先端技術とその周辺

ITなどの先端技術サーベイとそれを支える諸問題について思う事をつづっています。

さっそく成果上げた中国の月裏側の探索

2019年05月18日 18時33分00秒 | 日記
中国は、技術については海外留学生の呼び戻しや、世界の大手メーカーの製造工場を引き受けたことで、劇的な進化を成し遂げたが、科学分野では、未だ今一歩である。それは科学論文の数は激増しているが、世界からの引用数は少なく大した成果を出していない。それが少しづつ変わりつつある。
 
中国の無人探査機「嫦娥(じょうが)4号」が着陸した月の裏側の画像/NAOC/CNSA

中国の無人探査機「嫦娥(じょうが)4号」が着陸した月の裏側の画像/NAOC/CNSA

(CNN) 今年1月に人類史上初となる月の裏側への着陸を果たした中国の無人探査機「嫦娥(じょうが)4号」。同機を通じて月面のサンプルを調査することで、月にまつわる最大級の謎の1つが解き明かされようとしている。15日刊行の英科学誌ネイチャーが伝えた。

現在研究者らが突き止めようとしているのは、月のマントルの成分だ。マントルは地殻と核の間にある層だが、隕石(いんせき)などの衝突で地殻が破壊されると地表に露出する。

今回、着陸後の嫦娥から降ろされた月面探査車「玉兎2号」は月の裏側で最も古く最も大きいクレーターとされる「南極エイトケン盆地」を調査。データとなるサンプルを回収した。

直径約2500キロのクレーターから得られたサンプルを分析したところ、かんらん石の痕跡が検出された。より深い部分のサンプルは、さらに多くのかんらん石を含んでいた。

従来の学説では、初期の月の表面を覆っていたマグマの海が冷えることで、玄武岩でできた地殻とより重い鉱物からなるマントルがそれぞれ形成されたとしている。今回のサンプルの分析をもとに、研究者らは月のマントルについて、かんらん石と輝石を同程度の割合で含んでいる可能性があるとの理論を展開している。

かんらん石と輝石は、地球のマントルの上部からも検出されている鉱物だ。

玉兎は引き続き新たなサンプルを集め、月の成り立ちやクレーターの起源を探る任務に従事する。研究者らは現在、これらのサンプルを地球に持ち帰ることができるかどうかについても検討している。

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IT機器の指紋認証

2019年05月18日 18時19分38秒 | 日記
スマホやPCの指紋認証は今さらであるが、指紋を押す場所が限定されてた。2020年のiPhoneモデルでは、スクリーンの下部に一連のピ
ンホールカメラが配置された様子が描かれ、画面のどこをタッチしても、指紋認証が可能になるという。この方式だと使いやすく、ごく自然に不住するのではなかろうか?

従来の指紋認証システムは、端末の特定の位置に指を置くことを要求されたが、この方式であれば、自由度が増し、直感的な操作が可能になる。

新たな指紋センサーは、指紋をマッピングするだけではなく、3Dモデル化して認識するという情報も得られている。今回の特許資料には、実際に稼働中の製品のプロトタイプの写真も添えられており、このテクノロジーが完成に近づいていることも見えてきた。

iPhoneファンの間では既にFace IDの利用も定着しているが、新たなTouch IDはFace IDを置き換えるものではない。顔認証と指紋認証を組み合わせ、さらに強固なセキュリティを実現できるのだ。これにより、従来よりもセキュアな決済が可能になり、iPhoneがパスポートに置き換わる存在になる未来も近づくことになる。

ただし、アップルが今年発売するiPhoneの新モデルに、この指紋センサーが搭載される可能性はかなり低い。搭載が見込めるのは2020年に発売の端末だ。iPhoneの新機種を待ち望む人は、今年のアップグレードは見送り、来年まで待ったほうがいい。
 
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