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『笛物語』

音楽、フルート、奏法の気付き
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フルート奏者・白川真理

アンブシュアに関しての順番

2020-08-08 23:58:04 | 気付き
昨日、何故早起きしたかというと、久々に明け方の夢の中での気付きがあったから。

もうしばらくは本番も出来そうにないし、世の中自体が激震、激動している中、何を呑気にと、自分でも思わない訳ではないけれど、そうした表層意識とは別に、最早勝手に、身体が吹き方の変化を求めて止まないのかもしれません。

もしかしたら、ロット達(初代と五代目)が何かしらの念を送ってきているのかも。

「そんな吹き方じゃ嫌だから・・」

と順番に気長に教え諭してくれているのかも。夢で。

「埋める」に気付いたのは今年の1月11日。

レッスンの中で、生徒さんの楽器を吹かせていただいたからこその気付きでした。

まだコロナの騒動もなかった頃。

もう人様の楽器を「ちょっと吹いてみる」なんてことも出来ない時代になってしまいましたが。

その後「埋める」には様々な変化が起きたのですが、昨日の明け方の夢の中での気付きは一番大きい。

埋める前、つまりフルートを口元に当てる前に、まだまだ「吹こう」としていてアンブシュアを自分で作っていたことの間違いに気付いたのでした。

極僅かでも、口を形成することによって無駄な力みが生まれる。
それが、如何に様々なことのブレーキとなりブロックをかけていたことか・・!

アンブシュアは一人で作るのではなく、楽器に作ってもらうのが重要。

口を作ってからあてるのではなく、あてて、埋めてから吹けば、それが結果としてアンブシュアとなる。

つまり、余計なことはなるべくしない方が良いね、ってことで。
もちろん「吹く」という実感も限りなく減る。

・・額に汗して実感と共にアドレナリン放出を味わいたい人には不向きな吹き方ではある・・

これにより、口角周辺の力みがとれる。

顎は自然により下がり、首筋周辺も爽やかに。

その影響は当然のことながら、舌や腕、指、息にも及ぶ、という良いことづくめ。

ここのところ、フルートさらうよりも切り花に心を砕く日々だったのですが、面白いものです。

昔、師匠が仰っていた。

「響き、音色の追求?フルートは女の子とおんなじで、追いかければ追いかける程、逃げていっちゃうんだよ」

ここ数日間は、ちょっとよそ見をしたので、少し近付いて教えを授けてくれたのか?

そろそろこれで吹いてみてよ~、と言っている?





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