『笛物語』

音楽、フルート、奏法の気付き
    そして
  日々の出来事など

フルート奏者・白川真理

WAYAZライブ 10月5日(土)

2024-10-07 22:54:02 | 音楽・フルート
高校の同期バンドWAYAZのライブでした。




30名程集まってくれた仲間たちとワイワイニコニコのとても楽しいひととき。

今回のコンセプトは「5レンジャー」をパロった「52レンジャー」。

私は「ももレンジャー・マリ~」を仰せつかりました。

メンバーみんな赤青黄緑と振り分けられて、お互い○○レンジャーと当日が終わるまで呼び合っていた・・

ラインももちろん同様で。

内心「めんどくせえ~~」と思っていて、やれやれ、ようやく終わったかとホッとすると同時に、白川真理に戻ったのがちょっと寂しい気も・・・

こんなことを仕事中に考え出して、完成度の高いチラシまで作ってくれた黄レンジャーに感謝。一級建築士本領発揮のプロの仕事でした。

ムーンリバー弾き語りも、今後の課題は沢山あるものの、まずまずの出来。

フルートを吹く時と同じ様に、歌う時も息を前に出そうとしなければよかったんだよね、ということで。

ついつい差し出してしまう人の性というのを改めて感じた次第。

でもフルートは大丈夫だった。
上げない方にモデルチェンジしてからまだ数日しか経っていないけれど、完全に新たな自分の技になったのを実感。だって、こっちの方が身体もラクで響きも良いから。
撮ってくれた動画を聞き返してみて、マイクなしでもビンビン入っていて驚きました。

来年こそは!

リコーダーユニットの瀬戸内キャンディーズは一人増えて4名に。

新メンバーTちゃんがとても素敵なビーズ刺繍のキャンディーを作ってくれて全員にプレゼントしてくれました。

カチューシャもついていて、全員、これで演奏。
取り外しも出来るので、ピンをつけてブローチにしてウクライナワンピースの胸元をとめるのに使うつもり。

ミラクル・ピンクレディの2人はお花のコサージュで、これまた素敵。

みんな、とっても楽しかったです。また遊ぼうね!

・・・・・・・・・・・・・
(追記)
後半はメンバーTシャツにお色直し。




ピンクの猫耳ももレンジャー・マリ~のまんま、しっかりコンサート告知も。
(=^・^=)



ピピ

2024-10-04 12:22:20 | ピピ
とても良い表情が撮れたので・・(=^・^=)









これは、ちょっと不貞腐れている?


岩城正夫先生 訪問

2024-10-03 21:52:24 | 日常
Nさんと一緒に、岩城先生を訪問しました。



8月に奥様が逝去されたばかりでしたが、1時間程、沢山の貴重な奥様との日々をお話してくださいました。

先生と奥様の絆は、本当に深く美しいものなのだと感じました。

初代ロットを持参して奥様のために、追悼の曲を一曲捧げました。

その後はいつもの様に色々と様々なお話を。

ここ数か月、ギターもすっかり弾かなくなってしまったけれど、今度は一音の音質にこだわって探していくやり方で、またやってみようかなと思っている、とのこと。

また先生ならではの発見があることと思います。

昼間は30度にもなろうかという暑い一日でしたが、それでも風は大分涼しくなり、気持ちの良いしみじみとした一日となりました。

奥様の御本は、私が息子の教育のことで悩んでいた時に先生から頂いたもので、「社会派母親」と自称していらした素晴らしい教育者であった奥様の考え方にとても救われたものです。



また読み返してみようと思います。




「構える」ということ

2024-10-01 22:49:48 | 気付き
そもそもが、「構える」という言葉がよろしくなかったな、と思う。

「フルートを構えて」

「構え方」

「構える」という言葉に付随している印象は「、改まった、きちんと、しっかり等々」で。

加えて口元に持っていく楽器というのもよろしくなかった。

人間、どうしても口元にくると食べにいきたくなる。(私だけ?)

構えて、しかる後口元に。

この順番も大変よろしくなかった。

というのがつい3日前の反省で、それからまた構え方が変わった。

まあ、構え方としか言いようがないので仕方ないけれど、むしろ「当て方」といった方が良いかもしれない。

構えはその「当て方」に付随してくるものだった、とこの50年分を反省。

肩が上がらない構え方の工夫を21年間やってきて、それなりに成果はあったけれど、そもそも、それ以前に肩が上がるから、という前提から離れられなかったのが大きな落とし穴で、ワーっと叫びたいくらいだ。

肩が上がらない位置にフルートを当てれば済む話だった。

それなのに、ついつい大仰に「さあ!いくぞ!」という構え方をしていたから当て位置もベストポイントではなく、相当修正していたとはいえ、まだまだ高い位置だった。
だから普通に構えると肩が上がるので、そうならないための工夫は必須だった。

もちろん、じゃあ、どうするの?というのが面白いところなのだけれど。

ヒントになったのはやはり逆手抜刀。
そして 肩峰端。

肩峰端をキープして肘関節を駆使して当てる。

これ程使い勝手の良いクルクルと動かしやすい箇所をないがしろにして、いままでやってきてしまったのだなあとため息。

当て位置は以前よりも5㎜は下がったかな、といったところ。
エッジはさらに下となるので、吹きつけてしまうとみな逸れてしまい全く鳴らない。

でも、なんせ肩は最初から下がったままなので、とにかくラク。
息、指、音色、響き、どれもが急激に進化。

初代ロットは、マイユショーなので、幾分銀に比べると、華やかさはあるものの奥行がもう少し欲しいな、と思える笛なのだけれど、これに奥行と品格が。

初代が「そうそう。こうやって欲しかったんだよね。」と言ってくれている気がする。

もちろん、まだまだこんなものではないのだろうけど。

こういう音が出る笛だったのか、と今日はとても新鮮な驚きだった。今更ながら・・


今日はテレマンの無伴奏ファンタジー12曲を全て指定のリピートありで、ノンストップで吹くことができました。

集中力も途切れず、喉も乾かず、絡まず、首も痛くならず・・・

脚はぐっと疲れたけれど、それ以外はむしろほぐれて心地よい。

レッスン時刻となって中断したけれど、多分そのままもっともっと吹けると思う。

昨年春に右下奥の親不知を撤去するまでも、かなり長く吹くことは出来ていたけど、テレマンのこれは、リピートなしで全曲がやっとだったし、途中で水を飲んで喉を湿らせる必要もあった。

昨年秋頃から抜歯の影響も薄れたとはいえ、やはり以前の調子には戻れていなかった。

それが、7月2日の口腔内の変化がスイッチ、全ての前提条件となって、ガラガラと変化して、抜歯以前よりもグ~~ンと長時間でも平気で、へたることなく吹けるようになっている。

66歳となって気力体力は以前よりは衰えているはずなのだけれど、「技」は今がピークだよ、と言えることが幸せだ。

今回の当て方で、少しトラベルソに似た音となり、より細やかな表情を付けることができるように。

まさに師・植村泰一先生が仰っていた

「フルートは吹けば吹くほど鳴らない楽器だよ」

「自分には聴こえないように吹くんだよ」

である。



フミフミ歩き

2024-09-29 22:30:01 | 気付き
時々、早朝からピピがやってきて布団の上からフミフミしてゴロゴロと言いながら甘えてくれることがあり、至福のひと時です。・・眠いけど・・

ちょっとそんな感じもあるので、「フミフミ歩き」と命名しました。

階段上りは、甲野先生の腰を落とすやり方を真似る様になってから人生初と言って良い程、とても速く、何人もの人を追い抜いて上れるようになりました。

でも、歩くのは、格好つけたヒールの靴を履くことなどもあり、考え事をしながら歩くことも多く、年々歩く速度は遅くなっていて、何人にも、時にはどうみても私よりも年上の男女の方々にも追い越されてしまうこともあるという状況。

これが一気に速く、かつ楽に歩くことが出来る様になりました。
軽く汗ばむくらいなので、良い運動にもなっているはず。

これも、フルートの進化に伴う、応用編。

「協力し合わない左右の手」の効果は著しく、響き、音色のみならず、とにかく指がとても軽くラクに動くようになってしまう、という副産物がありました。

というか、これがメインなのかも。

本当に人の身体というのは不思議なものです。

右手を使う時は左手に虎拉ぎ(テンション)、そして左手を使う時は右手に・・

これを足に。

右手にテンションをかけると、左足が軽やかに振り出され、左手にかけると右足が。

昔、「蔵王権現歩き」なるものを開発して左軸でテンションかけつつ、というのもあって、これはこれで面白かったのですが、より実際に普通に使い勝手がよいのが今回。

その後、重心の左右の移動を繰り返し歩く、という2軸歩行になったけれど、当時はまだ外側だけだったので、ぶれが大きく、とても不自然なものでした。

それが、今回は、猫がフミフミするみたいに手の内でテンションを交互にやるだけで、身体の内側で微妙に重心が変化。これはフルートの時も同様で。

見た目には殆どぶれることなく、自動的に足が降り出され、どんどんと楽しく歩くことが出来る様になりました!

「楽しく出来る」ということが大事。

おそらく猫のフミフミは元々が「協力し合わない左右の手」だったのではないかと思います。

今日は10月5日のWAYAZライブの練習だったのですが、ピアノでの応用の成果を実感。

ビートルズのゲットバックのピアノソロは右手だけだけれど、中々テクニカルで、苦戦していたのですが、使っていない左手を虎拉ぎにするだけで、別人みたいに音の中を捕まえたまま早いパッセージが弾けるようになってびっくり。

そしてヘイジュードは、とにかく左手がオクターブのままずっと連打で、これまた指を痛めそうで嫌だったのですが、フルートと同じ発想を試してみると、これがどんぴしゃりで、もう、いくらでも弾いてもいいよ~というくらいラクだし、響き、切れもよくなった。

ラストの右手の16分音符の連打も、かつては、テンポ内にキリっと納めるのが難しくて、難儀していたのが、もう何の苦もなく最初から出来ている人みたいにすっとはまる。

左右の手の労働力を比べて、大変じゃない方にテンションをかけるだけ。
虎拉ぎの感覚を会得しておけば、フミフミ程度のテンションでちゃんと効果が出るのでピアノでも虎拉ぎが使える、ということになる。

肩、首、鎖骨周辺の取り扱い方が変化したからこその恩恵です!