいいと
いうのもその通りで、私も世間一般でいう節約術を実行しようと
すればするほど家人とのケンカは増えるわ、そのわりには
貯金ができたわけでもなく(^_^;)
むしろ貧乏サイクルまっしぐらだったんですよ~
(もちろん節約道を極めて豊かになった方も、いるとは
思いますが)
ムリに節約することをあきらめて(今は軽く意識する程度)、
「本当に自分にとって必要なモノか」とか「お金を払ったことに
対する効果(リターン)の大きさはどうか」ということを
徹底的に考えるようになりました。
あと、特筆すべきは時間とお金(豊かさ)の関係でしょうか。
忙しくて時間がない、何かにいつも追われているという場合、
「自分の仕事が明確じゃない」と著者は指摘しています。
主婦業をされている方も、「自分の本当の仕事は何か」を
一度考えてみるといいかもしれませんね。
人によって答えがちがってくるとは思いますが、私の場合
「家人に成功感と幸福感を持った、徳のある人生を送って
もらうこと。一生が終わって家人があの世に行ったときに
自分としてよくがんばった、といえる人生を送ってもらうこと。
そのサポートが私の仕事」
ということになっています。
なので、掃除・洗濯・料理は(それも当然やるけれど)
あくまでもサブの仕事であって、本質的な仕事じゃないっていう
認識になるのです。
それを軸に考えると、今自分がやるべきこと・捨てるべきこと
(あきらめるべきこと)等が明確に見えてくるので迷ったり
時間におわれてあたふたすることがだいぶ、減ります。
この本を読んで、自分が今トライ中のところ、そして自分が
まだ意識してなかったところ、次にやるべき課題や行動等が
明確になりました~。
とても参考になってよかったです。
貧乏サイクルから抜け出して豊かになりたい人に
おすすめです。
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■今日の小ネタコーナー1■
本書の中に「行動することの大切さ」が書かれて
いましたが、これも本当にその通りだと思うんですよ。。
たとえばこういったお金と豊かさに関する本を紹介
しても、「アナタ、この本は絶対読まなきゃダメ!!」
っていうような人が見事にスルーして無関心で、
ふだんからよく勉強もし、実行もし、「特に読まなくても
アナタなら大丈夫」っていう人に限って熱心に読んだり
するんですよ~。
確か聖書でしたか「持てる者はますます富み、
持たざる者は更に失う」っていう言葉があったと
思うのですが、これってまさにこういうことを
指しているんじゃないかと思うんですよね~。
■今日の小ネタコーナー2■
心の奥深くで貧乏を肯定する方は本当に
多いんですね。
たとえば経済的に苦しい立場の人を
ニュースかなんかで見たりすると、
「こういう人がいるから、自分だけが豊かに
なってはいけない」と無意識に心に刻み込んだり
する方が案外多いんですよ~
自分が豊かになることに罪悪感をもってしまい
豊かな自分を肯定できないんですね。
でも、ここでちょっと考え直してみてください。
豊かになることに罪悪感をもって、現状維持なら
そのまま何も変わりませんが、正当な努力に
よって大金持ちになり、その一部を貧困から
抜け出すための教育投資等に寄付すれば
確実に貧しさは減って、世の中は少し変わって
行くと私は思うんですよ~
豊かさを肯定する気持ち、大事にしたいです。
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