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新潟県 佐渡島をめぐる旅

2014-05-10 15:40:32 | 鉄道と船の旅
新潟県 佐渡島をめぐる旅

今回は、佐渡島をめぐる旅を紹介します。
佐渡島へは、新潟港-両津港、寺泊港-赤泊港、直江津港-小木港 の3ルートがあります。船の本数が多く、佐渡島に到着する港が便利なことから、新潟港-両津港を選択します。
観光には、佐渡汽船が設定した船と観光のセット旅行 9780円が便利でお徳です。
ただし、このセット旅行は、前日までに予約が必要なため、今回は乗れず、船と島内観光を別々にしました。
今回は、往路:ジェットフォイル、観光バスでの島内観光、復路:カーフェリ にします。
ジェットフォイルは、全席指定で船の甲板に出て海を見ることはできません。
この船は、出港する際、飛行機のジェットエンジンを始動するような音がして、普通の船の倍くらいのスピードで航海します。
私は、船は遅くても甲板をのんびり歩くのが好きなため、残念です。
新潟港を出ると、途中は海だけで、しばらくすると遠くに佐渡島が見えてきます。
65分で佐渡島へ到着です。

佐渡島は、島ですが沖縄の次に大きい島のため、レンタサイクルでまわることは距離的に難しいため、路線バスと観光バスでめぐることにします。
9:00に両津港について、観光バスは、13:00発のため、まず路線バスで「トキの森公園」へ向かいます。
トキは、日本産が絶滅したため、佐渡島にいるのは、中国産のトキです。

中国産トキのつがいを中国からもらって孵化させて増殖に成功し、現在90数羽のトキが成育され、毎年10羽くらいを自然に放鳥しています。
まず、「トキ資料展示館」で400円の入場券を購入し、トキの生態、歴史を理解し、成育場を遠くから見ることができます。
次に「トキふれあいプラザ」では、子育て中のトキをガラス越しにまじかに見ることができます。
ドジョウを池に放流し、その池がガラス越しで見るようにしたもので、親鳥がドジョウを取る仕草をよく観察できます。



次に両津港へバスで戻り、両津の街並みを散策します。
加茂湖の岸を歩きますが、歓楽街の飲み屋が半分くらいがつぶれ、大きなホテルも3割ほど倒産しています。
湖は、海水がまざったものでカキの養殖イカダが多数湖面に浮いています。
佐渡の雪が残る山を背景にした湖は絵画のように美しいです。

昼飯は、海鮮チラシを食べ、観光バスに乗ります。
観光バスは、「おけさA 」のコースで
白雲台 - 金山 - 尖閣湾 - 夫婦岩 をめぐります。
まず、30分ほどして白雲台に到着です。ここは、残雪の残る展望台で、両津湾、平野部、真野湾 すべてを見渡すことができます。
天気が良かったため、佐渡島全体を見渡せるような絶景が広がっています。
展望台の北側には、妙見山の観測レーダーが見えます。

次に、30分ほどして「佐渡金山」に到着です。
佐渡金山は、1601年から掘られ、江戸時代から昭和の前半まで、金、銀を産出し、1989年閉山になるまで掘られていました。
佐渡島では、金山とはいわず、金銀山と呼んでいます。確かに金と銀が産出しており、その量では、銀の方が多かったためです。
観光できるのは、「宗太夫坑」と「道遊坑」の2つあります。
どちらも入口は同じで、入場券はどちらかを選択するか、または両方を見ることも可能です。
今回は、ツアーはどちから1つだけのため、宗太夫坑を見学します。

坑道は、足元をコンクリートで固め、石見銀山のように水滴の落下もほとんどなく、アップダウンも少なく安全です。
採掘を再現する人形が各ポイントに多数配置され、人形も動きがあり、多少話し声も聞け、説明も掲示されています。

30分ほどで坑道を見学し、その後資料館で金採掘から金の小判ができるまでをミニチュア模型で展示しています。
佐渡島の金山は堀過ぎて山が2つに分かれるほど、非常に凄まじい採掘であったことがわかります。
最盛期には、この金山に5万人ほどの人が住み、繁栄していたそうです。


次に尖閣湾に向かいます。
ここでは、海中透視船に420円で乗船できるので乗ってみました。船室にアクリルガラスで船底から海中を見えるようにした小舟に乗り、15分ほど尖閣湾を遊覧します。
420円と安く、音声案内もあり是非乗船してください。
グリーンとブルーの混ざった美しい海とそそり立つ奇岩が見れます。
その後、展望台から尖閣湾を眺め、ミニ水族館でこの辺りに住む魚が見れます。

次に30分ほどして、夫婦岩を見ます。
左に妻、右に夫の岩が海岸にあります。
近くまで歩いて行けるので見てください。

これで観光バスのコースは、終了です。
両津港で晩飯を食べて、19:30発の新潟港行きに乗ります。
この船は、カーフェリのため、甲板に出て海を眺められます。
やはり、甲板で船に乗るのが船旅らしくていいです。
佐渡島で購入した日本酒「湧水」を甲板で飲んでくつろぎます。
22:00に新潟港に到着し、新潟に宿泊します。

佐渡島は、今まで何度も新潟に行った際、行ってみようと思っていましたが、
船の便、時間で都合がつかず諦めていました。
今回、前日夜に新潟に宿泊して早朝から船に乗れたため、やっと佐渡島へ行くことができました。

金山、トキ、尖閣湾、たらい舟 など 佐渡島ならではの観光スポットがたくさんありますので行ってみてください。

京都三大祭 葵祭のご案内

2014-05-07 00:09:28 | JR御殿場線の旅
京都三大祭の葵祭を紹介します。
葵祭は、毎年5/15に開催され、今年は、木曜日の開催です。
平安絵巻を再現する艶やかな祭です。

スケジュール
京都御所 出発(午前10時30分)堺町御門 → 丸太町通 → 河原町通 → 下鴨神社到着(11:40)
社頭の義・出発(14:20)→下鴨本通 → 洛北高校前(14:40) → 北大路通 → 北大路橋(14:55) → 賀茂川堤 → 上賀茂神社到着(15:30)

Kyoto Gosho 10:30 →Marutamachi-dori→Kawaramachi-dori
→Shimogamo Jinja Ar.11:40 Lv.14:20 → Kamigamo Jinja Ar.15:30
(Time stated above will be sometimes a little behind schedule.)

葵祭は、下鴨神社と上賀茂神社の例祭です。
時代祭りは、明治時代の平安神宮建設後の祭で歴史が浅いですが、葵祭は、平安時代から開始されている歴史のある祭です。
平安中期の貴族の間では、単に「祭り」と言えば葵祭のことをさすほど有名な祭です。

この祭の見どころは路頭の儀(行列)で、勅使をはじめ検非違使、内蔵使、山城使、牛車、風流傘、斎王代などが、当時の平安貴族のあでやかな姿で列をつくり、京都御所を出発し、下鴨神社へ、さらに上賀茂神社へ向かいます。
総勢500余名、馬36頭、牛4頭、牛車2基、輿1台の風雅な王朝行列が、約8キロもの距離を練り歩きます。

有料観覧席
1席 2,050円 で全席指定で販売されていましたが、4/1に完売しています。

今年は、5/15(木曜日)の平日ですが、沿道は人だかりで一杯になりますので、下記のような方法で鑑賞することをお勧めします。
1.見る場所を決め、通過予定時間の1時間前くらいから出来るだけ沿道に近い場所を
確保する。
丸太町通り、北大路通 は、道幅が広く、歩道も広いのでお勧めです。
2.時間がない場合、行列の先頭が通る場所を探し、行列と反対方向に進んで行き、
短時間で行列全体を見る。

祭は、午後から混み合って来ますので、丸太町通りで午前中から見ると比較的人が少なく、行列のメンバーも疲れていない生き生きとした姿を見れます。

葵祭のお菓子として お勧めは、老松の「流鏑馬(やぶさめ)」です。
下賀茂神社で行われる流鏑馬から作られたお菓子です。
表面の端には、葵(あおい)の葉が焼印されています。
中は、粒あん。おいしくまた結構食べ応えもあります。


雨天順延ですので天気予報を確認してお越しください。


信州 野沢温泉、上杉謙信 春日山城 をめぐる旅

2014-05-04 23:07:26 | 鉄道とバスの旅
今回は、信州北部の野沢温泉、および新潟県上越市にある上杉謙信の春日山城を巡る旅を紹介します。

長野からJR飯山線で戸狩野沢温泉駅で下車し、駅前からバスに乗り15分で野沢温泉に到着です。

飯山線では、千曲川と山々の木々の新芽も鮮やかで、すがすがしい風景を鑑賞できます。

旅館に到着し、温泉街を登っていくとスキーのジャンプ台が見えてきます。
近くまで行ってみると4/末というのにまだ山には残雪があり、スキーの長坂リフトも動いています。
若者がスキーウエアで車から降りてきてリフトに乗っていきます。
山の上には、5つのゲレンデがあり、2つのゲレンデ: やまびこゲレンデ、上の平ゲレンデは、5/上旬まで春スキーを楽しめます。
ジャンプ台をまじかに見るのは、札幌の大倉山以来です。
急な傾斜に改めて驚きです。
よくこの傾斜をジャンプする気になるなと思います。

山の裾野まで行ったので、温泉街へ戻り、大湯へ行きます。

まず松葉の湯、大湯、河原湯、麻釜、滝の湯、麻釜の湯、真湯とめぐります。
お勧めは、大湯、真湯です。
大湯
観光ガイドの掲載されている有名な大湯です。
この外湯は大きく、ぬる湯と熱湯があります。
ぬる湯でも熱いです。
ここは、外湯で湯船が広く、建物も大きくきれいです。
ただし、観光ガイドの写真は、大湯の回りに家がないように見えますが、
大湯の回りは商店街で、家もすぐ近くにあります。

真湯
真湯は、高台にあり、野沢温泉の街並みを見渡すことができます。
建物が新しく、湯は白濁ですが、湯温は適温でゆっくりとあたたまれます。
野沢の外湯で驚くのは、入口から着替え場所に入ると即湯船が見えることです。
これほど着替え場所が湯船に接近している温泉は初めてです。
少し着替えが恥ずかしいような所です。
13の外湯がありますが、建物は木造の四角形状です。
男湯、女湯は上部の空間は1つのため、アベックが風呂を出る合図を話せば聞こえるので便利です。
湯は、その場所により、透明、うすい白濁、湯の花が浮いているもの、白濁と4種類ほどもあります。

また、入口の近くに賽銭箱があり、気持ちだけ寄付することを勧めています。
しかし、地元の方や観光客は、あまり寄付していないにようです。

次に麻釜です。
ここは、地元の方が温泉卵や野沢菜を湯がいたりして温泉を活用する場所です。
観光客は火傷の恐れがあるため立ち入り禁止です。
地元のお母さんが忙しく野菜を洗ったり卵を入れたりしています。
温泉らしい風景です。

大湯の近くの酒屋で奥信濃 野沢の地酒 「水尾」を購入します。
この酒は、野沢温泉と飯山で限定販売されている銘酒です。
宿で飲んで見ると、辛口ですが、まろやかな味で絶品です。


翌朝、戸狩野沢温泉駅から春日山へ向かいます。

春日山駅に12:07着で駅前からバスに乗り、10分ほどで春日山荘に到着し下車します。バスは、1本/時間ですので乗り遅れのないように。
春日山荘バス停の西に、上杉謙信の騎乗像があります。
合戦での謙信の勇ましい姿が見れます。

西へ行く200mほど歩くと、大手道の石碑があり、左折すると大手道、直進すると春日山神社に分かれます。
当時の春日山城は、大手道から入るようになっていたので、左折して大手道から本丸を目指します。

100mほどで大手道公園があり、その先200mほどで、番所跡があります。
ここで城に向かう人々を検問していた場所です。
番所から天守閣を仰ぎ見るとすばらしい風景だったそうです。

さらに山を登って行くと南三の丸屋敷があります。
ここには、城の重要な屋敷があったところです。
この先で道は、3方向に別れるので慎重に選択してください。
本丸へいく道を選択します。

しばらく登っていくと柿崎和泉守屋敷があります。
ここは、重臣柿崎氏の屋敷があったところです。
ここから上越氏の平野が見渡せます。

次に上杉景勝屋敷があり、ここからも良い眺めが見えます。
次に小高いところに鐘楼があります。

ここから上杉景勝屋敷跡を見ると結構大きな面積を占めていたことがわかります。

次に大きな井戸があり、今でも多くの水をたたえています。
春日山城を建立する際、本丸は井戸水がわき、山頂に近い場所を条件に建てたそうです。

さらに登ると本丸と天守閣跡に到着です。
通常、天守閣跡が一番高いところにありますが、春日山城は、本丸跡が山頂にある変わった城です。
本丸跡からは、上越市の平野、直江津港が気持ち良く見渡せます。

天守閣跡からは、山々の芽吹いた新緑がまぶしいです。

本丸跡と天守閣跡からの景色は、この城で最高の景色ですので石に腰掛けて見渡してください。

次に護摩堂、諏訪堂、毘沙門堂です。


毘沙門堂は、謙信が出陣の前にこもって戦勝を祈願した所です。


次に直江屋敷へ向かいます。
ここは、直江兼続の屋敷があったところです。

次に春日山神社へ参拝し、最後に上杉謙信の立像を見ます。

謙信の立像は、ロータリーのような所の中央部の小高い所にあります。
下からの写真となるため、写真撮影は難しいところです。
ここで春日山城の訪問は完了です。

山を下って、春日山荘のバス停へ向かいます。
春日山荘の向かいに上越市埋蔵文化センターがあります。
ここは、無料で上杉謙信の歴史を詳しく紹介しています。

見学を終えて玄関に出ると武将隊の上杉謙信役の方が、春日山城訪問に御礼を言っています。直接話せたので活動状況を聞きました。
話し方は、上杉謙信そっくりにしているため、ちょっと偉そうな話し方です。
最近、各地の城では、武将隊を設置する所が増え、武将隊同志の交流や、戦国武将隊の競技会などが増え、出張活動も増えたそうです。
謙信役は、普段この上越市埋蔵文化センターと春日山城周辺で活動していているとのこと。
なかなか立派な鎧姿を着ることができ、上杉謙信役を担当できるので幸せそうです。

春日山駅に戻り、直江津駅から新潟へ向かいます。

春日山城訪問には、春日山駅から3時間ほど見ておけば良いでしょう。
梅雨の前の5月がベストシーズンです。ビッグスケールの山城ですので是非おでかけください。