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『笛物語』

音楽、フルート、奏法の気付き
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フルート奏者・白川真理

安心スイッチ

2022-06-24 09:06:15 | 気付き
これも、かなり昔に気付いてやっていたことなのだけれど、本番前の緊張を緩和するための、「安心スイッテ」というのがあった。

悲しい報道など見聞きすると、大きなダメージを受けてしまうのだけれど、そんな時になんとなくやっていた。

もうすっかりマイブームは去って、これに変わるより効き目の在る技が沢山増えたので、すっかり忘れていたのだけれど、昨晩リバイバル。

これも先日の音楽家講座で、なるほどそうだったか?!と気付いたのだけれど、
労宮が凹む。

人差し指の第2,第3関節の間側面を親指で摺り上げる、という方法。

これが何年も経って、フルートを構える時の左手人差し指に仕えること、いや、むしろ使った方が良いことに気付いた。

指のテンションがちゃんと繋がっていればこそではあるけれど、ここが出来てくると、この「安心スイッチ」方式で、初心者のかたでもびっくりするくらいポンと音が出る。

考えてみると、第3関節ぐりぐり付近というのはそもそも「関節」で、それは球体。

フルートも円柱状。

関節の上というのは、凹みはあるにしても、土台となって接触する部分は点だ。

フルートも曲面なので点。

点と点で支え合うのだから、そりゃ、不安定で、他の指にも知らず知らずに力が入ってしまう。

それがなくなるだけで、のびのびと、身体が目覚めだす。

数日前、この場所に、という変化はあったけれど、それをただ素直に当てるだけではなく、こ親指替わりに、フルートでこの人差し指側面を摺り上げるようにして当てることで、「鯉口を切る」「火焔」にも通じる手の内が生ずる。

ここが凄いのね。



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