先端技術とその周辺

ITなどの先端技術サーベイとそれを支える諸問題について思う事をつづっています。

東京圏では新幹線も通勤電車!

2019年05月06日 23時12分38秒 | 日記

東洋経済の調査によると、東京圏では新幹線も“通勤電車”として定着しているという。

東京23区内で一戸建て住宅を買うのは金銭上の制約が大きすぎるが、新幹線で通勤できる郊外や近郊都市であれば、23区内と比べ価格が割安で手も届きやすい。逆に、自然あふれる環境は都市部では得られないメリットである。親の介護などで実家に近い場所に住みたいと考える人もいるだろう。

新幹線通勤に補助金も

新幹線通勤を認める会社も多い。2016年度の税制改正で通勤手当の非課税限度額が月10万円から15万円に引き上げられたこともあり、新幹線通勤の範囲が広がった。東海道新幹線でいえば、東京―三島間(1カ月の通勤定期代は9万2220円)から、東京―静岡間(13万3860円)に伸びたことになる。

それでも、新幹線通勤の定期券代は一般の通勤電車と比べれば高額になるため、社員に一部を自己負担させる企業も多い。また、通勤距離が長く、終電も在来線より早いことから、残業で終電を逃した後のタクシー代や宿泊代は負担しないといったルールを設けている企業もある。

一方、地方の人口減少対策として一定の条件を満たした居住者の新幹線通勤に対して、補助金を出す自治体も増えている。

北陸新幹線の佐久平駅がある佐久市(長野県)は月額最大2万5000円を、東北新幹線の那須塩原駅がある那須塩原市(栃木県)は同1万円を補助している。上越・北陸新幹線の熊谷駅がある熊谷市(埼玉県)も同2万円の補助がある。ただ、熊谷駅は東京駅から64kmしか離れていないので、近すぎるという理由で新幹線通勤を認めない企業もあるかもしれない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雷雲の荷電は13億ボルト!

2019年05月06日 22時45分39秒 | 日記

雷雲の荷電は13億Vにも達し、、宇宙から降り注ぐ荷電粒子のおかげだと学術誌「Physical Review Letters」に掲載された論文が説いていると言う。雷雲は、大きな雨雲の上部で、氷が発生しそれが重さで下部に落ちる際に摩擦で静電気が起きて大きな電場が出来るとされていたが、エネルギーの大きさから言って新説の方が適切?

 

それによると、まったく新しい方法を使って雷雲全体の電圧を分析したところ、瞬間的に13億ボルトにも達していたという。その電力はおよそ2ギガワット。これはニューヨーク市全域に電力を30分間供給できるほどのエネルギーだと、論文の共著者で、インド、ムンバイにあるタタ基礎科学研究所の高エネルギー物理学者であるスニル・グプタ氏は語る。

「それだけの電圧を地上で達成させるのはほぼ不可能です。しかし、自然はいとも簡単にそれをやってのける方法を知っているようです」

 巨大な雷雲の電気的性質をインドの科学チームが正確に分析できたのは、宇宙から降り注ぐ荷電粒子のおかげだった。雷雲のエネルギーは、過去に実施されたどの値より10倍も高かった。この研究結果により、宇宙と地球上で起こっていることの関係性がわかっただけでなく、高エネルギー物理学における25年来の謎も解決されるかもしれない。

素粒子のシャワーの異変

 2001年の運用開始以来、インド南部のウダガマンダラムにある宇宙シャワー現象観測施設「GRAPES-3(Gamma Ray Astronomy PeV EnergieS phase-3)」で、物理学者たちはミュー粒子を観測している。ミュー粒子は、宇宙線が地球の上層大気に衝突すると発生し、地上に降り注ぐ素粒子だ。

 どういうわけか、高感度のGRAPES-3はしばしば、4月から6月の間と、9月から11月の間にミュー粒子のシャワーがわずかに弱くなることを示す。それがちょうど一年で最も雨の多い時期と重なっていた。

「面白いなとは思っていましたが、それほど真剣には考えていませんでした」と、グプタ氏は言う。「私たちの研究対象は高エネルギー宇宙線と惑星間空間で、雷雲にはあまり関心がなかったものですから」

 ミュー粒子は負の電荷を持ち、その動きは電場によって歪められる。グプタ氏はこの性質を利用して、雷雲にどれだけのエネルギーが含まれているかを計算できないかと考えた。

GRAPES-3のミュー粒子観測装置。(PHOTOGRAPH BY GRAPES-3 COLLABORATION)
 

 ノーベル物理学賞を受賞したチャールズ・トムソン・リーズ・ウィルソンが1929年、ある雷雲の電場を計測したところ、1インチ(約2.5センチ)の間隔で1万2700ボルトという驚きの数値が出た。ということは、数キロも先まで広がる雷雲は、全体で乾電池10億個分に相当する電位差を秘めている可能性がある。

 電圧を測るには通常、2本の端子を対象物の両端にそれぞれ接続する必要がある。だが、雲のように巨大でつかみどころのないものを相手に、どうしたらそんなことができるのか。これまで誰も思いついた者はいない。雷雲の中に飛行機や風船を飛ばす実験も行われたが、その結果これまでに記録されたのは、最高でも1億3000万ボルトだった。

 今回の研究の共著者バラクリシュナン・ハリハラン氏は、GRAPES-3が検出するミュー粒子の数が変化するには、電場がどれほど強力でなければならないかを測るモデルを考案した。これがあれば、観測されたミュー粒子から雲の電場を逆に推測できる。

 次に、GRAPES-3の過去3年間のデータを使って、研究チームは184の雷雲を分析した。すると、ミュー粒子の数値から、2014年12月1日に発生した雷雲の電圧は瞬間的に13億ボルトに達していたことがはじめて明らかになった。(参考記事:「第二次大戦の空襲のエネルギー、宇宙に達していた」

次は落雷のエネルギー

 ミュー粒子を使ったこの測定法なら、雲の広い範囲を測定できるので、飛行機や風船による実験よりも正確だ。ということは、以前のデータは実際よりも数値が低く、その多くは数十億ボルトのエネルギーを含んでいた可能性がある。さらに、大気物理学者を長いこと悩ませていた謎も、これで解けるかもしれない。

 1994年、遠い銀河で発生する強力なガンマ線バーストの観測用に作られたNASAのコンプトンガンマ線観測衛星が、地球の大気から放射される高エネルギーを検出した。宇宙でも最大級のエネルギーを発する現象に似たことがなぜ地球で起こっていたのかについて、誰も説明をつけられなかった。

 雷が関係しているとは考えられていたが、過去の実験で観測された雷雲のエネルギーは、ガンマ線バーストに匹敵するほどの強さはでなかった。

 それが今、GRAPES-3による10億ボルト級の測定結果により、地球上の雷雲にもこの謎の現象を起こせる可能性があることが初めて示唆された。グプタ氏は、この関連性をさらに裏付けるためにガンマ線検出器を導入したいと考えている。また、落雷によって雷雲のなかの電圧がどれくらい早く消散するのかも調べたいという。

「放電についても調べたいです。これが最も大きな災害を引き起こしますから」

 だが今回の研究結果だけでも、既に他の研究者から高い評価を受けている。

「これまで誰も考えつかなかった方法です」。米ルイジアナ州立大学バトンルージュ校で高エネルギー宇宙線とガンマ線を研究するマイケル・チェリー氏は言う。同氏は、この研究には参加していない。

 超強力な宇宙線が比較的ありふれた雷などの影響を受けるといわれても、以前ならほとんどの研究者が懐疑の目を向けていただろうと、チェリー氏は付け加えた。しかし雷が、地球上の物理学者の手が届く最も強力な天然の粒子加速器のひとつであることを、この研究結果は示唆している。

「こうした高エネルギーを研究できる対象は、はるか遠方にあるブラックホールや超新星に限りません。空を見上げればすぐそこにある雷でも研究できるのです」

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

念力でPC を操作できるようになった!

2019年05月06日 22時28分06秒 | 日記
 
脳が手に指示を与える際に出す微弱電流を読み取って、リストバンドでPC 操作ができるようになったと言う。
開発したのはアメリカのベンチャー企業。
 

彼は長年、コンピューターと人との理想的な関わり方について研究を進めてきた。

「現代人はラップトップやスマホなど、様々なツールを用いてテキストを入力しているが、私はスマホで文字を書くのが遅いのを不満に感じていた」とKaifoshは話す。

CTRL-Labsは脳が手に送り出す信号を読み取るリストバンドを開発し、新たなコントロールデバイスに仕上げようとしている。脳波を入力デバイスに活用するアイデアは以前からあるが、この分野の企業の大半は、頭に装着するヘッドバンド型の装置を開発中だ。

しかし、CTRL-Labsは脳から手や指先に送られる信号を検知するリストバンドを開発し、既存のスタートアップとは異なるアプローチで、脳波を活用しようとしている。同社は、競合よりも直感的に使える入力装置の開発を目指している。

CTRL-Labsはユーチューブ上に公開した動画で、このリストバンドを用いて、定番のシューティングゲーム「Asteroids(アステロイド)」をプレイする様子を公開している。

リストバンドを用いるメリットについて、コロンビア大学でニューロサイエンスを学んだKaifoshは、手首のほうが正確なデータを得やすいと述べる。彼の説明によると、頭部に電極をつけてニューロンの活動を読み取る場合、人によって得られるデータが異なるという。

対照的に、手の筋肉に司令を出すニューロンであれば、整理された信号を読み取りやすいという。「手の筋肉のレイアウトは、どんな人でも共通であるため一貫性のあるデータを取れる」とKaifoshは話した。

CTRL-Labsは既に投資家から大きな注目を集め、今年2月にはGV(旧グーグルベンチャーズ)が主導する資金調達ラウンドで、2800万ドル(約31億円)を調達した。これまで累計6700万ドルを調達したCTRL-Labsの出資には、アマゾンのAlexaファンドをはじめ、Spark CapitalやMatrix Partners、Lux Capitalも参加している。

新たな資金を用い、CTRL-LabsはSDKの開発を進め、外部の開発者に公開する予定だ。また、サンフランシスコのオフィスを拡大し、外部企業との提携も視野に入れている。

Kaifoshは今後、外部のデベロッパーや企業とコラボを進めることで、個別のニューロンの動きを正確に拾えるリストバンドの開発を目指している。これが実現できれば、手首につけたリストバンドだけで、日常的に使う全ての電子デバイスの操作が可能になる。

「究極的には、全てのテクノロジーを操作可能な、万能なコントローラーの実現を目指している」と彼は続けた。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北のミサイル実験、人工衛星で撮影されていた!

2019年05月06日 22時21分23秒 | 日記

人工衛星でちょっとした軍事的実験は検出されるようになっている。米中の軍拡競争、双方人工衛星で相当のこと、察知しているのであろう。

北朝鮮の発射試験をとらえた衛星画像

ワシントン(CNN) CNNは6日までに、北朝鮮が4日に実施したロケット発射実験の様子を捉えた衛星画像を入手した。画像には煙の跡が写っており、分析に当たった研究機関によると、短距離弾道ミサイルが発射された可能性が高い。

ミドルベリー国際大学院東アジア不拡散プログラムの責任者、ジェフリー・ルイス氏は「発射の場所、太い煙状の排気、煙の跡が1つしかないことを踏まえると、北朝鮮が宣伝資料で示した短距離弾道ミサイルだとみられる」と述べた。

今回の画像2枚はミドルベリー国際大学院がCNNに提供した。

米当局者はCNNに対し、初期分析の結果として、発射されたのは「多連装ロケットシステム(MLRS)と短距離弾道ミサイルとみられる物体の両方だ」としている。

北朝鮮によるミサイル実験は2017年以来で、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が対米交渉の現状にいら立っていることを明確に示す。ベトナムで2月に行われた首脳会談が物別れに終わって以来、米朝協議は行き詰まっている。

ルイス氏によると、北朝鮮は4日午前9時6分ごろ、短距離の飛翔(ひしょう)体を数発発射。さらに午前10時前後にもう1発を発射した。ミドルベリー国際大学院と提携するプラネット・ラボ社が後者の発射の様子と煙の跡を撮影した。

ルイス氏はこの画像について「100万回に1回の確率」だと述べ、撮影されたのは発射から「数秒以内、あるいは数分以内かもしれない」としている。

ポンペオ国務長官は米ABCテレビの番組で、飛翔体が「比較的短距離」だったことを確認。「北朝鮮の東部沖に落下し、日米韓に脅威を及ぼすことはなかった」との見方を示した。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする