『笛物語』

音楽、フルート、奏法の気付き
    そして
  日々の出来事など

フルート奏者・白川真理

【特別企画6/15_武術の先、武術の跡~甲野よしのり講習会@多摩~】

2022-06-18 00:58:17 | 音楽家講座・甲野善紀先生を迎えて
【特別企画6/15_武術の先、武術の跡~甲野よしのり講習会@多摩~】

参加してまいりました。
パルテノン多摩のラウンジのゴージャスさにびっくりしつつ地下の会場へ。

あまりに濃厚な磁場だったため、今もフラフラしているようなシャッフル感が続いています。

甲野先生の御話しや技は、毎月、音楽家講座で触れているのですが、やはり運営側としては、それなりに気を配ったり、使ったりしているので、意識の半分以上はそちらに行っている。

今回は本当に久々の純粋な「受講生」を満喫しました。

新宿の朝日カルチャーセンターで初めて先生にお会いした時のような新鮮さがありました。

こちらの構えが変わることでの違いも大きいのだろうけれど、それ以上に「場」が変わることでの先生の変化が凄い。

確認した訳ではないけれど、「ああしようこうしよう」ではなく、きっとその場その場の器に合わせて水の様に変化されているのかと思いました。

存分に、先生の技、お話を堪能。

初めてだったのは、祓い太刀の時の土台の体験。
受けている方の身体を貫くエネルギーが土台の私の中にも入ってきて床に抜ける。
私の内部の何かしら諸々も払われていく。


午前10時からお昼を挟んで午後4時までの長丁場は、ちょっと合宿に参加したような気分でもあり、こちらも懐かしかった。

懐かしい誰かしらに会えるかな?との期待も裏切られませんでした。
講座はもちろん、素晴らしかったのですが、こちらもとても嬉しかった。

音楽家講座が新宿開催だった頃によく参加してくださっていたIさん。
オデコでピアニカが演奏出来るという技も持つピアニストです。

また同様に10年くらい前に何度か参加してくださっていたDVなどの相談員をされている方。

色々と面白い本の情報や、ご自身が経験された合気での治癒の話など、ディープな話題も。

3月のコンサートにもいらしてくださった出版社社長のSさんには、またここで
「本当に大きく進化されましたよね。素晴らしかったです。」と重ねての感想をいただく。雑談の中で、最近の悩み「心」についての相談にも、メウロコの回答があり救われた心地。

浪の下マイスター・柔道整復師の小磯直樹さんとも久々に。



先生が信頼する門人のお一人です。
早速、色々と「最近はどうですか?」と気付きのご伝授をリクエストし、最新版「浪の下」を味合わせていただきましたが、触感が先生みたいになっておいででした。
色彩で身体状況感覚を表現されているのも、とても興味深いものでした。

御二人の甲野先生に挟まれて。
・・ちょっと緊張・・



そして!
ずっとお会いしたかった方に遂にお会いできました。
・・予感はあったのですが・・
陽紀先生と共に、ここ数か月の私の進展の大きなきっかけとなった方です。
それも動画だけで・・
「魔女トレ」の西園美彌先生。
   ・・一番嬉しそう・・?




実際、とても嬉しかった。

甲野先生を通じて知って、その20分の足首回しの動画を実践しただけで、荷物が軽くなり、足運びが軽くなり、階段が楽になり、腰かけた時にも勝手に膝頭がくっつき、とそのあまりの効果にびっくり。確かに魔法の様。

でも、ご本人の印象は魔女というよりは、観音様だなあ、と思います。
その所作も声も何もかもが美しい。
とても貴重な瞬時に身体が変わるレクチャーを惜しげもなく無料で大量に公開されている、というその志も美しい。

「世の為人の為」という言葉があるけれど、甲野先生父子同様、それがぴったりと似合う稀有な方ではないかと思います。

進展のきっかけとなった動画のお礼を言うと、とても喜んでくださいました。
そしてその場で、さらなるご助言もいただき、今後がもっと楽しみに。
魔女トレに関しての説明をうかがい、思わず
「とてもロジカルなんですね。」と言ったところ、ニコニコされながら

「そうなんです!ロジカルなんです!」
と我が意を得たりという感じで喜んでくださりました。

初めてお会いした参加者の方々との交流も楽しいものでした。

特に、私が土台となった折の女性はランナーの指導者とのことで、とても肩が落ちておいでなのが印象的でした。
・・走るにあたっても、肩というのは落ちていた方が良いのだろうな・・

甲野先生の御話しもかなりディープな内容が多かったせいか、参加されていた方々諸々のせいか、しばし異界に迷い込んでしまったような、不思議な後味の講座でした。

皆さま、ありがとうございました!




カテゴリーは・・・決して「日常」じゃないし、むしろ「非日常」

「音楽家講座」ではないけれど、甲野先生の講座なので、こちらのカテゴリーにしました。



2022-06-14 22:37:50 | 日常
去年の今頃と比べたら、もしかしたら10倍くらいの方々と交流しているかもしれません。

世の中の気配もかなり前向きのwithコロナになってきて、もちろんマスク越しで、配慮しつつの交流だけれど、本当にドドドっと人と会うことが増えました。

コロナ禍以前は、こんなに忙しい日々を送っていたのだったっけ?と少し不思議な気もしています。

急に時間が早送りになったような6月となりました。

・・本当に、何と今まで、ゆっくりまったりと過ごしていたのだろう・・

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通常のレッスンに加えて・・

・新しい生徒さんのレッスン。
「全部、メウロコですが、どれも良いですね。こんなにラクに出るなんて!?」
とこの奏法を気に入ってくださったようで、良かった。
特に「火焔」と「コモドドラゴン」がヒット。

・楽器店の発表会。
 皆様、過去最高の出来を更新中で、とても嬉しい。来年も楽しみ。

・伯父の御通夜で従姉たちと久々に交流。
小さい事から親しくしていた憧れの3姉妹。お互いみな還暦を越えてしまったけれど、中身はみな変わっていなくて、とても懐かしかった。母の面影、叔母たちの面影が従姉たちの後ろ姿や、ふとした仕草にも感じられて、ああ同じ一族なのだなあ、と改めて思う。

・来年3月18日の世田谷「汀ギャラリー」でのコンサートの打ち合わせ。
プロデューサの丸山茂広さん、ピアニストの堀部ともよさん、フルートの赤松弥代子さんと。顔合わせだけのはずが、かなりディープな話に花が咲く。
そして、ここのお庭の素晴らしさ。丁寧に手入れされていて、さくらんぼも実っていた。
良い気の流れている場所には、良い方達が集っている。

・町内会のクリーンデイが2年ぶりに開催され、ご近所の皆様と一緒にお掃除。
お向かいのNさんがお手製のシソジュースを差し入れてくださり、みんなで日陰でいただく。道の草抜きや側溝の掃除という外での労働の後のご褒美は格別。

・東京玉翠会の幹事会もリアルとリモート併用で開催され、その後同窓生有志で宴会。
たまたまワイン好きのD先輩の隣だったため、ボトルで注文されていたバローロを何杯か御馳走になってしまった♪ 御馳走さまでした。

・藤原歌劇団所属のソプラノ歌手の富原淑子さんは高高の後輩で、以前東慶寺コンサートでも共演したことが。
3月26日の私のコンサートを聴いてくださり、その後、是非に、とオファーしてくださり嬉しい。打ち合わせを兼ねた女子会、楽しかった。こちらも刻々と企画が進行中。

・高校同期で、高松の馬場呉服店・店主、富田久美子さんが久々に東京で展示会開催とのことで、西荻窪まで出向く。大盛況の中、お互いに「お変わりない」とエール交換。
あれこれと欲しいものだらけでしたが、ぐっと我慢して、可愛い帯締めだけ新調。

・プチ神田会が久々の急遽開催で、渋谷のレストランで同窓生とそのご家族で集う。
同窓生の何人かは幹事会でもお会いしていたけれど、そのご家族たちとは本当に久しぶりで、とても懐かしかった。みな、東慶寺コンサートを始め、様々な機会でもお世話になった方達。

・85歳になられたフルート・佐々木親綱先生のお誕生日を祝う記念コンサートが新大久保・ダクで開催。
流派、個性、使用楽器がバラバラでも、一つの音楽に向かって調和している良いアンサンブル。親綱先生のフルートは深くしみじみと愛情深い響きだった。

・会場では、数人から「レビュー、読みましたよ。」と声をかけられる。
・・みな、結構読んでいるんだなあ・・
「いつか、ご一緒させてください」というオファーを中堅笛吹きからいただいたり、
音楽家講座のことを聞かれたりと、あのレビュー記事がきっかけで、色々と興味を持ってくださる方が増えているのを実感。感謝。

・沢山の笛吹き仲間と再会。笛吹き仲間との宴会も久しぶり。
みんなで植村先生や川崎先生の思い出話。
・・久々のシンデレラタイム越え帰宅が新鮮だった・・


・明日は、甲野陽紀先生が主宰する甲野善紀先生の講座。
先生はまたかなり変化されているとのことで、どんな場となるのだろう??
きっとここでも懐かしい門人の方々にお会いできそうで、こちらも楽しみ。

・金曜日には関西の植村門下の笛吹き仲間が上京されるので、一緒にランチ。
 

・そして来週22日は音楽家講座。
今回も濃い集いとなりそうで、これまた楽しみです。

・月末には、また弟を訪ねて。
私とは正反対の、質素倹約かつ落ち着いた理数系の弟との会話は、いつも新鮮で面白い。

・翌日は曲選びのために、堀部さん、みよちゃんとスタジオで音出し大会。
ついついがっつり本格派ばかりやりたくなってしまうけれど、やはりお客様のことを考慮しての選曲優先にしないとなあ、と思案中。



改めて、なんと沢山の良いご縁をいただいているのだろう、と感謝です。
「縁起」という言葉を知ったからこそ、ようやく考えが至るようになったのだけれど、
沢山のご縁の中で生かされ、生かし合っているのは、まるでテンセグリティーの構造そのものじゃあないかしら?とふと思う。

それはそのまま甲野先生の術理にも通じるし、つまりは、私が目指しているフルート奏法の究極の原理じゃないか?!と今気付く。

「部分ではなく全体で」と、もう2003年から言っていたというのに。
楽器演奏のためだけの術理としか捉えられていなかったのだなあ、と今頃ですが、メウロコでした。

どのご縁も、一つ一つ大切に育んでいきたいと思います。

・・決して宴会が好きなだけではありません・・

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今回、着物で出没することが多かった。
単衣を着たのは5年ぶりくらいかもしれません。
夏の着物は暑いので、ずっとおさぼりしていましたが、ここ数日は着物日和が続いていた。

グレーの単衣の大島に、緑の絽の名古屋帯。帯揚げ、帯締め、コートも夏仕様に。








富田さんの展示会で購入した帯締めの写真はないので、また次回。
自分では決して選ばなかったタイプのものをスタッフから勧めていただき、合わせてみたら、とても良かった。一気に若返ったというか、引き締まった感じも。

半襟は先月の紫色が気に入っていたので、今回も。
こなれた感じにもなるし、私の顔色はオークル系なので、白よりも、むしろ顔色が冴えて見える気もします。
本当に沢山の方から「似合っている」とお声がけいただけました。ありがとうございます。初夏、夏の着物というのは、多分冬場の袷よりも、珍しいということもあるのかもしれません。今年は7月、8月も頑張って、せっせと着ようと思います。



専門誌「ザ・フルート」8月号 コンサートレビュー掲載

2022-06-12 00:36:54 | 音楽・フルート
3月26日のコンサート
https://blog.goo.ne.jp/pipipipi/e/cc381e212fa19949f930922fc3bd27e0

のレビューが専門誌「ザ・フルート」8月号に掲載されました。



今回は人生初のゾーンに入れた本番で、貴重な経験となったのだけれど、ようやくのリアル開催で、音楽を会場にお越しの皆様と共有できたことが何より幸せだった。

人柄が温かかどうかははなはだ疑問ではあるし、過分なレビューだけれども、植村先生や甲野先生とのご縁をいただいてから今日までの、約20年間、取り組んできたことを評価していただけたことが、とても励みになりました。

ありがとうございました!

(レビュー記事)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

フルート奏者として武術の術理を楽器演奏に取り入れ活躍する、白川真理さんのフルートコンサートが約2年3か月ぶりに開催された。

コンサートはバロック音楽を中心に演奏された。

目で見ていても分かる、身体や呼吸に無理のない白川さんの自然な奏法により、19世紀に作られたというルイ・ロットの温かい音色が会場中に響き渡った。

またテレマンとバッハ親子の親交や、ビーバー作品に出てくるラメント・バスなど、白川さんの穏やかな語り口で紡がれるMCにも大変興味をそそられた。

各作品に込められた感情的な部分を汲み取った演奏は、ある時は物悲しく嘆くように、ある時は踊るように明るく華やかに演奏され、大変ドラマチックなものだった。

休憩後には使用しているルイロットの話もあり、後半1曲目のダッラーバコの演奏では、よりルイ・ロットの響きに注目して聴くことができた。

ラスト3曲は白川さんご自身の作品。

本コンサート初演の「ウクライナの風」は昨年秋ウクライナ生まれの作曲家・カプースチンの探求をきっかけに作曲したのだそう。

旋法を取り入れた異国情緒あふれるメロディの中には爽やかさも感じられる。

ウクライナへ思いを馳せ、平和を願う気持ちがより強くなった。

「浮雲」と「水月」はどちらも日本の寺社仏閣にインスピレーションを受けた楽曲で、思わず"和の心"がくすぐられる。

宇高さんのギターソロも大変美しく、引き込まれた。

「浮雲」は広大な空と雲をイメージさせるようなメロディが印象的で、「水月」は添えられた「恋の歌」に準えるような切ない旋律とハーモニーが魅力的。

アンコールはバッハの「シチリアーノ」を宇高さんとともに演奏され、終始白川さんのお人柄が溢れる、ぬくもりに満ちたコンサートだった。
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偶然、同じ頁に、同門で、ロットを吹いている若手・河野彬くんの意欲的なリサイタルのレビューが掲載されていたのも嬉しかった。



レビューは音楽評論家でかつて私のセカンドCDの帯も書いてくださった、笛吹き仲間でもある西村祐氏。
辛口ながらも愛情と理解溢れる語り口はいつも音楽に誠実だ。

河野くんに最初に会ったのは植村先生の講習会で、まだ高校生だったっけ。
元気の良い、感じの良い坊やが居るなあ・・と思っていたら、ぐんぐんと成長して、良い音楽家になっていてびっくり。

こうして次世代の笛吹きにも、植村先生の教えが引き継がれていることがたまらなく嬉しく、頼もしい。

この中で、西村氏がロットについて的確に評しているので、部分記載をさせていただきたいと思う。

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フルートの「ストラディヴァリウス」とも呼ばれる銘器を数多く生み出した工房だが、扱いや演奏が難しいことでも知られ、その楽器の個性を充分に引き出すことは簡単ではない。
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・・そう。
  簡単ではない・・・
この文章を読んで、ある日の光景がバっと浮かんできた。
15年程前のことだったか。

植村先生がコンサートの打ち上げの席で仰っていた。

「ロットがね、僕に言うんだよ。おまえはまだ俺でこんな音しか出せないの?って。」

あの神がかり的な演奏の後でそう思うのか?と横で目を丸くして聞いていた私に、Iくんだったか、T先生だったかが、冗談めかして笑いながら言った。

「白川!おまえが言うんじゃないよ!」

もとよりそんな恐れ多いことは当時、思いもしなかったけれど、こうして気付きと変化が続いている今、やはり、私も毎回同じことを感じている。

それは敢えて吹きにくいロットを選んだ笛吹き、みな同様ではないかと思う。


気付き   左右差、左人差し指

2022-06-12 00:11:58 | 気付き
このような状況下でもフルートは吹いていて、レッスンもしていて、大きな気付きとそれに伴う変化が二つありました。

1つめは、腰。
中学の吹奏楽部のお嬢さんをレッスンした折に、「魔法の椅子」を伝授。

これは確か10年程前?

魔法の椅子には、いくつかのパターンがあったのだけれど、その中で最も実践しやすいA。

実際、瞬時に音が変わり、とても吹きやすくなった、と大喜びしてくださった。

さらに、「腰かけてから移動するのでは、既にお尻が身体の上下を分断して固定してしまっているので、効果がないです。まず立つ時の姿勢を決めて、そのまま、腰を下ろしていってください。ドスンではなく、座面が剣山になっているようなつもりで・・」

これは、ピアノやチェロ奏者、オケのヴァイオリニスト、フルーティスト等、つまり腰かけて演奏する楽器奏者の方々から、とても感謝されたやり方。

もう10年前から、私自身も腰かけて演奏する時やピアノを演奏する時にはやっている。

なので、自分にとっては当たり前の技法だったのだけれど、今回のレッスンで気付くことになった。

「立った姿勢を作ってから腰かける」

この逆もあるじゃないか?ということを。

つまり腰かけた時に「魔法の椅子」にするととても良いのだから、今度はその時に生じた腰の状態を立った姿勢に持ち運べばよいのでは?ということ。

実際やってみると、びっくりするくらい身体の中の「抜け」が変化。ブレスも深くなる。
何故?かはわからないけれど、つまりは人の身体は左右対称ではない、ということ。

左と右は、もう、全く違うもの。

いっそ、違う形状だったら、こんなに惑わされることもなかっただろうに、と思える程だ。

・・ということは腰かけてから「魔法の椅子」ではなく、この立ったままで、「魔法の椅子」による腰のポジションにしておいて、そのまま腰かけると・・

つまり、腰の下ろし方にも関わってくる。

これまたついつい真下に降ろしていたとは。

そうではなく螺旋の軌道で動けば、ハンカチなしでも「魔法の椅子」による腰のポジションができる。ハンカチを忘れてももう大丈夫。

10年経って、気付くとは・・トホホでもあるけれど、面白い。

拙いながら、模擬刀で抜刀術の一人稽古をしているのだけれど、この感覚を使うことで、こちらも大きく変化。

抜刀の時も無意識に同じ水平面で左右を取り扱ってしまっていた、ということに気付かされた。



もう一つは1年程経験のある生徒さんをお教えした時のこと。
私よりも小柄で、少しお姉さま。

左手の形を修正するのが一番の課題だったのだけれど、人差し指に関しての気付き。
このあたりは、個々のセンスに任されてしまっているようなところもあり、実は一番重要な部分なのではないか?と思うのだけれど、そういう自分もまだまだ結論は出ていない。

今のところは、抜刀術の「鯉口を切る」を使っているので、人差し指はかなり反らすやり方だ。

この場合、ついつい少しでも長い方が良いイメージなので、第3関節に近い方に楽器を置いていたのを、より第2関節よりに。
通常はこれだと動かしにくいのかもしれないけれど、「鯉口を切る」手の内で構えていれば、むしろ、こちらの方が楽器が安定するので、指の力が不要となり動くではないですか・・?ついでに他の指も別人レベルで動いてくれるようになって気味悪い程に。

ダルダルの手指では、おそらく第3関節側じゃないと、動かしにくいと思う。
これをやるための大前提は身体全体の繋がりとテンションがまずあること。
つまりは、ふんばらない心身。

また変化するかもしれませんが、今のところは、これらのやり方が面白い。

火焔とコモドドラゴンになってから、とても疲れるようになっていたのも、今はそれが普通になり、また気付くと3時間となりました。

何故4時間ではなく3時間かというと、3時間になると測っていたかのように避難していたピピがやってきてドアをカリカリし、開けてやると入ってきて足元にスリスリ。
「もういいでしょう?」と言いにくるので、致し方ありません。