いつものことながら、あゆあゆさんのコメントに誘われて・・・
2003年、多くの青山ファンが頭を抱えたという(?)「あつまる・ならぶ・バーラバラ」以来、私も被り物のことを思うと心の片隅に「おどろんぱ」おわっちゃっていいかな~、という気持ちが一瞬もたげたものでした。ですが、いっとき動物行動学の本にハマリ(といっても一般書です)何冊か立て続けに読んだところ、「青山さんをはじめとするダンサーズに被り物を」というのは人間のふか~いところから来るどうしようもない希求である、という気がしてきました。
群れをなして生活する霊長類やその他の動物を観察していると、自分の子孫を残すことに関して、オスの場合その群れでボスと呼ばれる個体に絶対的優先権があるのだそうです。群れで一番、というレベルで優れた遺伝子の持ち主が親でないと種として進化しない、「子孫を残す」に値しない、という厳しい自然の掟があるのらしいのです。だから今の人間社会などは行き過ぎた平等主義ともいえ、本当に進化したければ一夫一妻、なんていうのんびりしたことをやっていてはダメらしいのですが、いろいろとあって(この辺り大きく割愛いたします)一部地域を除いては一夫一妻が当たり前になっている状態であるそうです。
でも何億年もの生命の系譜の中でも、種としての記憶はそう簡単に消えるわけではないらしく、動物でも人間でも「体力・知力に優れたオス/男性」が目の前に現れると、「嫉妬」というような感情のレベルでなく、他のオス/男性はなんとかその素晴らしさがメス/女性の前でつまびらかにならないよう、無意識のうちに画策してしまうそうです。
一方ダンサーというのは、旧ソビエトが同胞の優生ぶりを他国に誇示するために連邦中を人材探しに駆け回っていたぐらいで、多くの美点を求められます。容姿端麗、体は柔軟、筋力も体力もある、運動神経は抜群、音楽的センスもあり、感情表現に優れ、膨大なレパートリーを記憶する知力を持ち、視力もよく、さらに創造性まで兼ね備えた人材を、全ての小学校をつぶさに訪問して探したといいます。旧ソの「(バレエ)ダンサー」は、「進化するため残されるべき遺伝子満載」の人間に与えられる特別の称号だったのです。
つまり青山さんのような優れたダンサー的オスが動物社会にいると、たいていのオスはあぶれてしまうわけです。多くのお母さん達がダンサーズに対しては乙女心を再燃させているのも当然で、「種」として優良であると判断を下している、ということになるらしいのです。
とくに最近の青山さんはファンの目から見てもちょっとカッコよすぎました。WSSのタイガーもOZの多重キャラクターズもマネトリックスも三忍者も。世の男性が何億年、何千万年にわたるオスとしてのおぼろげな記憶によって「なんとなく、このへんで」被り物をしてもらいたくなっても不思議ではありません。番組としては森川さん、照井さんまでそろっているとなれば、不定期の被り物は不可欠とさえいえるでしょう。お父さん達だってそこはかとない安堵感を得ておられるかもしれない。
そんなわけで今回の被り物、私としてはむべなるかな、という感じでした。・・・読んだ何冊かのうち、ある本の作者は、男性の友人から激しい非難を浴びたと書いておられましたが、ううむ確かに、下世話になるか罵倒されるかしかないような話になってしまいます。でも「子供が喜ぶ」というのはちと嘘っぽいな、と思ってるんです。遠い現役コドモ時代、私は被り物が嫌いでありました。いろいろ問題発言をいたしましたが、普通にダンスが見たいので、やっぱり書いておこう。
書いている間に20000pv超えていました。「数」は一切気にしないで書こうと思って始めたブログでしたが、駄文にお付き合いくださる方、本当に有難うございます。舞台人としての青山さんへの関心の高さを感じる毎日です。
2003年、多くの青山ファンが頭を抱えたという(?)「あつまる・ならぶ・バーラバラ」以来、私も被り物のことを思うと心の片隅に「おどろんぱ」おわっちゃっていいかな~、という気持ちが一瞬もたげたものでした。ですが、いっとき動物行動学の本にハマリ(といっても一般書です)何冊か立て続けに読んだところ、「青山さんをはじめとするダンサーズに被り物を」というのは人間のふか~いところから来るどうしようもない希求である、という気がしてきました。
群れをなして生活する霊長類やその他の動物を観察していると、自分の子孫を残すことに関して、オスの場合その群れでボスと呼ばれる個体に絶対的優先権があるのだそうです。群れで一番、というレベルで優れた遺伝子の持ち主が親でないと種として進化しない、「子孫を残す」に値しない、という厳しい自然の掟があるのらしいのです。だから今の人間社会などは行き過ぎた平等主義ともいえ、本当に進化したければ一夫一妻、なんていうのんびりしたことをやっていてはダメらしいのですが、いろいろとあって(この辺り大きく割愛いたします)一部地域を除いては一夫一妻が当たり前になっている状態であるそうです。
でも何億年もの生命の系譜の中でも、種としての記憶はそう簡単に消えるわけではないらしく、動物でも人間でも「体力・知力に優れたオス/男性」が目の前に現れると、「嫉妬」というような感情のレベルでなく、他のオス/男性はなんとかその素晴らしさがメス/女性の前でつまびらかにならないよう、無意識のうちに画策してしまうそうです。
一方ダンサーというのは、旧ソビエトが同胞の優生ぶりを他国に誇示するために連邦中を人材探しに駆け回っていたぐらいで、多くの美点を求められます。容姿端麗、体は柔軟、筋力も体力もある、運動神経は抜群、音楽的センスもあり、感情表現に優れ、膨大なレパートリーを記憶する知力を持ち、視力もよく、さらに創造性まで兼ね備えた人材を、全ての小学校をつぶさに訪問して探したといいます。旧ソの「(バレエ)ダンサー」は、「進化するため残されるべき遺伝子満載」の人間に与えられる特別の称号だったのです。
つまり青山さんのような優れたダンサー的オスが動物社会にいると、たいていのオスはあぶれてしまうわけです。多くのお母さん達がダンサーズに対しては乙女心を再燃させているのも当然で、「種」として優良であると判断を下している、ということになるらしいのです。
とくに最近の青山さんはファンの目から見てもちょっとカッコよすぎました。WSSのタイガーもOZの多重キャラクターズもマネトリックスも三忍者も。世の男性が何億年、何千万年にわたるオスとしてのおぼろげな記憶によって「なんとなく、このへんで」被り物をしてもらいたくなっても不思議ではありません。番組としては森川さん、照井さんまでそろっているとなれば、不定期の被り物は不可欠とさえいえるでしょう。お父さん達だってそこはかとない安堵感を得ておられるかもしれない。
そんなわけで今回の被り物、私としてはむべなるかな、という感じでした。・・・読んだ何冊かのうち、ある本の作者は、男性の友人から激しい非難を浴びたと書いておられましたが、ううむ確かに、下世話になるか罵倒されるかしかないような話になってしまいます。でも「子供が喜ぶ」というのはちと嘘っぽいな、と思ってるんです。遠い現役コドモ時代、私は被り物が嫌いでありました。いろいろ問題発言をいたしましたが、普通にダンスが見たいので、やっぱり書いておこう。
書いている間に20000pv超えていました。「数」は一切気にしないで書こうと思って始めたブログでしたが、駄文にお付き合いくださる方、本当に有難うございます。舞台人としての青山さんへの関心の高さを感じる毎日です。