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『笛物語』

音楽、フルート、奏法の気付き
    そして
  日々の出来事など

フルート奏者・白川真理

アウィ~ン♪

2025-07-18 20:08:16 | 気付き
エースの舌打ち演奏にヒントを得てガラっと変化したのだけれど、レッスンでそれを説明しているうちに、段々「ホラ、志村けんのバカ殿みたいな顔で・・」となっていました。

とはいえ、さほどバカ殿を見ていた訳ではなく、なんとなくのあんな感じ、という曖昧なあくまでも個人の印象、意見なのですが。

でも、この「なんとなく」がどんぴしゃりの感覚であり、より明確な技法として定着したのは小学生の生徒さんKくんのお陰。

「志村けんって知ってる?」

「知ってます!これでしょ?」

と「アウィーン」をやってくれたのでした。

この「アウィーン」は知ってはいたけど、私の認識の中からは抜けていて、なんとなくのバカ殿だったのだけれど、確かに「アウィーン」というのはとても的確。

この「アウィーン」の効用は大きく、その一番の効果は、なんといっても「吹き過ぎなくなる」ところ。

実感を求めて大量の息を前に前にと吹いてしまうと、全く鳴らない。

だからこその「アウィーン」。

ついでに、上下の唇の位置が自然に揃う。
つまり上下の顎の位置が揃う。
結果上唇中央の突起をよりよけやすくなる。

「アウィーン」は本当に凄い。

このところアウィーン連呼のレッスンをしていますが、思わず社会人の生徒さんがこらえきれずに笑いだしてしまわれた。

「先生、すみません。もう耐えられなくて・・。もしこのレッスンを聞いている人がいたら、『アウィーン』って何だろう?って思うだろうな、と思うと、もう可笑しくなってしまって・・」

確かに、ちょっと外国語の学術用語っぽく聞こえないこともない。

・・・・・・・・・
(追記)
オリジナルはアウィーンではなくアィーンでした!

でもフルートではアウィーン。



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