『笛物語』

音楽、フルート、奏法の気付き
    そして
  日々の出来事など

フルート奏者・白川真理

8月の設え

2021-08-03 14:18:14 | テーブルコーディネート
今年は、去年よりもさらに時間が過ぎるのが早いです。

それにしても猛暑が続いております。

8月はバリ。



息子が4歳の時だったので、もう27年前。

これは、現地の人が腰巻として使っているものを、若い頃は私も黄色のブラウスと合わせて巻きスカートとして活用していました。

もうずっとしまわれっぱなしだったのを、テーブルクロスに。

模様は奇麗な花や可愛い鹿らしき動物だけでなく、ムカデみたいなものもあり、南国独特のインパクトがあります。



みんなみんな生きているんだ友達なんだ♪ という歌詞を思い出す柄。
紫檀?か黒檀か。。で出来た顔の形の鈴も初めてセンターに。
貝がらとサンゴもバリの海岸で拾ったもの。

念のためということで、ホテルのプライベイトビーチにしか行けませんでしたが、いたるところに白いサンゴのかけらが落ちていて、最初は骨かと思ってビビッていた。

息子も小さかったので、あまり遠出はせず、ずっとホテルとその界隈で過していました。
最初は聞きなれない英語で話しかけられて嫌がっていた息子でしたが、最後は

「帰りたくない。ここを僕のおうちにする~~」と泣いてごねた。
プールではずっとお父さんに肩車していたのが思い出されます。

夫も私も若かった。

ついでに、がんばってかついで持って帰ってきた竹の楽器も屋根裏から引っ張り出してきました。



竹を組んでいるのはビニール紐で、バチの先に使われているのは、おそらく古タイヤのゴム。

でも、これがとても良い音。

息子が小さい時はよくこれで遊んでいましたが、これまたずっとしまいっぱなしだったもの。

澄んだ響きが島の涼しい海風を思い出させます。

  ・・ああ、そういえば、コロナになってから海も全く行っていない・・

これに一番喜んだのはピピ。

「なんにゃ?なんにゃ?!」

と早速ピピチェック。


フルートを吹くと逃げていくのに、この竹琴を鳴らすと寄ってくる。

その上、猫じゃらしを上に落として、偶然かもしれないけれど、自分で音も出している。

ずっと聴いていたい澄んだ響き。
音程が超微妙なのも、そのずれがむしろ味わいとなって聞いていて飽きない。

私のフルートの音もまだまだなんだなと思います。本当に。

ルスカスは遂に一年越えとなりました。
流石に緑はやや色あせた感がありますが、まだまだピンとしていて元気です。