気まぐれ日記

~テディベアと長崎の風景~

「小説8050」& 「下流の宴」

2022年07月30日 | 読書
林真理子さんの本を読みました。

林さんの本といったら、今までは、
エッセイばかりを読んでいました。

今回は小説。
題名も「小説8050」



社会問題になっていますが…

80代の親が、自宅にひきこもる50代の子どもの生活を支え、経済的にも精神的にも行き詰まってしまう状態になっているという問題です。

この本もそのような一家族の話。

どんなきっかけで、どうしてひきこもりになってしまったのかを一から調べ、解決に向けて必死で取り組んでいく父親の姿が細かに描かれていました。

難しい問題…でも、身近でありそうな事。
読み応えのある一冊でした。



「小説8050」が面白かったので、もう一冊、林さんの小説を読みたくなりました。

そこで読んだのが、「下流の宴」




東京の中流家庭の主婦として誇りを持つ由美子。高校中退の息子がフリーター娘・珠緒と結婚宣言をしたことで「うちが下流に落ちてしまう」と恐怖を覚え、断固阻止を決意する。
一方馬鹿にされた珠緒は「私が医者になります」と受験勉強を開始して…
切実な女の闘いと格差社会を描いた傑作ベストセラー小説。(「BOOK」データベースより)

黒木瞳さん主演でドラマになってるようですね。私は残念ながら観ていませんでした。

「あなたとは住む世界が違うんです!」
って、ちょうど今、朝ドラの役の中でも鈴木保奈美さんが言っていますね。

ドラマの方はさて置き、
こちらの本も面白かったです。


ということで、さらに2冊、林さんの小説を借りてきました。読むのが楽しみです。

猫のお告げは樹の下で

2022年07月26日 | 読書
前回に引き続き青山美智子さんの本です。

「猫のお告げは樹の下で」




苦しい時の神頼み…
なんていう言葉もありますが…

神社は
人生の節目節目にはお詣りに行くし、
いつでも誰でも行けて、
身近な場所ですね。

この本は、
悩みを抱えた人がふと立ち寄った神社で、
偶然?「みくじ」という猫に会い、
葉っぱの裏に書かれたひと言をもらいます。

そのひと言はどんな意味なのか?

そのうち、そのひと言に導かれるように、いい方へ向かっていきます。

猫好きの私にとっては羨ましい話で、
私もみくじに会ってみたいものです。

7人のお話が出てきますが、

どれもホロリと心に染みる…
心が温かくなるお話でした。



お探し物は図書室まで

2022年07月16日 | 読書
私の読書は100%図書館に頼っています。

そしてやっと順番が回ってきたこの本、
青山美智子さんの
「お探し物は図書室まで」



図書館へ行くのはどんな時ですか?

もちろん、調べたいことがある時や、
読みたい本を借りる時などですよね。

この本では、
ある町の小さな図書室の司書さんが、
人生に迷って本を探しに来た人の話を聞いて、

本人がお願いしたものに加えて、
読みたいものとは関係のないような本を一冊リストに加えてくれます。

あれ?って思うのですが、
とりあえずその本も借りて読んでみます。

でも、皆さん、その一冊の本のおかげで、人生が良い方向に進み出すようです。




そうそう、その司書さん、
本と一緒に、可愛い手作りのおまけも付けてくれます。
そのおまけにも、意味があるのですが…


私の町にも、こんな司書さんがいたらいいなぁと思ってしまう…

魅力的な本でした。



海の見える駅〜JR千綿(ちわた)駅

2022年07月07日 | 長崎
JR大村線千綿駅は長崎県東彼杵町にある、
大村湾に面した駅で、海の見える駅として有名です。



青春18切符のポスターにもなった駅です。



改札口を出ると、ホームへ上る階段…
そして目の前は海です。




佐世保方面から、列車が走ってきました。




YC1「やさしくて力持ち」という名前の
新しく開発された列車です。












諫早、長崎方面へ走っていきました。



こちらの駅から見える夕陽もとても綺麗だそうです。





レトロな木造駅舎は、昔からの建物ではなく、面影をそのままに1993(平成5)年に改築されたものだそうです。
旧駅舎の古材も使われているそうで、改築されたとは思えないレトロ感でした。



駅舎内にはお花屋さんがありました。
(写真左側の旧駅員室がお花屋さんです)

以前はカレー屋さんがあったそうです。




どこからか
鳥の鳴き声が聞こえるって思ったら、
天井に燕の巣…



すぐに親鳥が飛んできていました。



駅舎とは思えない、
なんとも長閑な風景でした。










滝の観音〜長崎市

2022年07月02日 | 長崎
長崎市平間町にある滝の観音に
久しぶりにお参りに行きました。


*唐様式石造りの第一峰門



子供達が成人するまでの20年ほどは、
近くに住んでいたこともあり、こちらの観音様によくお参りしていました。




深い緑に包まれて、落ち着いた感じです。

すっと伸びた竹林も綺麗でした。




*伏樹門(ふしぎもん)





この下を潜るとご利益がありそうな…⁈



「伏樹門」の横に並ぶ仏像さん達。


*仁王門










境内には、古い橋や鐘堂、そして石仏などが並んでいました。


そして、緑の苔で覆われて綺麗でした。


 








「滝の観音」は万治3年(1660)黄檗木庵の法子鉄巌によって禅堂が建てられ、寛文7年(1667)に中国の富商許登授によって本堂が寄進されたものです。


本尊の魚籃観音像も彼が寄進したもの。領主の諫早茂照はこの地の幽深を賞で、元禄4年(1691)一帯の山林を寺に寄進しました。


本堂でお参りした後、裏手の方へ向かいます。



庫裡の背後には一条の滝があり、随所に異国風な石像が配置され、古来文人墨客が杖を引いた名勝地です。







昭和57年7月の長崎大水害で崖くずれ・石橋の流失等の被害を被りましたが、関係者による復旧への努力で、5年後の昭和62年11月に復元がなされました。






新緑の季節も綺麗ですが、秋の紅葉の季節もとても綺麗です。