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『笛物語』

音楽、フルート、奏法の気付き
    そして
  日々の出来事など

フルート奏者・白川真理

1月の設え

2025-01-04 22:32:03 | テーブルコーディネート
古伊万里クローズアップのお正月だったので、ずっとしまい込んでいた古伊万里の覗き猪口のことも思い出し、これをセンターピースに。



骨董市にはまったばかりの30代?確かどれも当時千円くらいで買えたものばかりですが、こうして改めてみると、ザツではあるけれど手書きの色絵が味わい深い。

少し上等な手の染付の古伊万里の豆皿の上に載せました。

母から受け継いだ黄交趾 の急須はとても古いもの、ということしかわからないのですが、水漏れしてしまうので、昔直しに出したところ、何らかの理由で、難しいということで戻ってきてしまい、それからはずっとオブジェとしてしか使えていませんでした。

でも、今回初めて楊枝入れにすることを思いつきました。

袱紗も敷いて、一見お茶のセットみたいになりました。





コンサートでいただいた沢山のお花は日頃お世話になっているご近所の皆様にもお裾分けし、後は外の軒下に。

暖房の効いた室内よりも長持ちするし、ピピもイタズラできないので。
何より、どの植物が猫にとって危険か危険でないか、という情報もまちまちで、心配だし、猫によっての得手不得手もある、ということもあり、それなら、もう部屋に花を飾るのはあきらめよう、ということで、この技を編み出しました。部屋の中からも、道行く人も楽しめる。

重量のある鉢カバーや、壺?、そして風で落ちても割れないステンレス製のワインクーラーなどを花瓶にしました。
全く手入れもしていない冬枯れの庭がサッと明るくなり、ここだけ春に。



寒さは増しましたが、陽射しには既に春の気配も。
花粉症ではありますが、やはり春が待ち遠しいこの頃です。



あけましておめでとうございます!

2025-01-02 16:06:22 | テーブルコーディネート
旧年中はお世話になりました。

お陰様で、今年も家族3人猫一匹、みな元気に新年を迎えることが出来ました。

本年もどうぞよろしくお願いいたします!

前脚を揃えて猫の正座?でご挨拶。
でも、やはり自分のテリトリーを侵略されたせいか、表情はちょっとムスっとしています。




「こいつは何ニャ?!」」



「もう、本当に邪魔なんですけど・・」

と言っている。

それでも、飾り物を何一つ落とすことなく昇り降りしているジェントルでおりこうなニャンです。

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昨年末からプチレジスタンスを企んでいました。
それは、年越し蕎麦廃止計画。

1.蕎麦と天婦羅はお店で食べた方が断然美味しい。
2.日頃作り慣れていないので、私が作った蕎麦はマズイ。
3.その上、3人分ともなると、蕎麦とはいえ、海老の天婦羅だのなんだのも必要なので、結構な値段になる。
4.加えてあなた達は蕎麦だけでは満足しないので、他のオカズも必要になり、むしろ手間暇も増える。本来年末の忙しい主婦の手間を減らすための年越し蕎麦だったはずなのに、これでは本末転倒である。お節料理同様、時代の変化と共に、見直しても良い頃である。

と12月半ばから交渉していました。
息子はそれなら別にいいよ、と賛同してくれたけれど、夫はやはり大晦日は蕎麦、と言い張る。そこで、最後の隠し玉提案を。

「大晦日は、すき焼きにしない?お蕎麦の費用を上乗せしてちょっと良いお肉にして。」

「・・・まあ、それならいいか・・」

と結婚以来初めての年越し蕎麦のない大晦日となりました。\(^o^)/
・・あれが本当にストレスだった・・

ただ、夫の提案で、元旦は恒例の中華街ランチなので、二日こってりしたものが続くのも良くない、ということで、30日にすき焼き、31日はお寿司(スーパーに入っている魚屋さんのものをテイクアウト)、そして元旦は中華街という楽々の年末年始となりました。


昨年は喪中で、着物も着なかったのですが、今年は気合を入れて二人で着物。
夫は2年ぶり、私は昨年5月の能楽堂以来8カ月ぶりの着物でしたが、ちゃんと着ることが出来ました。


昔は派手過ぎて好みじゃなかった紅型と絞りの小紋をチョイス。
紅型が琉球や南の国を思わせるので、帯は芭蕉と鳥が織り込まれた落ち着いた金糸使いの洒落名古屋に。



それに着物と同系色で似すぎているかな?とは思いましたが、ついに昨年入手した憧れの「紫紺染め」の道行を。
これがとても軽く、そして暖かい。
前を開けて、紐を隠せば、ちょっと長羽織みたいにも使えることにも気付きました。

柄が多少煩い感じもして、合わせるのは難しいかとも思ったのですが、ガラ同士の組み合わせは、昔はよくあって、「虎に翼」で見ていたような華やかな着物スタイルにもなるので、大正、昭和のエッセンスで楽しんで行こうかな、ともう何にでも合わせて楽しんでいく予定です。


今年も中華街は沢山の人でにぎわっていて、旅行気分。
何時もいるイケメンソムリエの姿がなく残念でしたが、お料理はやはり美味しかった。
ただ毎年食べている鮑がとても小さくなっていて、がっくり。
材料費も高騰しているのかもしれません。
値上げ幅を押さえて、材料少な目で工夫しているのでしょう。
フカヒレスープも以前よりエノキの量が増えてたかも。

家族3人で白のワイン1本、カニとミソの入ったフカヒレスープ、牡蠣と春雨のピリ辛炒め、鮑のソテー、牛肉の煮込み、デザート等堪能。

息子はピピが待っているから、とすぐ帰宅しましたが、夫と私は腹ごなしを兼ねて散歩。
時々行くホテルニューグランドでお茶しよう、と行ったらなんと「20人待ち」とのことで、「あ、それはそうですよね~」と退散。

公園をフラフラしながら関内まで歩いて、腹ごなししました。



変則的ですが、本日お正月2日めのランチに所謂お節料理を。
とは言っても作ったものは何もなく、袋から出して切って盛り付けただけ。
長年好きで集めてきて、普段使いしている古伊万里の器が大活躍です。
こうして並べると、中身は大したことないですが、中々映える?




ワインは、とても珍しい山葡萄のワイン。
3月のシチリア・南イタリアの旅で知り合ったSさんご夫妻が先日のコンサートにいらしてくださった折のプレゼント。野趣あふれる珍しいものとのことで、楽しみです。
奥様が、私が旅先にも山葡萄の籠を持ち歩いているのを御覧になって、「とても素敵!」とこのワインを選んでくださったとのことで、お心遣いも嬉しかったです。




息子にピピの番をさせながらテーブルセッティング完了。
これからお雑煮(今年はホタテで)を仕立てます。
・・・・・
珍しく写真のアップに不具合が出ていて出来なかったので、また後日。

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ようやく復活したので23:45に写真アップしました。
山葡萄のワインは年間150本しか作っていないもので、シリアルナンバーもありました。しっかりたくましく、でも繊細で、とても美味しかったです。
なんでも山葡萄のお酒は縄文時代からあるものだそう。
本当に原始のパワーが湧いてくるような美味しいお酒でした。


12月の設え

2024-12-20 20:27:11 | テーブルコーディネート
12月になってすぐに模様替えはしていたのですが、アップするのが遅くなってしまいました。

やはり12月はクリスマス仕様にしないと落ち着かない。

カフェオレ色のクロスは撥水加工で汚れもなかったので、そのまま使い、ちょっとチョコレートケーキっぽい配色となりました。
フォーマル感は減るけれど、より家庭的な普段着のクリスマス、という感じもほっとする。

毎年同じものを飾っているのだけれど、今回はサンタさんをそこらじゅうに散りばめて配置。
・・確か、去年はテーブルのセンターに大集合してもらっていました。
洗面所、トイレ、キッチン、TVの前、など、色々なところで楽器を奏でるミニサンタに出くわすことに。

玄関テーブルには中型の陶器のサンタさん。



玄関の小窓には、もちろんフルート奏者のサンタさんをチョイス。



電飾ワサワサモリモリというのはあまり好みではないけれど、年々、街のクリスマスの飾りが小ぶりになっていたり、控えめになっているような気もします。

これはこれで寂しい。



11月の設え

2024-11-09 15:33:56 | テーブルコーディネート
昔はこの3つ組の鉢の大中小を使って、家族3人、夫々、パスタなど食べていたのですが、ここ数年は夫と息子の食欲も落ち着き、普通のお皿となって、めっきり出番が減った三つ組みの古伊万里の鉢。

お正月の時に使うくらいとなってしまいました。

平なお皿のようにシルエットは決まりませんが、センターピースにすると毎日愛でてやれるので、今回は、中サイズの鉢を置きました。
食べる時よりも、じっくり模様も鑑賞できてよい。

これは10年くらい前か、小田原にドライブした時、通りがかりの骨董屋さんの窓辺にあったものを車の中から私が発見して、車を止めてもらって購入したもの。

テーブルクロスとセンターライナーは、10月はコントラストの強い取り合わせにしたので、今回は大人しくカフェラテ色とセージグリーンに。

ソファーも久々にタイシルクのカバー。
これも、コロナ禍でヒマだったからこそ手縫いで端をチクチクと縫って仕上げた力作。
・・もう、絶対無理だなあ・・






薬ダンスも模様替え、と思い飾るものを選ぼう、と掃除してから振り返ったらそこにピピ。

「お母さん、もう、これでいいじゃないですか~」という顔をしてべったりと乗っていたので、しばらくそのままにすることに。
確かにピピにとっても楽しいスペースが増えることになる。
来客時だけ、何か飾るのでも良いのかも。






急に冷え込みも増すようになりました。

でも、ようやく来た秋が嬉しい!?

10月の設え

2024-10-09 00:48:19 | テーブルコーディネート
寒暖差が激しい10月となりました。

本当に健康管理が一番の仕事に。

家族の布団の管理とか、ピピが眠る時の部屋の温度と湿度の管理とか、中々大変です。

今回は深い秋の色ということで、少しパキっとした組み合わせのこちらに。








薬箪笥の上の緑のガラス瓶は、昨年5月に逝ってしまったピアニスト・伊藤エイミーまどかさんの御子息の作品。



立派なガラス職人となられました。これは初期の頃の作品だそうですが、ご両親譲りの芸術的センスが溢れていて、本当に素敵。

アンティークの絹のマルチーズレースと初めて組み合わせましたが、ぴったり。

繊細な手仕事同士が響き合っています。

昔は花など挿していたけれど、ピピのためにも危険なので、ガラスだけにしましたが、むしろフォルムや輝きが引き立ちました。