『笛物語』

音楽、フルート、奏法の気付き
    そして
  日々の出来事など

フルート奏者・白川真理

発表会・(告知)フルートフェスティバルin横浜 4月14日(日)14時 神奈川県立音楽堂

2024-03-26 23:00:50 | 音楽・フルート
楽器店主宰の生徒さんの発表会、そして講師演奏でした。

朝から夜までずっと冷たい雨というお天気になってしまいましたが、やはり雨女なのだろうか・・とちょっと申し訳ない気持ちに。

ピアノの小さな生徒さん達も沢山で、みなとても可愛い。

昔よりも男の子が増えているのは、ジェンダーレスになってきた世の中の流れも影響あるのかな?とふと思う。

私が子供の頃は、ピアノを習う男の子は少なかったし、いても、大抵「やらされている感」満載という感じの子が多かった。

でも今日の発表会で演奏したお子さん達は、女の子はもちろんのこと、男の子が、本当にピアノが大好きで、子供ながらに真剣勝負で取り組んでいるのが感じられる素晴らしい演奏ばかりだった。

私のフルートの生徒さん(素晴らしかった!)もそうだけれど、みな、コロナ禍を経て、音楽への取り組み方が大きく成長しているのではないかなと思った。

今日も良いものを沢山聞かせていただきました。

スケジュール的に合わせ時間の確保が難しかったので、今回の講師演奏はフルートソロ。
テレマンの無伴奏ファンタジー12番。
小鳥の囀りのようなフレーズもあるので、春に相応しいかなとこれに。

久々のホール(川崎市民プラザ・ふるさと劇場)での演奏はやはり楽しい。
コンサートに特化した会場ではなく、さらに約500名のキャパなので、ここでの演奏は、いつも後ろまでちゃんと音が届いているかどうかが気になる。
そういえば、ここでの無伴奏は初めてかも。

皆優しく、毎回嬉しい言葉を沢山いただけるのだけれど、やはり、自身の手ごたえとしては、鶴見の100人規模の音楽ホールのような訳にはいかず、広い分、音の輪郭が拡散してしまうように聞こえてしまう。

年末に予定している響かないことで有名な上野の奏楽堂は約300人キャパだから、ここより一回り小さいのだな、となんとなく想定しつつ演奏。

今回も納得感がないのは同様で、特に速く動き回る作品なので、届いてる、と信じて吹くしかない。

録音を聞くと、上から下まで音の粒のまとまりはちゃんとあったので一安心。

今回はあることを企んでいた。
最後のprestoは繰り返しのところから歩いて舞台袖にひっこんでみた。
ところが想定していたより舞台が広く、途中で終わりそうになってしまったので、もう一回リピートを増やして乗り切った。

録音するスマホは舞台袖に置いていたので、音量は段々大きくなって採れているけれど、きっと客席では段々小さくなって遠ざかる効果もあったのではと思う。

この視覚にも訴えるという演奏を初めてやったのは、30年前、ムジカフィオーレでのことだった。
川崎先生の作品で、特殊奏法はあるし、覚えるのが大変だったけれど、みんなで静かに歩き回って演奏・・ちょっと幽霊みたいな感じが曲ともマッチし、大好評だった。

多様するのは野暮だけれど、たま~にやると、確かにお客様がハっとする効果はある。

演奏しながらではないけれど、立ち去るのは古くはハイドンだってやっている(『告別』)ので、テレマンも許してくれるだろう・・許してくれるかな?

この思いつきは、思いの他好評で、とても喜んでいただけた。

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頂いた綺麗なお花の写真を明るい処で写そうと、置いたとたんにピピ。





猫にさほど危険ではないカーネーションやトルコ桔梗メインなのは、そこまで考慮してくださったからか?

玄関先に飾ったら、そこにもピピ。虎視眈々と狙っている。





お花、好きなのね。
以前調べた時は、安全となっていたけれど、再度念のため調べてみると、カーネーションも強い毒性はないものの、食べてしまうとよろしくない、と判明。

齧られると花も可愛そうなので、軒下のテーブルに飾ることに。
涼しいので、日持ちもするし、道行く人にも楽しんでいただけるので、ピピが来てからは、いただいた花束やアレンジメントは、ここに飾ることが増えました。

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次は5年ぶりに参加するフルートフェスティバルin横浜の練習にとりかかる。

https://www.kanagawa-ongakudo.com/event/39141

本番は4月14日なので、もうすぐ。
コロナ禍でずっと中断されていたのが、去年再開。でも去年は自分の本番と重なっていて、参加出来なかったので、本当に久しぶりのフルートオケで、これも楽しみです。

そういえば、いつも振ってくださる指揮者の上野正博さんは、棒の腕もさることながら、とても温かな人柄で、みんなから慕われている稀有な指揮者。

フルートの巨匠・吉田雅夫先生のお孫さんが奥様、というご縁もある。

いつだったか、たまたま付けたTVのニュース番組か、ワイドショーかで小田原の梅園を中継していて、そのインタビューに一市民として上野さんがニコニコしながら応えていて、びっくり。家族でお出かけだった模様。

久しぶりにお会いしたら、真っ先にそのことを伝えなくっちゃ、と今から楽しみです。