昨日、レイトショーで観てきました🌃📽🌹
心の目で観ること・・・(それは、あなたの心を、あなたに繋がる他者を、大切にしてくれるかどうか・・・❤️ そして、その人を培った心の歴史を観ることでもある💎💫)
本好きなベル🔔📚 ディズニーヒロインの中でも特に大好きなヒロインです❤️
ディズニーアニメ版の“美女と野獣”を忠実に再現してる部分(ベルが街中や丘の上で歌うシーン、感動的な野獣とのダンスシーン、二人がじゃれて雪玉をぶつけ合うシーン⛄️、呪いが解けて野獣が王子様に戻るシーン・・・)と、新しい要素(同性同士の恋など色々な愛の形・・・💗 ホフマン物語なども彷彿させるオペレッタっぽい華やかな演出・・・🎀)が上手に組み合わされて創られていました🎨
あと、美しく大人になった、ベル役(魔法少女ハーマイオニー💫こと…)エマ・ワトソンを見て、何故だか胸が熱くなった(エマちゃんちの近所のおばさん的なキモチ。。??💦)
&“異形のもの”との恋🕸というシチュエーションが大好物なわたし、王子様の野獣姿🦁が好き過ぎて(くせに〜なるわっっ🎪 あの一見野性味溢れる粗野な姿でシェイクスピア読んでるとか、激萌え要素。。。📙インテリジェンス萌え。。。📚 本の虫萌え📖🐝🕷🕸 そして、それぞれが孤独な時にそれぞれ読んでた同じ本で📚、心の中にずっと住むその本の一節📖、フレーズ💬💬で心が通じ合うとか、ほんと理想。。。📘 一番プレゼントされて嬉しいのも本📗 しかも本部屋まるごととか📚 ベル、ユートピアもらった!!!💎💫 &愛するベルを見つめる目が優し過ぎて倒れ臥す。。。💖 野獣、魂のイケメン!!!👑)王子様🤴に戻ったあとも時々野獣に変身してくれればいいのになーとか思っちゃいました。。。😅🤴🐻🦁🐙👽🕸🐾(漢はオオカミなの〜〜よ〜〜🐺 荒野の狼〜〜🗻)
美女と野獣 オリジナル・サウンドトラック デラックス・エディション(日本語版) | |
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気まぐれでつれない現実に、夢で心が肥大した我が身を投じ、向き合い、セッションして、未来を変える方法
自分を育て培った、“時間を超え脈々と続く尊い愛の夢”(それは、自分を護った文化、人の遺志)を護り続け、温め続け💎、その愛を未来に繋げる方法…
イマジネーションを続け、夢を見続けること…
彼と彼女は、恋人以上に、“同志”。。。🌟🌟👞👡
昨日、レ・ミゼラブルを観ながら、(酒がだいぶ入ってたのもあるけど。。。 魂からの吐露に一役買う...)涙と鼻水を滝のように流しまくる...
特にエポニーヌのシーンでは本当に胸が苦しくて、彼女の心にシンクロして、泥のように泣いてました...
善き行い、正しき行いは、環境によって培われるわけではなく、他者を愛することによって育てられるのだ、と(私らしいベタなことを。。。)考えました。
ただただひたすら愛する人の笑顔が見たかった。 愛する人の役に立ちたかった。 愛する人を守りたかった。 例え振り向いてもらえなくても、それだけで心が満たされる.....
エポニーヌの生きる姿がただひたすら美しくて気高くて哀しくて、愛に満ちて、輝いていました。
本当の安らぎを得るその時まで・・・・・
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中原淳一さんの本のこと想い出した!!!
また綺麗な子(モデル兼画家さん)に助けられちゃった!!!
たびたび失敗はするかもしれないけど、、(ココロが弱ることもあるけど...)経験に培われた自分なりの尺度を持って、謙虚に学びつつ、がんばります~~~
僕の浮腫
大地の息吹
そこから植物を培養し
食し続ける僕は
とってもリサイクルな
人間だった
僕の体は循環を続ける
消えゆくことのない僕の体は
いづれ 神と化すことだろう
シネちゃん演じる美女(ミニョ)は、ふたごのおにいちゃん、美男(ミナム)のピンチヒッターで、ほんとは女の子だということを隠してイケメンバンドに加入します(そして持ち前の純真さでそれぞれのメンバーの心を掴んでいきます...)
本業はシスター(修道女)
純粋培養で育てられた、類いまれなるドジっこです
この子になりきって見ると、物語がより盛り上がって楽しく見られるかもです(う~~ん...やっぱり昔の少女漫画みたい...てへっタハッ←古い)
アワワですぅ~~~←
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振り付けがことごとくアホすぎる。。。
ポカーン顔、かわゆい。。。(彼女に逢いにいく時風船持っていくのね。。。←萌え死に)
このシーン特に好きだった。。。(ジミー、傷ついちゃって可哀想だったけど)
ピュアで純粋培養の潔癖君なのです...
P.S.昨日書いた記事、バタバタしてて今日(5/1)アップしました
ほんとは・・。
4月から探すってことだったからなぁ。
“何か楽しいことが起こるのを待つ”
なんて受動的な生き方はそろそろやめた方がいいような気がする。
(イヤ、それで回転していくんだったらそれはそれでいいんだけどサ)
・・・とレトリック君たちのブログを読んでて思った。
好きな道を信じて、“行く”んだよね。
人は、信じた道の“神業”を目指して行くんだ。
(あまり大げさではなく、“ベストプレイ”って言い方でもいいんだけど。・・でもやっぱ神業・・か・・。)
私も“のろのろながらも”ぼちぼち頑張る。
〈↓先週書いてあった記事〉・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
最近、ライブに行って盛り上がったバンド、Re-trick、東京を中心に活動してます☆
路上ライブでこいつはスゲー!と察知して、渋谷にあるライブハウス「PLUG」に彼らを観に行ったのですが、めちゃくちゃ盛り上がりました・・♪♪
メンバー全員つるつるになったフリーザみたいなかんじだぜ!!(完全体になったフリーザという意デス・・。もちろんドラゴンボール的比喩・・・。)
つまりめちゃくちゃ激ウマデス
(プロになってほしいという話をダンナさんとしている・・・。)
私も文章でこんなカンジを目指したいものです。。。
今日彼らのワンマンliveがあるので行ってきます~~
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
↑結局、この後、行かなかったのですが・・・(ダンナさんが日にち1日間違えてたみたいで。。)
その後のライブは平日ばかりなので、いつも仕事で夜遅い(お疲れさまです・・m(__)m)ダンナさんと一緒にライブに行く・・というのはなかなかできなさそう・・。
ライブに1人で行くって、10代20代ではよくやってたんだけど(・・というのか、1人じゃないとイヤだった・笑)今はけっこう勇気がいるなぁ。。
しかも、いつもライブ会場、若い子ばっか...(やっぱその中に居ると気恥ずかしさを感じてしまう・笑 ・・もちろん彼らの演奏が始まるとそんな〈どうでもいい〉ことはふっとびます!←あとでプラス)
ダンナさんと「うちら確実に最年長だよねぇ」と、苦笑いしてる感じ・・(^_^;)
でも、神業を見たくなったら、そんなことも言ってられなくなるかも。
あらゆるジャンルの神業を見ていきたい・・・。
P.S.彼らの音楽性をまともに表現できるような音楽的知識&表現力をまず培っていきたい!(つまり、修辞法〈レトリック〉を培うということね・笑)
ジャズというジャンルを語れないのがなかなか悔しいっ!!
ちなみに私のジャズ知識はこんなもん・・。
そしてこんな感じでお兄ちゃんにイジメられてる・・・
お元気ですか~??
一ヶ月くらい前からの念願だった“テンプレ模様替え”(ダンナさんをしつこく拝みたおして)実現することができました!!!
ずーっと「あぁ、テンプレ変えたいっ!気分転換したい~~っ。。。」とフツフツと思い続けてきたのですが、持ち前の保守魂から、変えるかそのままか、と心が決まらずグジグジ悩みきってるさなか、和製エイプリル・マーチさまこと、パイクマンさまのページの様変わりした素敵なテンプレを目にしてしまい、私の“テンプレ変えたい心”がバック・ドラフトを起こしてしまいました・・(^_^;)
しばらくは“テンプレ変えたい病”でテンプレの一新が実現するまでどうしても記事を書く気が起こらず、更新が滞ってしまった感じでございます・・・m(__)m
コメントたくさんいただいたのに、お返事が全然できなかったこと、本当にごめんなさい。。m(__)m
(ブルーさまにいただいたコメントの、“ミリオンダラー・ベイビー”の見解に涙しました・・(T_T)
モスコさんも過剰なわたくしを見捨てず、コメント下さってありがとうございます~m(__)m)
昨日、ダンナさんに作業をしてもらってる間、sy_rockさまのページを見るとsyさまのところも画像が可愛らしい女のコに様変わりしていた!!!(狂喜乱舞)
syさま、そのおめめくりくりの可愛らしい画像の女の子はどなたですか~?とまたシツコク聞く・・(爆)
テンプレデザインのモチーフはずっと頭の中にありました。絶対不思議の国のアリスモチーフでいきたかったのだけど、ジョン・テニエルによるイラストはいろいろなサイトを巡ってみてすでに使われている方がいらっしゃったし・・・。
なので、アリスを描いたイラストレーターの中でも変わり種であるウィリー・ポガニーによるイラストを使うことにしました。
1920年代、アールデコ調断髪アリスを描いて既成のアリス概念を打ち破ったイラストレーター、ウィリー・ポガニーですが、冒頭の画像のイラストのように(巨大化して狭い室内に閉じ込められたアリスの図。)たいへん想像力をくすぐる大人っぽいアリス世界を描いている作家であります・・・。
12年ほど前のユリイカの〈ルイス・キャロル特集〉で彼のことを知りましたが、彼のアリスイラスト、全部を見てみたい、と熱い想いをたぎらせ続けている私でございます・・。
テンプレのテイストの詳細は後の記事でお話したいと思います
今日はとても天気が良いので、夏の残り香を味わいつくすため(?)ダンナさんと市民プールに行って泳いできます!!(・・・私はビート板を使わないと溺れますが・汗)
いつも、市民プールで親子連れの中を親ガメ子ガメごっこしているダンナさんと私です(^_^;)
後で文中リンクetc.させていただきまーす!!!
P.S.プールから帰って来た後、書き忘れていたつぶやきを・・・。
どうぶつの森で、ガーデニングなど、村の環境保護に一生懸命になって(環境が最高の状態だと村にスズランが咲きます・・・。)村の住人に話しかけない日が続いていた・・・。そしたらお誕生日にプレゼントを持ってきてくれた仲良しの“ボクキャラ”フォアグラ(けけブルースが大好きなカモの男の子)と、プリチリ村に引っ越してきた時から可愛いなぁ、仲良くしよう♪と思っていた“アタイキャラ”の2号(ヒーローっぽいヘルメットをかぶってるリスの女の子)が引っ越していってしまった。。。手紙でそれを知って、悲しみに暮れても、後悔しても先に立たず。それでも色とりどりの花の栽培を続ける私・・・。
彼女と僕が出会ったのは電車の中。
僕の20歳の最後の日と21歳の誕生日のはざまに彼女と出会った。
いつか会ったことがある少年の顔だった。
僕は、島で生まれた。
根拠も理由もない、傲慢な意味なき自信に満ち溢れた、嫌味な子供だった。
それは、四方八方からその場所を取り囲む、のん気にも、不気味にも見える、凪
いた海のせいだったのだろうか・・・?
とにかく、毎日僕は、海を見ていた。
何も動かない、何もやってこないように見えるその海は、外側から僕の自信を支えていた。
四兄弟の内の、いくぶん年の離れた末息子だった僕は、家の中の、上にいる男たちの権力におびえながらも、その分外ではその権力に守られ、強く出ることができた。
根拠のない自信とは、そこらへんから生まれたのだろうか?
僕は、狭い島の中の、極小な少年の社会の中では、自信に満ち溢れた権力者だった。
友人はいなかった。でも僕は、権力者の立場にいるだけで満足だったから、友人はいらなかった。
彼は、ハードルの選手だった。
小鹿のような、しなやかな肢体。向かい風をうけながら、空気を動かしながら、ハードルを乗り越えて、走りぬけていく。
ゴールに着いた時には、満足げな笑顔を浮かべた。
あふれんばかりの笑顔。少しの屈託も感じられない。
一体なんで、あんな顔ができるんだ?
僕は、生まれて初めて、他人に羨望と嫉妬を覚えた。
そして、生まれて初めて、家族以外の人に、興味を持った。
彼は、権力などには、全く興味がない風(ふう)だった。
ただただ感覚的に生きているように見えた。
走る、越える。
走る、越える。
僕は、教室の窓から、ただ彼を見ていた。
彼の体は、羽がはえてるかのようだった。
ハードルを跳び越えるその瞬間、空にとけこむかのようだった。
美しく、完璧な瞬間だった。
中学2年生になったくらいから、僕自身を囲んでいた頑丈な外枠は、しだいに周囲ととけ始めていった。
ハードル少年B(ビー)に興味を持ったことをきっかけに、学校の中に居る、他の人物にも興味を持ち始めたからだ。
いろいろな人がいる。人は、個人個人いろいろな特性を持っている。ひじょうに興味深い。
自分とはちがう、他人の中の世界に、興味をもち始めた。
その内、友人すら出来始めた。これは、悪くなかった。案外。
時間が止まったかのような、小さな島の中の、小さな子供たちの社会。(少し先の未来に来るであろう、学歴社会、競争社会の中のしのぎをけずる争いなどは、凪の中の海の遠くに見える、ぼやけたユーラシア大陸みたいなもんだ。)その中で、ひまつぶしをするには、一人よりも、多勢の方がすごしやすい。
とにかく、僕にとって、この時期は、ものすごく楽しかった。
Bはある時僕に言った。
渡り廊下を、友達と談笑しながら歩いてる時、ポンと肩に手を置くやつがいた。
振り返ると、Bだった。
ヤツは、例の屈託のない笑顔を浮かべながら、僕に言った。
「君、丸くなったよね。その方がずっといいよ。」
どうやら、彼も、僕を見ていたらしい。
僕は、18歳の時に、その島を出た。
何もかもが、飽和しはじめたからだ。
家族の中も、島も、すべてが狭くるしかった。
Bは、その島に、残った。
僕は、20歳の時に、彼女と出会った。
正確にいうと、20歳から21歳に移りかわるその間・・・。
僕の視界に、彼女が映った時、ハッとしたのは、彼女がBに似ていたからだ。
彼女は僕を見た。一瞬、目を見開き、口元をキュッとしめ、緊張したようだが、すぐに表情を崩した。
「○○くんだよね!話は聞いてるよ!今日は、イン?アウト?私の方はアウト。人とケンカしてきたばかりなんだ!」
たたみかけるように、一度に話し始めた。
僕は、彼女の崩れた表情に、興味を持った。
ところで、元権力者の僕の元にも来るべくして来る競争社会のことだが、僕にはくだらない争いのように思えたので(島育ちだし、本土のことは傍観的にみる。なんつって。)自ら、枠の外に出ることにした。僕はそんなことには、興味がない。
東京に出てくれば思うことだが、このスバラシイ世の中は、何をしても生きていける。
何でも受け入れてくれる」、スバラシイ都市、トウキョウ。
出てきてよかった!あんな、小さくて息苦しい孤島から!
スバラシイよ!人生ってスバラシイ!
ただただ、アホウみたいに素晴らしい時期だ。10代から20代にかけて見た、桃源郷みたいに素晴らしい時代。(あぁここは、おぼろげに見えた、ユーラシア大陸?イヤ、僕はそれをさけて来たから逆側だね。ってことは、ここは、オージーか!?ドロシーがたどりついた、オズの国?!)
モゥ、大陸さえ転がせそう。僕は、はしゃぎまくってた。調子に乗りまくってた。
大学生だったし、島の実家が裕福なので、何も心配はなかった。
大学の授業が終わると、夜はクラブに行ったり・・・遊びまくってた。
学校に行かないで年上の友達と音楽バナシしたり?さすがトウキョウには、音楽にかなり詳しい奴等が集まってくるね。
僕が音楽を聴き始めたのは、中学生の頃だ。
その頃、日本ではYMOの全盛期だった。
僕は、一番仲の良かった次兄の影響で、クラフトワーク、ディーボ、トーキング・ヘッズなどを聴いていた。同時に長兄がプログレッシヴロックを聴いていた影響で、キング・クリムゾン、イエス、ジェネシス、ピンク・フロイドなどの有名どころを聴いていた。あと、一番影響を受けたのは、フランク・ザッパだな。
これだけでも、わかるでしょ?僕がサラブレッド並の偏屈人間として培養されたこと。
僕が行ってたクラブは、80Sのニューウェーヴ、ネオサイケから、90Sのジャンク、オルタナティヴ的な音楽を中心にかけていた。(あとノイズなんかも・・・)
それらは、僕のもろ好みってわけじゃないけど、なんか新しい世界って感じで、クラブの空間そのものに高揚した。
彼女も、そのクラブに来ていた。
週一回くらい、そのクラブで顔を合わせることになった。
彼女は、ソニックユースとか、マッドハニー、昔の音楽だったら、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドとか、ストゥージースが好きだと言っていた。
ソニックユースがかかると、彼女は音楽に合わせて踊り出す。
まるでハードルを跳び越える時のBの姿のようだった。森の中で、猟師から逃げまわる小鹿のようでもあり、音楽から追い立てられているようでもあった。
僕は、島から出て来た、ダサい大学生だったけど、それもキャラクターだという自信はあった。だって僕は頭がいいし、島での元権力者という実績もある。正統な戦いをしなくても、ニュートンやアインシュタインやコリン・ウィルソンみたいに、中島らもや、フランツ・カフカやフィリップ・K・ディックみたいに、いずれは、伝記にもなる人間に成れると信じてた。
その時のことを考えてみろ!
今は、まだ、その序章なんだ!
そのうち、彼女は、そのクラブのDJと恋に落ちた。
わかってる。競争社会は幻想だと思ってるけど、人はとかく、その幻想にまどわされやすいものだ。
王道の競争社会は、避けて通ったけれど、他の道でも競争なんてある。いくらでもある。
彼(DJ)は、僕が一目置く存在だった。年は同じだったけれども・・・。
見てくれがかっこいいってわけじゃない、きっと。少し、母性本能をくすぐる容姿っていうの?
背は低いし、痩せてて、中性的な雰囲気で・・・。黒ずくめの“うすい”印象・・・。彼女はそういうところに、魅かれてたんだと思う。
でも、外見の印象なんて、意味がないよ。
彼は、故郷の××では、いけてない、さえない類だったかもしれないけど、ここ、トウキョウでは、同じ幸うすい人種が、集まってくるから、(僕を含めて)そこが重宝がられる。土着が意味をなす、故郷の土地がらとは違って、ここトウキョウでは、うつろいやすいのが魅力、消えやすいのが魅力、浮き足立ったのが魅力。
(しかし、彼女には、彼の故郷でのありようが透けてみえなかったのか?やはり、女っていう生きものは、愚かだ。思慮が浅い。ほんと、憤懣やるかたない。)
彼(DJ)は、僕の友達だった。僕が彼を認めたのは、音楽の知識量が膨大だったからだ。僕は脱帽した。彼を認めた。それが一時的なものでもね。
まぁ、未来の偉伝の為に必要なのは、目の前に仮想敵国を作ること。それが地道な努力かもしれない。トウキョウでは、常に二番手でいること。それが追い落とされない為の賢人のやり方だ。
しかし、僕は落ち込んだ。
東京に出てきて、はじめての挫折感だ。
彼女なんて、すぐに征服できそう」だったのに。
だって、彼女は、僕の島の友人にそっくりだったから。
彼は、僕を見ていた。
彼と彼女なんて、同じようなもんだ。
一体どこが違うんだ?同じような容姿で、同じような身のこなし。
しかし、彼女は僕を無視しているかのようだ。
初めて会った時は、あんなに、おびえて、あんなに僕をみつめていたのに・・・。
ある時、彼女から電話があった。どうやら、彼(DJ)に、振られたらしい。
僕は、冷たくあしらってやった。
女なんて・・・愚かだ。
容姿は同なじだが、島にいるBの方がずっと美しい。高尚だ。完璧だ。ずっと、尊い。
女なんて、大嫌いだ。