先端技術とその周辺

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1000年前に中国を襲った巨大津波、科学者らが再発を懸念

2019年01月14日 11時31分45秒 | 日記
1090年頃、海南島の南東約300キロメートルの西沙諸島の島では、巨大な岩が波にさらわれ、内陸部に180メートルも運ばれていた痕跡が見つかっている。


中国科学技術大学などの研究チームは、ここで中国の宋王朝時代のものとみられる陶器の破片を発見し、南澳島を襲った津波が西沙諸島の津波と同じものだったと推定している。


研究者らが特に危険視するのは、この地域に数多くの原子力発電所が存在することだ。広東省では大亜湾原子力発電所が稼働中で、台山の原発も商業運転に入ったばかりだ。また、福建省の福清の海沿いにも完成したばかりの福清原子力発電所がある。

2011年には日本の福島原子力発電所を津波が襲い、原子力発電所がいかに地震の影響を受けやすいかが露呈していた。今回発見された規模の巨大津波が、再び中国の沿岸部を襲えば、壊滅的な被害が発生することになりかねない。