an empty page

空白のページを埋めるように、日々のできごとあれこれつづります。

日本経済不況の本当の原因

2009-03-30 17:53:13 | 日記・雑文

3月に集中して有識者、経済学者、とある雑誌編集者等の
話を聞く機会があり、最近の経済・政治情勢について
興味深い内容がいくつかありました。

今回は印象に残ったことをいくつかまとめてアップです。


■日本の経済不況の原因は金融引き締め政策にある
サブプライムの影響が世界に広がったが、実はいちばん
傷が浅かったのが日本。
日本はサブプライムローンの問題が出てくる前から
不況に入っていたが、原因は金融政策ミスによる。
2003年頃からゆるやかな好景気が続いていたが、
「またバブル景気がくるのがこわい」と思った政策当局者が
政策金利をあげて、市場に出回る資金の流通量を減らした
結果、不況になった。
つまり人為的に好景気をつぶした結果が今の状況という
こと。

■大恐慌はおきない
マスコミや経済誌などを見ると悲観論が多く、「大恐慌がくる」
といっているものも多いが大恐慌は「おきない」。
1929年の時と決定的にちがうのは資金が流れていること。
各国が協調して資金の流れが詰まらないようにしているため、
恐慌はおきない。
それよりむしろマスコミの悲観論にのせられて財布のヒモが
固くなりモノが売れなくなって本当の不況がくる(きている)
ということに警戒すべき。

■不況だけで会社がつぶれるわけではない
好景気のときも、実は7割の会社が赤字。
それも「税金を払いたくない」という理由でもともと
黒字にするつもりがないところが結構ある。
そんなところは不況がきたらあっというまにつぶれるのは
あたりまえ。
好景気のときは能力がなくても経営ができるが、不況の
ときこそ経営能力がためされる。

■本当の危機に陥っているのはマスコミ
フリーペーパー、インターネットや携帯の普及で本当の経営危機に
陥っているのはマスコミ。「大事件」や「大悪人」が出てこないと
部数や視聴率がのびないのでそれを創造しているところが
ある。人間、いいことより悪いことの方がインパクトがある。
「不況」をメシの種にしている人たちがいることも、知っておく
必要がある。


以上、ざっと書きましたがなるほど~と思うこと多数。
今回もいろいろ勉強になりました~。

※偶然にもマスコミ経営危機を裏付けるニュース&恣意的な
内容を流していたというニュースがネットにあがってました。
ご参考までに。

[追記] 2009.11.22 18:02
鳩山政権になって経済の行方に関する記事をアップしました
(2009年11月22日時点)
10年不況へのカウントダウン

■ああ、日本から夕刊が消える!(gooニュースより):
http://news.goo.ne.jp/article/facta/business/20090330-01-00-facta.html

■「報ステ」に重大な倫理違反=放送人権委(Yahoo!ニュースより):
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090330-00000105-jij-soci

*************************************************
■今日の小ネタコーナー1■
今回の話でマスコミが意図的に情報を操作している……
っていう話に激しく共感。
某人が指摘していた話ですが、とある新聞(全国紙)の
投書欄に「子どもが3人いて、税金や保険料の支払いが
大変。ウチには自動湯沸かし器も電子レンジもない」という
記事がのっていたそうな。
確かに子育てはお金がかかるし、税金や保険料の
支払いが大変であるのも事実ですが、本当に欲しければ
新聞の定期購読を2~3ヶ月やめれば、電子レンジくらいは
すぐ買える。
何を選択して何を買うかは自由、っていう話を
貧乏話(?)にすりかえているだけなんですね。
某人は同じように「電子レンジも湯沸かし器もない」という人の
話もしてましたが、その方は「経済的な問題ではなく、
ライフスタイルの問題」と堂々としていたそうです。

■今日の小ネタコーナー2■
もう一点、最近のニュースで私が気になったのは
東京マラソンの参加権利をオークションにかけるなど、
セレブ枠を設定することを都が検討しているという記事。
その記事を書いた人(もちろんプロのマスコミ人)は
最後には「セレブ枠で得た収益金をチャリティー等で
使うならまぁいっか~」的な内容でしめてはいたものの、
「セレブ枠を設けるということは、貧乏人は参加
するなということか」という内容が記事のまん中あたりに
入っていたんですよね。
もし、東京マラソンの参加枠のすべてがセレブ枠になる
というならその主張ももっともだと思いますが、
10%なり15%なりごく一部にそうした枠ををもうけて、
お金を払いたい人にはたくさん払ってもらい、そこで得た
収益をチャリティー団体に寄付するなり、公園を整備する
など都民に還元されるように使えば全然問題ないことだと
私は思うんですが。。
お金をたくさん払った人もマラソンに参加できて嬉しいし、
参加してなくても増えた収益で社会環境がよくなる等で
結局多くの人が恩恵を受けることになります。
経営論からいっても、これは正しいことですし、是とされる
べきことであろうと思うのですが、こんな感じでマスコミは
お金のある人を嫉妬する風潮を作っているわけです。
私たちは知らないうちに洗脳されていってるんですね。。
こんな恣意的に書かれたものにそうだ、そうだと同調
していたらいつまでたっても貧乏を愛する傾向が抜けなくて、
それこそ貧乏神と一生のおつきあいですよ。。
ホント、こわいわぁ~



人気ブログランキング(地域・北海道)

gooリサーチモニターに登録! 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする