王様の絵日記

猫好き漫画家の毎日のあれこれ

唐人屋敷編第一回作画終了

2008-10-24 23:18:22 | お仕事
…予想どおりの大変さでしたべ。

唐人屋敷内部の様子は、唐絵目利の方々の絵から色々想定しつつ、中国江南古鎮+紫禁城や中国お金持ちの住宅、京劇劇場+台湾テーマパーク+沖縄首里城+琉球関係テーマパーク等々の写真を参考に、組み上げていきました。
日本+中国なバランスは、出島と近い感じかなあと思いつつ。

実際に残ってないものを想定しつつ描くのは、楽しくはあるけど時間がかかるし大変です。
途中、もとアシS河さんにメールを飛ばしたり、彼女から中国の方に訊いて貰ったり。
食べ物や寝具ひとつとっても、あまり詳しくない文化を描くのはいちいちひっかかったりストップする事もしばしば。
それでも大嘘描いてる筈ですが、そこはまあ漫画ならではの華やかさ優先という事で。

人物はモブまで全部自分で描くので、辮髪、少なくとも100人は描きましたよ。
楽しかった

ついでに、担当Sさんの英断で、美形の辮髪も実現いたしました。
今月28日配信の「スピカ」をお楽しみに。




ところで、新書館の担当Iさんからの情報で、今回の新連載絡みでひじょーに興味があるネタの映画が撮影中、来年秋公開予定とかとか。

調べたら、ぐはっ…。

わたくしどもの居所から、結構近い某所に、とある大物のオープンセットが…。

ぐはあっ、見たい見たい行ってみたい!
セットは一般公開はしない上に、撮影終了後は撤去してしまうそうです。
くそう。

オイラがセットのジモティだったら。
映画関係に強いコネクションがあったら。
いっそ透明人間になれたらば。

しかも、あの人のキャストがあの人ですか!!
それは常々、うちの仕事場で「一度はこの人にやって欲しい」と言っていたキャスティングではありませんか。

ネタ的にも実に面白そうなんですが、映画公開の頃にはきっと自分の作品で胸焼けして、観るのが辛い時期だったりするんだろーな。
構想中はどんな情報にでも喰らいつくのに、描いてしまったらもう関係のものを見ると何やら心臓が苦しくなってしまうという。
全く、因果な商売であります、漫画家って。

そんなこんなの新連載は、今月末28日発売のウィングスにて開始です。
「デアマンテ」ともどもこちらもどーぞよろしくです。

さて、仕事明けですが休み無く「デアマンテ」コミックス準備、そして「天下一!!」第二話制作に突入です。

このまんまクリスマスまでオイラのスケジュールはぴっちり埋まっちゃってますよ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする