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『笛物語』

音楽、フルート、奏法の気付き
    そして
  日々の出来事など

フルート奏者・白川真理

ピンクムーン

2020-04-08 00:30:51 | 日常
桜が咲くころのフルムーンはピンクムーンとも呼ぶそうです。

季語にはならなさそうですが、可愛い。

遂にというかようやくというか、ともかく緊急事態宣言も出た本日。

楽器店でのレッスンも、そして自粛ではありますが、自宅でのレッスンも全て5月6日まで中止に。

今日は、様々な中止の連絡に追われていました。

でも、連絡が終わると、それはそれで、なんとなくすっきりして、フルート練習。
危機感があるせいか、なんだか冴えた稽古が出来ているのは不幸中の幸い。

午後は昨年のCD未作成トラブルの件を依頼している弁護士の先生と、テレビ会議。
テレビ会議は阪口教授とのものに次いで二回目ですが、本当に便利。
最初やる前は「やはり実際に会わないと」と思っていましたが、研究なり、相談なり、テーマがはっきりしている場合はこれで充分だし、なんといっても移動時間が節約できるのが素晴らしいです。

夕食に生協の宅配で届いた大きな大根を土鍋でゆっくり煮たり、と日頃は中々できない料理を。

食後は、一日も早い終息を祈りつつ、テラスからしばしふっさりとした満月に見とれる。

夜空の空気がより澄んで感じられるのは、今回の新型コロナ禍によって様々な経済活動が自粛されているせいか・・

この先どうなるのだろう、という不安は相変わらずですが、わからないことをあれこれ思い悩んで、心身が病むのはもっとよろしくない。

ということで、月見ワインと洒落込むことに。

いくらでも悪い未来が想像できるのと同じように、明るい未来だって思い描くことができる。

「コロナ感染が終息したらやることリスト」をあれこれ思い浮かべて。

終息はいつになるかはわからないし、経済的危機にもなるだろうし、世界情勢もより不安定にもなるだろう。
でも、過去の歴史を振り返ってみても、終わらないパンデミックはないし、今回、世界中が痛みを分かち合ったことで、より助け合い、協力し合うことを学んで、より良い世界になるかもしれない。

・・変な政治家も淘汰されることだろう・・

そして、またすぐに、その反対のパンデミック後の世界恐慌、独裁者登壇、世界大戦という最悪のシナリオも浮かんでしまうけれど。

ということで、結局は、様々な心配事が頭を駆け巡る。
行ったり来たりの感情をもてあましつつ、お月見に逃避。
・・まだ香りと味は感じられるな・・とついついワインで確認しているのも悲しいけどね。

・・・・

GWに帰宅予定だった息子からも、万が一のことがあると大変なので、今回は見送る、との連絡が。

「もちろん、あなたは、帰って来ちゃダメ!共倒れになるとピピの面倒を見ることができる人がいなくなって、ピピが可哀そうだから。でもピピだけ、しばらくこちらに疎開させるのは?虎にだって感染したんだよ!」

と都内で電車通勤を続けている息子にメール。

要は、ずっと自宅待機でヒマだし、こんな時こそ、家でピピとうだうだできると嬉しいな、という勝手な私(夫も!)の希望なのですが、見透かされた返事が。

「とりあえず、大丈夫です。」

連休にピピと一緒に過ごすことができなくなったのは、かなり寂しいけれど、まあ、しょうがない。

息子には、大量のピピの写真と動画をねだっておきました。