platea/プラテア

『ゲキxシネ五右衛門ロック』『The Musical AIDA』など、ミュージカルの話題作に出演の青山航士さんについて。

アフリカとアメリカの宝石

2006-10-03 | ダンスファンの独り言
 予想通り、というべきかネット開通はまだです。
 今度は道を横切っている線を水曜日夜に替えるそうです。アメリカとしては「古い」部類に入る住宅地なので、電話線も古いタイプなのだとか。確かにうちの周りはモダンな建物はなく、寒色系パステル調の昔風のつくりの家が並んでいます。
 で、アメリカのモダンアートのビビッドな色彩はどこから来るのかな?とぼんやり思っていたところ、サンフランシスコの現代美術館の近くにアフリカ文化を紹介する機関を見つけました。外側はモノトーン調の建物なのですが、中は眼の覚めるような鮮やかな色彩があふれんばかり!! また動物の体の形をした玩具や、植物の形を模した食器など、とても複雑なもので、あらためて彼らの文化の豊かさを知りました。
 アフリカがアメリカの音楽やダンスにもたらしたものの大きさというのはこれまでもよく感じたことなんですが、あの色彩感覚・造形のセンスは「モダン・アート」と呼ばれているものにどれだけインスピレーションを与えたことでしょうか。
 購入できるものもたくさんありましたが、そこはダンスオタクなのでまずはAlvin Ailey American Dance Theaterの写真集を・・・レジの方も「いいもの選ぶわね」といってくれました 青山航士さんはこのダンスカンパニーのサマースクールで奨学金を得ておられますが、エイリー亡き後、カンパニーはこの学校をとても大切にして、彼らの編み出したものを次の世代に手渡すことを、創作と同様に重視しているそうです。日本から海を越えてやってきた青年も、アフリカとアメリカの必ずしも幸福で彩られているとはいえない歴史の中の宝石に、そこで出会ったのでしょうか。