PLANET LULU GALAXY!

ルルの日記

Apple🍎🍏

2019-05-02 14:26:33 | Gif

 

ニュートンのリンゴ🍎🍏



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剥き合う

2019-04-15 23:39:16 | 心象風景

剥きあう??🗡🌚⚖🌝

 

ニュートンリンゴ🌐💫🌕🌞


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それぞれの偉業

2018-11-17 18:26:08 | 仙台旅行


仙台市天文台再び🔭(ランダムステップ🐾)


ニュートン🍎


アインシュタイン💫


宇宙は今でも膨張しているようだ…🎈

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Olivia Newton-John - Soul Kiss

2015-02-16 23:10:23 | 音楽


 

ジョンにスタジオの扉に鍵をかけられて“手◯め”にされたことがあるらしい、オリビア・ニュートンジョンにもSoul Kissという曲がありました・・・


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They Might Be Giants - Science is Real (official TMBG video)

2014-08-07 19:06:50 | 音楽

They Might Be Giants - Science is Real (official TMBG video)

 

 科学はホントーなんだ
 ビッグバン理論だって DNAだって
 科学はホントーだよ
 進化論だって 銀河系だって

 科学の理論というやつは
 ただの思いつきや当てずっぽうじゃないんだ 
 科学は問題と取り組むんだよ
 たくさんの実験を通してね
 だから導き出された科学理論は
 多くの事実の集積なんだ

(They Might Be Giants - Science is Real)

 

アメリカでは1920年代にテネシー州で学校の理科の授業で進化論を教えた教師が有罪になり、以後、南部の数州では公立学校で進化論を教えることが法律で禁じられてきた。80年代に最高裁が進化論教育の禁止は憲法違反だと判断すると、クリスチャンたちは「創造説(神が世界を創造したとする説)も学校で教えないと不公平だ」と言い出した。福音派であるジョージ・W・ブッシュ大統領も「創造説を学校で教えるべきだ」と発言している。

ゼイ・マイト・ビー・ジャイアンツが『科学がやって来た』をリリースした9月、ダーウィンの進化論研究を描いたイギリス映画『クリエーション』がカナダのトロント映画祭で上映された。しかし、この映画をアメリカで配給しようとする会社は現れなかった。配給するとキリスト教保守派から「神に反する会社」のレッテルを貼られてしまう。ホット・ポテト(焼きたての芋。"火中の栗"と同じ意味)をわざわざ拾うことはない。南京大虐殺を描いた映画がなかなか日本公開されないのと同じだ。

これが科学の最先端を進んでいたはずのアメリカの実態だ。だから、ゼイ・マイト・ビー・ジャイアンツはこのアルバムをまず「科学はホントーだ」という歌で始めなければならなかった。

こんな当たり前のことをわざわざ歌う必要があるの? と思うかもしれないが、アメリカではホントーに勇気のいることなのだ。ゼイ・マイト・ビー・ジャイアンツはアルバム発売後のインタビューで「『科学はホントーだ』に対して抗議運動が起こらなくて正直ホッとしている」と言っている。「アンチ科学の人々を怒らせる内容だからね」

 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
同じく町山智浩さんの文章のコピペ(でも、下手に私が文章を書くより勉強になる...  “積める”... 先人〈町山さん生きてるけど〉に感謝~~~
 
・・・“思いつきや当てずっぽう”も時に大事だと思いますけどね。。。(しかし“ただの”でないことが重要...) インスピレーションは古代と未来からの声~~~ DNAと自然の不思議な呼び声~~~
 
ニュートンのりんご(万有引力の法則)もガリレオガリレイの地動説もそもそもはそうだったはず... アインシュタインの相対性理論も(←昔読んだ中央公論社の「世界の偉人」シリーズ情報

 


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くるり - 東京

2014-07-17 13:24:02 | 音楽

くるり - 東京

 

ダンナさんがこの間(NHKのミュージックポートレイトを一緒に観ながら...)またも「くるりが好きとか言ってる女とは一生わかりあえない」とか言ってた。。。(フィッシュマンズとカジヒデキ氏で同じたぐいの発言してたけど...

「イヤ、初期の頃は、あの必死さ加減、切実さに理屈でなくココロうたれたよ?」(“東京”もよく聴いた...

 

と言っても、けして聞く耳持たず。。。(耳を餃子のように閉ざされてしまわれた...)

多分、ダンナさんは“日本語ロックアレルギー”ではないかと。。。 しかし、吉田拓郎とかブラックビスケッツとか、たま~に良いと言ってる~ はっぴいえんども、好きではないにしろ、まぁだいじょうぶみたい。。。(私にとっては松本隆氏の日本語詞は、ニュートンのりんご...偉大な“発明”... そして上質な文学.... 永遠にリスペクト...

 

そして、多分、私は“音楽への初期衝動の瞬間マニア”なのではないかと。。。(その後、〈キャリアを積んだ...〉くるりの音楽がまったく“ココロに入ってこなく”なってしまったので... でも、そのうち響いてくるときもあるかも...


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武蔵野プレイスの自然科学コーナーで見つけた本

2012-04-01 14:46:40 | 

昨日は、休日のダンナさんと一緒に、またもお気に入りの場所、武蔵野プレイスの図書館に行ってきました


この前、グアムで観てきた魚の名前を調べに行ったはずが、ダンナさんが食いつかれた沖縄で...)モンガラの生態ばっかり2人で調べてしまい、(なんで、この前は大人しかったのか??とか。。。 モンガラコワイヨ~~)他の魚の名前を覚えないで帰って来てしまったので、再度調べました...

 

わかる!図鑑7 海水魚
吉野雄輔
山と渓谷社


サヨリちゃん??と思ってたのはやはり“サヨリ”(針魚って書くみたい)、群れを作ってた綺麗な水色の魚はデバスズメダイ、イパオビーチで見たクマノミくんの詳しい名前はダスキーアネモネフィッシュ、だそうです でも、相変わらず、ピンクのふぐさん?かわはぎくん??の名前がいまだにわかりません。。。上の本には載ってなかった。。。)


この前は、ジュニア本のコーナーで魚の本を探したのですが、英語の専門書を探しに地下に行ったダンナさんに着いて行ったら、ちょうど自然科学のコーナーがあったので、そこで色々見つけて館内で読書



同じく自然科学コーナーにあったこの本も武蔵野プレイス内で読んできました

はじめての海の科学 (JAMSTEC BOOK)
クリエーター情報なし
ミュール


海洋はどうやって生まれたか、とか、どういう風に形成されているか、とか、地震と津波の起こるメカニズムも書いてありました...



そして、これも自然科学のコーナに置いてあり、バチッと目が合い、読む...

日本人のルーツ―血液型・海流で探る (ニュートンムック)
竹内 均
ニュートンプレス


書いてあることは、大胆な仮説かな?とは思うのですが、古い時代まで想像力を働かせて、統計も細かく取って、仮説を立てることの、情熱とリサーチ力がすごいと思った。。。 

血液型の分布図や、顔の特徴や、耳垢の特徴や、身長の高低や、文化の類似性から、日本人のルーツを推理しています  


なんというか、ルーツや、物事の成り立ちに想いを馳せる(そして想像力を酷使してリサーチして仮説を立てる)って、壮大なロマンを感じます・・・(NHKの地球大紀行、とか大好きだったな~... 恐竜の本とかも大好きだった。。。




また、武蔵野プレイスに行ってフリーハンド(というか、自由な心)でいろいろ調べたいです~~

 


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女性ホルモンの正体

2009-04-28 11:47:00 | 事象への想い
気持ちが優しくなっているのか、弱っているのか、日々、感傷的になっている。

時折家族のことを想って、涙を流す。(夜寝る時心配事で歯ぎしりをしてしまってるよう。)

最近、気温の変化が激しいから自律神経が着いていってないのかも。

基本、タフな肉体を持っていれば、大抵のことは乗り越えられるような気がする。


昨日の夜、最近玄関前でトリートメント入りペット用ウェットティッシュでごしごしふかれるのがイヤで、家の中に入り渋るナノちゃんに翻弄されて

(ひどい時は5~6回敵前逃亡。階段の下に走り去る。そしてしばらくしたらまた玄関のドアをキー..カリカリ...←ニュートンの猫もそうとうヒドかったみたいだけど、、相当神経に障る音。。 それの繰り返し...)

「もうもてあそばないで。。。

と、やっとこさナーちゃんを家の中に入れたあと(そしてフキフキしたあと)、寝込んでしまった。。。

ダンナさんはその姿を見て大ウケ&爆笑してました。(ルルが弱ければ弱いほど萌えるんだそうです。。。)


・・・感傷的な文章からスタートして、またギャグっぽくなってしまった。。。

まぁ、本当に弱ってる部分もあるけど、その中で少しでも笑えることがあったら(笑うことができたら、)大抵の日々は乗り越えて行けるんだと思う。


時々、お風呂の中でこの本『Femme Fashion』をウダウダ読んでるのだけど、時々女優たちの“名言”をかいま見ることができる。気に入ってるものは、ミア・ファローの(スレンダーな容姿について・・)「そうね、サイズは60~60~60ってところよね」とか(笑) 自虐(コンプレックス)×昇華=自信といった感じ??(^_^;)

そしてジェーン・バーキンの一言

「女心は移ろいやすいもの。朝には幸せの絶頂にいたかと思うと、夜には自殺したいと思ったりするんだから・・・」

これこそ女性ホルモンの正体。←ミもフタもない言い方だが。。
(私も苦しんでます..。)

でもそれを詩的に表現できる女優、ジェーン・bがとっても素敵...。(時々読み返しておまじないにしてる...。)


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可能の王国でのNew Steps (6/21Re-Trick PLUGライブ報告)

2007-06-22 23:51:54 | 事象への想い
昨日の夜はRe-Trick君たちのライブを観に渋谷PLUGに行ってまいりました
心に残ったこと


☆鍵盤使いの魔術師・Binさんが“締め”で魅せてくれた、エキセントリクスで斬新なサンバアレンジに驚愕(そういうの大好きです...どんなプレイでも自由自在なんデスネ...エレガントにもエキセントリックにも成れる!!!)

☆マーシー君がいつも通り野生児のように自由でナチュラルで運動神経反射神経にインプリンティングされている千手観音のようなワザを魅せつつも客席を余裕のある笑顔で見回してくれたのが嬉しかった!!!

☆弾いてる途中のサンタナばりの極上のユーヤさんのセクシー顔(弾いてる途中に恍惚の表情に...笑)とそのプレイにメロメロになる女子は多いはず。そしてあの“背面弾き”がもう一度見てみたい。そのセクシーギタープレイで多くの女子をメロメロにしてやってください・・!!!(爆)ボスなんか落としちゃってください!!!(←危険思想。。問題がありましたら消しますぅ~~...)これからは(も)Re-Trickの時代です!!!

☆期報Re-Trick倶楽部で亮くんのベースのことを“バリバリのベースサウンドはグループの屋台骨”と表現していたけど、おぁ~~~!!!その表現悔しいけど上手い!!!(^_^;)と思いました♪♪とても端正なベースプレイです。そして気負いがなくナチュラル(今日この言葉2度登場...)なMCでいつも場をなごませてくれます☆☆☆(本人自分は高田純次っぽいと申しておりました☆)


そしてルルももっとレトリック(修辞技法)を磨きますぅ~~。。。
なんかアブナい表現とかしてたら直しますんで、教えてくらさい~~m(__)m

思ったのはやっぱり若人のパワーってのはなんとゆうか、理屈ではない、言葉では言い表せない(ひとの心を動かす、うつ、)力強い説得性・・ってのがホントあるのだ・・・。(それって悲しいけど、“若人”しかできない表現力なんですよね。。うぅっまた年寄り発言を。。。)
私はたぶんそういうのに憧れてるんだと思う・・・。
これこそ青春の輝きなんだね・・・(くさいこと言っちゃってまためちゃくちゃ恥ずかしいぃ~~~~。。。。。)
そうゆう話しを電車(亥のヘッド線)の中でDrマーシー君ともしました


そして、リチャード・ギアの恋人さま、再度のお越し、ありがとうございます~~~
このエントリが先になってしまいましたが、ルルもまたお越しいただきすごく嬉しかったデス☆☆☆
息子さん、将来のエディ・ホームか、アインシュタインかニュートンかもしれませんね・・・
人生が素晴らしいのって、いろいろな可能性がある部分だと思ってるルルでした
そして、“可能性の明るい部分”を信じればそれが大きな力になってくれるんだと思います(って、ルル自身にも言い聞かせます~~。。)


P.S.カテゴリ分けで迷いましたが、今回は“事象への想い”で・・・

トップ画像はRe-Trick 1stアルバム「New Steps」と、2ndアルバム「Beautiful Black」デスもちろん今回のタイトルは1stのアルバム名からいただきました~
コメント (2)
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先週観た映画&聴いた音楽 〈後編〉

2006-08-08 20:49:40 | 事象への想い
イーディ・セジウィックの「チャオ!マンハッタン」

チャオ!マンハッタン

キングレコード

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もうすでに何回も借りています。
最初にこのフィルムの存在を知ったのはWAVEの「ポップ・アメリカ」という特集からだったかな・・?
観たくて観たくて、夢にまで見ました。
その夢を夢日記に記したことがあるのですが・・・。


視聴覚室でイーディ・セジウィックの映画が始まりそう。
私は窓から教室に入った。
しかし席についてから、3人の人物と旅に出る約束をしていたことを思い出す。
私は教室から出て、門の前に立つ3人に事情を話す。
3人は憤慨しながら旅立って行った。
私は教室に戻ったが、映画はもう終わってしまった後だった。


私の夢は基本的に悲劇が多いです。(思春期以降。)
映画が終わってしまってたり、好きな人と会えなかったり(ポールのミラクル大作戦のせつなさ。。)
いつもせつない気持ちになって、目を覚ます。
でも現実に起伏がない時は、夢があまりにも奇怪だったり、突飛だったり面白かったりするので、夢を見ることが楽しみ、娯楽になっていた時期もあった。
子供の時から私の夢はかなりヘンテコで面白かったりしてたので、登校班で下級生を連れて学校に行く道々で、夢を膨らませてお話ししてあげたりしてたのですが・・(^_^;)

なんか話がずれてしまいましたが、イーディ・セジウィックの「チャオ!マンハッタン」は、20歳頃のイーディに対しての神格化的な思い入れが薄らいでから、60年代文化、ドラッグカルチャーなどを距離をおく感じで見るようになってからの20代後半に観たので、余計にイーディの痛々しさだけが際立って見えてしまった。
もし20代前半に観ていたら、むしろ彼女みたいになりたいと憧れの目で観ただろうと思う。
悲しい。でも美しい。彼女を抱きしめてあげたい・・・。

しかし、「Ray」に出ていた、レイ・チャールズの妻役の黒人女性もそうだったけど、美しい人って、なんか、人種を超えた共通点がある・・というのか、イーディって、白人女性って感じが全然しない・・というか、そのことを忘れてしまう・・というか、むしろ私と同族の日本人にも見えてしまうような、親しみやすい、普遍的な美しさを感じます。美しさ、そして痛々しさ、不憫さ、だから可愛らしい。抱きしめたい・・。とむせび泣く。。女で同じ女に対してここまで萌える私ってやっぱり変態かしら?(笑)

ヴァーヴ「アーバン・ヒムス」
アーバン・ヒムス
ザ・ヴァーヴ
東芝EMI

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sy_rockさまの記事を読んで借りようと思いました。あと、秘密でしたが、私以前スウェードもsyさまきっかけで借りましたよ~!(ワーイ!とsy_rockさまに手を振る・・・。)あっ!買わなかったのはお金が無いからです~。。。(と言い訳。)CDとか全然買ってないです。最近・・・。最近慢性的な金欠気味ですが、たぶんこりゃ“食”にお金をかけすぎるのが原因と考えられる・泣 でもジャンクなものをやめて素材の良いものを食べるようになったら、逆に痩せたんですよぉ~!あとお酒の量が減ったからというのもあるけど・・・。酒のカロリーはアナドレナイ!(←ちょっと語感がアドレナリンに似てますね・汗)

えーと・・、「アーバン・ヒムス」のお話に戻って・・・、
アーティストによっては、作品を発表することを目的としていない職人肌、研究家肌のアーティストがいて、この人達はアーティストではないけど、科学者のニュートンとかアインシュタインもそのタイプだったみたいですね・・・。研究結果を世に出すことを目的にしていない・・・。
そういう音楽マッチョ、研究マッチョは私は大好きです~(^_^;)
そしてそういう類いのヒトたちは、周りのヒトがおせっかいを妬かないと、いつまでたってもおのれを鍛えることで満足してしまう・・・。どうぶつの森でいう“おいらキャラ”なのかな・・?(笑)
キン肉マン並みの友情パワーと語ったのはsy_rockさまの名言ですが、そのおせっかい役を買って出たのがリチャード・アシュクロフトのマブダチである、オアシスのノエル・ギャラガーで、彼がリチャードの重い腰を上げさせた結果出来上がったのが「アーバン・ヒムス」だそうです。(以上、sy_rock氏情報。私94年以降のロックシーンのこと全然知らないので。。。)
聴いてみて、全体の印象を形作っているのはストリングスの響きの美しさ。
私が好きだったごく初期のヴァーヴも訥々(とつとつ)とした、起伏の少ない、語りかけるような静かな演奏が特徴的で、それは変わってないのだけど、私が初期のヴァーヴに感じていた室内楽的な、お外が似合わなそうな(笑)イメージが少し変わったというのは、やはり屋外で撮影したジャケによる印象からくるのかな?(単純ですね・汗 私・・・。)
コメント (6)
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小説(無題)

2006-01-30 16:40:16 | 小説
 それは、いつか会ったことがある少年の顔だった。

 彼女と僕が出会ったのは電車の中。
 僕の20歳の最後の日と21歳の誕生日のはざまに彼女と出会った。
 
 いつか会ったことがある少年の顔だった。


 
 僕は、島で生まれた。
 
 根拠も理由もない、傲慢な意味なき自信に満ち溢れた、嫌味な子供だった。

 それは、四方八方からその場所を取り囲む、のん気にも、不気味にも見える、凪
いた海のせいだったのだろうか・・・?

 とにかく、毎日僕は、海を見ていた。

何も動かない、何もやってこないように見えるその海は、外側から僕の自信を支えていた。

 四兄弟の内の、いくぶん年の離れた末息子だった僕は、家の中の、上にいる男たちの権力におびえながらも、その分外ではその権力に守られ、強く出ることができた。
 根拠のない自信とは、そこらへんから生まれたのだろうか?

 僕は、狭い島の中の、極小な少年の社会の中では、自信に満ち溢れた権力者だった。
 友人はいなかった。でも僕は、権力者の立場にいるだけで満足だったから、友人はいらなかった。


 彼は、ハードルの選手だった。
 小鹿のような、しなやかな肢体。向かい風をうけながら、空気を動かしながら、ハードルを乗り越えて、走りぬけていく。
ゴールに着いた時には、満足げな笑顔を浮かべた。
あふれんばかりの笑顔。少しの屈託も感じられない。
一体なんで、あんな顔ができるんだ?

 僕は、生まれて初めて、他人に羨望と嫉妬を覚えた。
 そして、生まれて初めて、家族以外の人に、興味を持った。

 彼は、権力などには、全く興味がない風(ふう)だった。
 ただただ感覚的に生きているように見えた。

 走る、越える。
 走る、越える。

 僕は、教室の窓から、ただ彼を見ていた。
 彼の体は、羽がはえてるかのようだった。
 ハードルを跳び越えるその瞬間、空にとけこむかのようだった。

 美しく、完璧な瞬間だった。



 中学2年生になったくらいから、僕自身を囲んでいた頑丈な外枠は、しだいに周囲ととけ始めていった。
 ハードル少年B(ビー)に興味を持ったことをきっかけに、学校の中に居る、他の人物にも興味を持ち始めたからだ。
 いろいろな人がいる。人は、個人個人いろいろな特性を持っている。ひじょうに興味深い。
 自分とはちがう、他人の中の世界に、興味をもち始めた。
 その内、友人すら出来始めた。これは、悪くなかった。案外。
 時間が止まったかのような、小さな島の中の、小さな子供たちの社会。(少し先の未来に来るであろう、学歴社会、競争社会の中のしのぎをけずる争いなどは、凪の中の海の遠くに見える、ぼやけたユーラシア大陸みたいなもんだ。)その中で、ひまつぶしをするには、一人よりも、多勢の方がすごしやすい。
 とにかく、僕にとって、この時期は、ものすごく楽しかった。

 Bはある時僕に言った。
 渡り廊下を、友達と談笑しながら歩いてる時、ポンと肩に手を置くやつがいた。
振り返ると、Bだった。
 ヤツは、例の屈託のない笑顔を浮かべながら、僕に言った。
 「君、丸くなったよね。その方がずっといいよ。」
 どうやら、彼も、僕を見ていたらしい。


 僕は、18歳の時に、その島を出た。
 何もかもが、飽和しはじめたからだ。
 家族の中も、島も、すべてが狭くるしかった。
 Bは、その島に、残った。




 僕は、20歳の時に、彼女と出会った。
 正確にいうと、20歳から21歳に移りかわるその間・・・。
 僕の視界に、彼女が映った時、ハッとしたのは、彼女がBに似ていたからだ。
 彼女は僕を見た。一瞬、目を見開き、口元をキュッとしめ、緊張したようだが、すぐに表情を崩した。
 「○○くんだよね!話は聞いてるよ!今日は、イン?アウト?私の方はアウト。人とケンカしてきたばかりなんだ!」
 たたみかけるように、一度に話し始めた。

 僕は、彼女の崩れた表情に、興味を持った。

 ところで、元権力者の僕の元にも来るべくして来る競争社会のことだが、僕にはくだらない争いのように思えたので(島育ちだし、本土のことは傍観的にみる。なんつって。)自ら、枠の外に出ることにした。僕はそんなことには、興味がない。
 東京に出てくれば思うことだが、このスバラシイ世の中は、何をしても生きていける。
 何でも受け入れてくれる」、スバラシイ都市、トウキョウ。
 出てきてよかった!あんな、小さくて息苦しい孤島から!
 スバラシイよ!人生ってスバラシイ!
 ただただ、アホウみたいに素晴らしい時期だ。10代から20代にかけて見た、桃源郷みたいに素晴らしい時代。(あぁここは、おぼろげに見えた、ユーラシア大陸?イヤ、僕はそれをさけて来たから逆側だね。ってことは、ここは、オージーか!?ドロシーがたどりついた、オズの国?!)
 モゥ、大陸さえ転がせそう。僕は、はしゃぎまくってた。調子に乗りまくってた。
 大学生だったし、島の実家が裕福なので、何も心配はなかった。

大学の授業が終わると、夜はクラブに行ったり・・・遊びまくってた。
学校に行かないで年上の友達と音楽バナシしたり?さすがトウキョウには、音楽にかなり詳しい奴等が集まってくるね。

 僕が音楽を聴き始めたのは、中学生の頃だ。
 その頃、日本ではYMOの全盛期だった。
 僕は、一番仲の良かった次兄の影響で、クラフトワーク、ディーボ、トーキング・ヘッズなどを聴いていた。同時に長兄がプログレッシヴロックを聴いていた影響で、キング・クリムゾン、イエス、ジェネシス、ピンク・フロイドなどの有名どころを聴いていた。あと、一番影響を受けたのは、フランク・ザッパだな。
 これだけでも、わかるでしょ?僕がサラブレッド並の偏屈人間として培養されたこと。

 僕が行ってたクラブは、80Sのニューウェーヴ、ネオサイケから、90Sのジャンク、オルタナティヴ的な音楽を中心にかけていた。(あとノイズなんかも・・・)
 それらは、僕のもろ好みってわけじゃないけど、なんか新しい世界って感じで、クラブの空間そのものに高揚した。
 
 彼女も、そのクラブに来ていた。
 週一回くらい、そのクラブで顔を合わせることになった。
 彼女は、ソニックユースとか、マッドハニー、昔の音楽だったら、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドとか、ストゥージースが好きだと言っていた。
  
 ソニックユースがかかると、彼女は音楽に合わせて踊り出す。
まるでハードルを跳び越える時のBの姿のようだった。森の中で、猟師から逃げまわる小鹿のようでもあり、音楽から追い立てられているようでもあった。

 僕は、島から出て来た、ダサい大学生だったけど、それもキャラクターだという自信はあった。だって僕は頭がいいし、島での元権力者という実績もある。正統な戦いをしなくても、ニュートンやアインシュタインやコリン・ウィルソンみたいに、中島らもや、フランツ・カフカやフィリップ・K・ディックみたいに、いずれは、伝記にもなる人間に成れると信じてた。

 その時のことを考えてみろ!
 今は、まだ、その序章なんだ!



 そのうち、彼女は、そのクラブのDJと恋に落ちた。


 わかってる。競争社会は幻想だと思ってるけど、人はとかく、その幻想にまどわされやすいものだ。
 王道の競争社会は、避けて通ったけれど、他の道でも競争なんてある。いくらでもある。

 彼(DJ)は、僕が一目置く存在だった。年は同じだったけれども・・・。
 見てくれがかっこいいってわけじゃない、きっと。少し、母性本能をくすぐる容姿っていうの?
 背は低いし、痩せてて、中性的な雰囲気で・・・。黒ずくめの“うすい”印象・・・。彼女はそういうところに、魅かれてたんだと思う。

 でも、外見の印象なんて、意味がないよ。
 彼は、故郷の××では、いけてない、さえない類だったかもしれないけど、ここ、トウキョウでは、同じ幸うすい人種が、集まってくるから、(僕を含めて)そこが重宝がられる。土着が意味をなす、故郷の土地がらとは違って、ここトウキョウでは、うつろいやすいのが魅力、消えやすいのが魅力、浮き足立ったのが魅力。
(しかし、彼女には、彼の故郷でのありようが透けてみえなかったのか?やはり、女っていう生きものは、愚かだ。思慮が浅い。ほんと、憤懣やるかたない。)

 彼(DJ)は、僕の友達だった。僕が彼を認めたのは、音楽の知識量が膨大だったからだ。僕は脱帽した。彼を認めた。それが一時的なものでもね。
 まぁ、未来の偉伝の為に必要なのは、目の前に仮想敵国を作ること。それが地道な努力かもしれない。トウキョウでは、常に二番手でいること。それが追い落とされない為の賢人のやり方だ。

 しかし、僕は落ち込んだ。
 東京に出てきて、はじめての挫折感だ。

 彼女なんて、すぐに征服できそう」だったのに。
 だって、彼女は、僕の島の友人にそっくりだったから。
 彼は、僕を見ていた。

 彼と彼女なんて、同じようなもんだ。
 一体どこが違うんだ?同じような容姿で、同じような身のこなし。

 しかし、彼女は僕を無視しているかのようだ。
 初めて会った時は、あんなに、おびえて、あんなに僕をみつめていたのに・・・。



 ある時、彼女から電話があった。どうやら、彼(DJ)に、振られたらしい。
 僕は、冷たくあしらってやった。

 女なんて・・・愚かだ。
 容姿は同なじだが、島にいるBの方がずっと美しい。高尚だ。完璧だ。ずっと、尊い。

 女なんて、大嫌いだ。
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