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『笛物語』

音楽、フルート、奏法の気付き
    そして
  日々の出来事など

フルート奏者・白川真理

リベンジ旅行 南イタリア&シチリア島 3月8日(金)~17日(日)

2024-03-19 23:12:11 | 旅行
https://blog.goo.ne.jp/pipipipi/e/54197b5a1089c1ce6fe14566587d05c0

2020年の3月は何もかもが中止になった月でした。

コンサート、大使館でのイベント、そして海外旅行も。

全てがコロナ禍以前のように、とはいかないものの、ようやく様々なことが動き始めてきた今年2024年3月8日~17日、リベンジ旅行に行ってまいりました。

2019年のエジプト以来、5年ぶりの海外旅行です。

20年に予定していたクロアチア、南イタリア12日間ではなく、南イタリアとシチリア島10日間の旅、とやや縮小したけれど、諸物価高騰で、旅行代金も1.5倍から2倍近くになっているは、円はさらに弱くなっているは、ということで仕方ない。

一番行きたかったポンペイ遺跡が含まれているツアーは意外に少なく、オンシーズン少し前ではあったけれど、値段も4月~6月よりはやや安めということで、このツアーとなりました。

20名程の旅仲間は、旅慣れている方ばかりで、皆とてもチャーミング。
そして個性的。

添乗員のUさんもハートフルな方で、皆さまのお陰で、本当に楽しい良い旅となりました。

南イタリア、シチリアの風土、気候、様々な遺跡や街並みはみな美しく、
仕事や様々な日々の情報から離れてゆっくりすることで、とても
リフレッシュできました。

今は沢山撮った写真の整理に二人して追われているところですが、少しずつ旅行記をアップしていく予定です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

まずは8日(金)と9日(土)

8日(金)羽田ーローマ

羽田から15時間ノンストップでローマに。
ITAエアウェイズの機内食は、お世辞にも美味しいとは言えず、座席の前の画面も壊れているものもあり、トイレの掃除も行き届かず、あまりにもあんまりの状態でしたが、なんとか到着。離陸の時に全く耳が痛くならなかったのは良かった。

一度倒産したところなので、色々と仕方のないところもあるのだろう。
無事に到着出来ただけでも感謝しないとね、といったところ。

ローマには2回程来ているけれど、いずれも20代後半の時なので、最早前世の記憶に近い。つまり何も覚えていないのに等しい。

出来れば、ローマで1週間居たいくらいだけれど、夫は一度も来た事がないくせに、なんの未練もない様子。

現地時間の20時頃着いて空港近くのビジネスホテルの様な味気ないホテルで一泊。
部屋は清潔だけれど、従業員の表情がみな硬くて、あんまり良い職場じゃないのかな?と思ったりも。生粋のイタリア人は少なかった様な気もする。

飛行機の疲れもあり、ぐっすり眠れるかと思いきや、時差の関係か、二人ともあまり眠れないまま朝に。


9日(土)ローマ

早朝5時頃に目が覚めたので、ホテル界隈を散歩。
「何もない」と観光客には悪評のホテルだけれど、少し歩くと、日本では見られない柔らかな稜線の丘陵が広がり、あの独特の松もあり、イタリアに来たのだな、と気持ちも高まる。

早朝から降っていた雨も徐々に小降りに。

朝食後、バスに乗ってポンペイへ。(117km)








しいたけ

2024-03-06 23:20:59 | 日常
最初、その大きな円柱状の荷物が届いた時は、ピピの新しい爪とぎかなと思った。

でも、その割には、とてもずっしりと重い。

何かと思ったら、夫がネットで取り寄せたしいたけの原木でした。

水をかけて、庭の片隅のフェンスに立てかけて終了。

最初の一年は全く変化もなく、

「もう、ピピの爪とぎにしたら?」

なんて本気で言っていたのですが、昨年秋には大きなしいたけが5つ採れました。

この頃は、本番などあって忙しかったので、写真はなし。

木から生えてきたしいたけは肉厚でコリっとして、木の香りがして、まさに「木の子」。

ただ、その時は、素材の味を生かそうとして、焼いただけだったので、水分が飛び過ぎて、固くなりすぎてしまい反省。もちろん、それでもとても美味しかったのですが。

そしてこの春もまた収穫がありました。
昨年の反省から、今度は豚バラ肉やカブ、厚揚げと一緒に炒め煮に。
お砂糖少しと醤油で和風に。

これが大正解で、豚バラの脂とうま味がしみ込んで、とても美味しく仕上がりました。

噛み応えもあって、肉厚なので、鮑に近い美味しさでした。

元々しいたけ好きの夫は、「もう2,3本買ってズラっと並べようか?」とすっかりノリノリですが、こういうものは、ちょっとだから楽しいんじゃないか、と思うので、却下。





届いた時の原木



手段と目的

2024-03-05 17:21:09 | 気付き
2月18日の音楽家講座特別企画の時の甲野先生との交流はいつにも増して、久々だったこともあり、より濃厚なものでした。

それ以来、考えていたのは「手段と目的」に関して。

よく恩師・植村泰一先生が注意するともなく、仰っていた。

「手段と目的はすぐに入れ替わっちゃうから気を付けていないとね。」

これは、母校の同窓会、東京玉翠会の企画運営の時にも感じたことだけれど、「簡素化」をモットーにやってきたけれど、あくまでもそれは「手段」であって、目的は「持続可能な東京玉翠会」にすること。簡素化はそのための手段にすぎない。

一歩引いて俯瞰することの出来る同窓会運営では、そんなことはすぐにわかるのに、本業であるフルートでは中々そうはいかない。

もうとうに還暦も過ぎ、半世紀以上もやってきているというのに、未だに「良い音だしたい」「上手くなりたい」がすぐ目的になってしまう。

じゃあ、そもそも目的は何?と改めて自身に問うと、これまたよくわからない。

強いていえば、「楽しく生きるため」かも。

この自分にとっての「楽しく」をどこまで掘り下げていけるか、ということになるのではないかしら。

とかいいつつ、先日も大きな変化があったので忘備録。

レッスンの時に口走っていたもので、やはり生徒さんを教えるというのは有難い。
「自分のことはわからなくても、人のことはよくわかるからねえ」とこれまた師匠はよく仰っていた。

それまでは、ハミングみたいに、鼻裏を通して、と言っていたのだけれど、今は

「脳に突き刺して!」

と言っている。