気まぐれ日記

~テディベアと長崎の風景~

杵築市城下町ひいなめぐり

2024年03月27日 | 国内旅行・おでかけ

仕事がひと段落した2月に、
義兄夫婦に誘われて
早春旅に出かけました。

まずは、大分県杵築市へ。

【杵築城】



八坂川河口近くの台地にそびえる、
日本一小さいとされるお城。



応永元年(1394)に木付頼直によって
建てられました。




【杵築城下町散策】

江戸時代の風情が今なお残る杵築。 

杵築城を中心に、
南北の高台に武家屋敷群があり、
その谷間に商人の町が挟まれています。
 
このように凹凸のある
”サンドイッチ型”城下町は、
日本唯一杵築だけです。

(酢屋の坂)


(塩屋の坂) 酢屋の坂の向かい側の坂です。


↑坂道を下ると商店が並んでいます↓







城下町散策で武家屋敷に行ってみたら、
ちょうど「ひいなめぐり」開催中でした。

土塀の通りを歩いて、武家屋敷へ。





(大原邸)
早速たくさんの雛人形に迎えられました。





















いろいろなお雛様が飾ってあり、
充分に楽しめました。


また建物も日本家屋の良さがあり、
歴史が感じられて良かったです。














(能見邸)
能見邸の甘味処(台の茶屋)で、
ひな祭り限定スイーツをいただきました。



抹茶と一緒に、贅沢な和菓子の数々。
和風のアフタヌーンティーといった感じでした。






 

(中根邸)

こちらは、商工会女性部による展示で、
現在の人形作家さんによる作品もありました。















愛嬌があり、思わず笑顔にしてくれる
可愛いお人形さん達でした。












城下町散策の予定で
杵築市を訪れましたが、

ちょうど「ひいなめぐり」が開催中で
愛らしいお雛様をたくさん見ることができ
とてもラッキーでした。


この日は別府温泉に泊まりました。
翌日は臼杵市(石仏)と津久見市(河津桜)へ
行きました。




阿蘇神社

2023年12月08日 | 国内旅行・おでかけ
神話の里、高千穂からは、熊本を通り、長洲〜多比良フェリーに乗って帰りました。

途中、阿蘇神社に寄りました。

阿蘇神社は、平成28年4月16日未明に発生した熊本地震により、境内の社殿ほぼすべてが甚大な被害を受けました。

その後、現在に至るまで、ずっと災害復旧工事が進められています。

残念ながら、この日は雨が降っていたので、参拝だけに終わりました。


阿蘇神社

御創立は孝霊天皇9年(紀元前282年)と伝えられ、約2,300年の歴史を有しており、全国に約500社ある「阿蘇神社」の総本社です。


楼門(1850年建立)重要文化財



全解体修理(H28.11〜R5.12)



12月7日に楼門保存修理工事竣功祭が執行されました。


拝殿・翼廊



再建工事(R1.8〜R3.6)


 
とても綺麗でした。
また新たに歴史を重ねていくのですね。
二度とあのような地震が起こらないように祈るばかりです。


20歳の頃、九重登山の帰りに、山ガールスタイルのままで参拝したことがありましたが、それ以来でした。

その時は感じなかったのですが、大きくて立派な神社だったんだと改めて思いました。

全体の復旧工事が完了したら、またゆっくり参拝に訪れたいと思いました。


御朱印





神話の旅〜高千穂の夜神楽

2023年12月04日 | 国内旅行・おでかけ
高千穂神社

約1900年前に創建された高千穂郷八十八社の総社。
御祭神は高千穂皇神と十社大明神で、縁結び・交通安全・厄除けの神として広く信仰を集めています。





本殿







「秩父杉(樹齢800年)」




「夫婦杉」



大切な人と手をつなぎ、杉の周りを3回回ると縁が深まるとか。



皆さん、仲良く手をつないで回っていました。


神楽殿



今まで、いろいろな神社の神楽殿を見てきましたが、実際に神楽殿で、神楽を見るのはこの日が初めてでした。


高千穂の夜神楽(岩戸神楽)
 (国指定重要無形民族文化財)

一度は見てみたかった高千穂の夜神楽。

📖高千穂地方に伝承されている夜神楽は、天照大御神が天の岩戸に隠れられた折に、岩戸の前で天鈿女命が調子面白く舞ったのが始まりとされています。
毎年11月の中旬から翌年の2月にかけ各村々で33番の夜神楽を実施して、秋の実りに対する感謝と翌年ね豊穣を祈願します。


夕方から翌日の昼近くまで神楽33番が舞われる…⁈

とてもそんなに長い時間、それも夜通しは無理だと諦めつつ…見てみたい…

よくよく調べてみたら、高千穂神社の神楽殿で、毎日20時から1時間行われる夜神楽があることがわかりました。三十三番ある神楽のなかから代表的な四番の舞を公開しているということです。

早速、高千穂町観光協会に予約を入れました。

当日は満員の120人。
畳一枚に3人で座ってくださいとのこと。
少し窮屈ではありましたが、約1時間楽しく見ることができました。


「神話の高千穂夜神楽まつり」

①天照大神を見つけ出す
手力雄(たぢからお)の舞


②鈿女(うずめ)の舞


③天岩戸を開く勇壮な舞
戸取(ととり)の舞



④御神体(ごしんたい)の舞


夜神楽は平安時代の末期ごろから舞われてきたそうです。

神聖な感じかと思っていましたが、結構ユーモアがあり楽しかったです。

夜神楽の写真は高千穂町観光協会のホームページより、上げさせていただきました。


高千穂神社の御朱印




今回の神話の旅、
ずっと行きたいと思っていた高千穂町に行くことができて、またずっと見てみたいと思っていた高千穂の夜神楽を少しだけ見ることができて、とても満足のいく旅になりました。



神話の旅〜高千穂峡

2023年12月02日 | 国内旅行・おでかけ
今から約27万年前・14万年前・12万年前・9万年前の4度にわたる阿蘇火山活動によって噴出した火砕流が…



冷え固まり、川などの侵食によって柱状節理の素晴らしい渓谷になりました。



高さは平均80m、高いところで100mの断崖やV字渓谷が東西にわたり約7kmも続いています。



↑柱状節理
噴火によって流れ出た火砕流が冷え固まる時に、柱の形として現れる。


真名井の滝(日本の滝百選)



古事記では、天村雲命が水種を移した真名井の水が地下を通ってここで流れ落ちていると伝えられており、落差約17mです。


おのころ池



国産みの神話で知られる神々が作り出した最初の島が、池中央のおのころ島です。
(写真右手)







玉垂の滝
 高さ約5m、幅約15mの滝で岩肌の隙間から幾筋もの水が湧き出て流れ落ちています。


月形 (写真上部に見える)
天岩戸神話で天照大御神が天岩戸から出た後、素戔嗚尊がもう二度と悪さをしないと反省の証に刻んだもの。昔は文字がなかったので、代わりに絵を書いたとのこと。




遊歩道は約1kmにわたり整備されています。



行きは高千穂神社の辺りから車道が渓谷まで続いていて、そこを歩いて下りました。



でも帰りは、上りがだらだらと続いていてかなりきつそうだったので、神橋を渡り、高千穂大橋まで、急傾斜の階段を一気に登りました。







高千穂大橋 (写真上)











高千穂三橋

低い橋から「神橋」「高千穂大橋」「神都高千穂大橋」











神橋




高千穂大橋の上から高千穂峡を望むと…




神都高千穂橋





期待していた紅葉は少し過ぎているようでしたが、たくさんの観光客で駐車場はどこも満車でした。


ずっと行きたいと思っていた高千穂峡!

よく、写真などで見る風景。
やっと見ることができ感激でした。

次回は、高千穂の夜神楽です。




神話の旅〜高千穂・天岩戸神社(東本宮)

2023年12月01日 | 国内旅行・おでかけ
天岩戸神社の東本宮は、
天岩戸から出て来られた天照大御神が、最初鎮座された地と伝わり、天照大御神を祀っています。


「天岩戸」を御神体とする西本宮から徒歩10分ほどの場所にあります。


まず西本宮門前町を通ります。



食堂や土産店、交流センターや郵便局がありました。



家々の軒下には夜神楽のお面が飾ってあって、興味深く見ることができました。


天岩戸橋



天岩戸橋から岩戸川を覗くと、
足がすくむくらいの高さで、
思わず早歩きで渡りました。




天岩戸橋を渡るとすぐに天岩戸神社の駐車場がありました。


天岩戸神社(東本宮)



鳥居に近づいていると、猫が急いで寄ってきて足元にすりすり。

飼い猫のようで、とても慣れていました。
しっかり撫でさせてもらいました。


せっかくなので、鳥居と猫の写真を…

猫の写真家の岩合さんみたいな写真を撮りたかったのですが、鳥居の前の落とし物みたいな写真に…

もっと姿勢を低く、猫をアップにして、
背景にぼぉーっと小さく鳥居をいれられたら良かったのかなぁ〜なんて思いました。


話がそれてしまいましたが…


鳥居をくぐると、すぐ右側に、

天鈿女命(アマノウズメノミコト)像



天照大御神を天岩戸から出させるために
身振り面白く踊り誘い出したという神様。







東本宮拝殿



拝殿の奥に本殿がありました。




七本杉



根が七本繋がっている珍しい杉の木です。






東本宮の方は、人が少なくて静かで、更に神秘的な雰囲気でした。


帰りにまた猫がいたら、今度こそいい写真を撮りたいと思っていましたが、残念ながらいなくて…お迎えしかしていないのかな。可愛い猫でした。


次は高千穂峡へ向かいました。