本丸御殿再建中の名古屋城を訪れる旅

今回は、本丸を再建中の名古屋城を訪れます。
名古屋駅から地下鉄 土日エコ切符600円を購入し、 名城線に乗り市役所で下車
徒歩5分で東門の名古屋城入口から入場します。

名古屋城は、1959年に天守閣が再建されました。
本丸御殿は、近世城郭御殿の最高傑作と言われ国宝に指定されていた建物で、現在、国宝になっている京都二条城の二の丸御殿と並ぶ武家風書院造の双璧と言われていました。

地下鉄フリー切符を見せると入場料500円が400円になります。
まず入ってすぐにある二の丸茶亭で抹茶セット525円をいただきます。
和菓子がおいしいです。

次に加藤清正の石引の像を見て表二之門から本丸へ入ります。

本丸御殿の再建は、2018年3月に完成します。
現在、1/3が完成し、玄関と表書院が公開されています。

まず、金色を背景にした虎の襖絵がお出迎えしてくれます。
続いてイタチ、梅、松の襖絵が見えます。いずれも「狩野派」の作品です。
部屋ごとに異なる題材で床の間絵、襖絵などが描かれ、豪華に彩られています。
新築のため、木の新しいにおいが爽快です。


続いて現在建築途中の本丸をヘルメットをかぶって見ます。
階段を登って3階から建築現場を見学します。

木造の梁のつなぎが見れます。
梁を釘を使用せずつないでいます。
手作業で木を組む熟練の技です。
また、天守閣の北西には、材木の加工場も見物できます。

建築現場見学の後は、本丸の復元作業の写真を見学します。
屋根の断面構造を見ると多数の木の板を重ねてできていることがわかりました。
多数の檜が使用されており、よく檜を調達できたことと思いました。

続いて、天守閣へ行きます。
名古屋城の天守閣は、鉄筋コンクリートで5階までエレベーターで上がれます。
地下1階からエレベーターに乗り、5階から7階まで階段で展望室へ行きます。
名古屋市内を眺め、5階から展示品を見学します。
石をロープで引くチャレンジ、金鯱にまたがり記念写真を撮ったり、江戸時代の名古屋の街並みを散策したり、鎧兜の展示が見れます。


次に、木造加工場の見学では、巨大な材木をカンナで削り出していてその精巧さはすばらしい技術と感心しました。

最後に、二の丸広場へ行くと、おもてなし武将隊が戦のショーをしており、加藤清正、前田利家が見れます。

今、名古屋城は、たった400円で、天守閣、本丸の1/3、建築現場の見学、おもてなし武将隊のショー と多くの見学ができます。
特に、建築状況や材木の見学は、見学する人が見やすいように工夫されており、貴重な見学ができます。
一度お立ち寄りください。