
6:00 バイロイトのホテルにて起床。
昨夜は途中で目覚めることもなく、ぐっすり寝た。
今夜は『パルジファル』を観劇。


街の早朝散策に出発。
車はたくさん走っているが、街を歩く人影はまばら。
脳内BGMは、亡き王女のパヴァーヌ。


街の中心部の広場。

道端には至るところにワーグナー像がたっている。

ぶらぶら歩いていると『ワーグナー博物館』にたどり着いた。

木陰にワーグナーの墓を見つけた。
なんだかジーンときてしまった。


宮殿の庭を抜けてホテルに戻り、1時間強の散策終了。


ホテルにて朝食。


一見どこにでもあるような料理だが、高級ホテルのせいか普段口にするホテルの料理より数段美味しい。
普段朝食はあまり食べないが、思わずお腹いっぱい食べてしまった。

9:30 ホテルロビーに集合し、ツアー一行での団体観光に出発。
配布されたイヤフォンを通してガイドの解説を聞く。
はじめて使ったが、ガイドと離れていても声が聞こえるので便利。

『辺境伯歌劇場』前にて。世界遺産にも登録されている豪華なホールらしいが、残念ながら工事中で入場不可。

チョコレート屋さんで皆さん買い物。


リストが臨終を迎えた家や、朝にも訪れたワーグナーの墓を再訪。

『ワーグナー博物館』見学。


博物館の隣のワーグナーの旧邸宅を見学。




新宮殿の入口を外から見た後、築600年以上という古い建物に入ったレストラン『Oskar』にて昼食。
魚料理などをいただく。やはりビールは欠かせない。


昼食後は自由行動になり、一人で新宮殿の中を見学に行った。
宮殿内は呆れるほど広く、早足で見学。

日向を歩くと暑くて体力消耗。

郊外にリストの墓があるというので歩いて行ってみた。
しかしながら墓地は広大で案内なども見当たらず、墓は発見できなかった。

14:30 ホテルロビーに集合。
ホテルからワイン等が振る舞われ、気分が高まる。
皆さん目一杯着飾っており、女性はドレス、男性は蝶ネクタイが多かった。
そんな中でも自分はユニクロの普段着(苦笑)。
15時頃ホテルをバスで出発。


会場に着くとそこは着飾った人々であふれかえって、たとえ「叶姉妹」がいたとしても目立たないような異世界。
暑いので開演前にアイスクリームをいただく。

16:00 舞台神聖祝典劇『パルジファル』(ワーグナー)開演。
最初こそオケの音色に感動したが、次第に睡魔との戦いになり所々意識を失う。
主人公パルジファルがジーパンはいてたり、王様がブリーフ一丁で血まみれになったり、スクリーンに宇宙の映像が流れたり……と予習していた場面と異なるかなり斬新な演出。
残念ながらホール内は一切撮影禁止。

幕間は1時間の休憩。
食事処が各種用意されているが、あっという間に大行列になり、もたもたしていて食いっぱぐれてしまった。

せっかくなので、今更ながらプログラムを購入。
三ヶ国語収録されており、新書より一回り大きいサイズでかなりの厚みあり。

第二幕では、またまぶたが重くなってきた所で、パルジファル誘惑の場面。
ここで露出度高い女性がわんさと出てきて、おめめパッチリ。
クンドリー役の女性歌手(Elena Pankratova)の歌声が場内を圧倒。


再び1時間休憩。
とりあえずビールを胃に流し込む。
そして後からチョコマフィン購入。激甘で夕食はこれ一個で十分。
第三幕でもやはり睡魔に襲われる。
話が哲学的で難解な上に、ドイツ語のみ(字幕無し)はやはりつらい。
またビールを飲んだのも失敗。
21:55 終演。もうお腹いっぱい。演目一つで十分過ぎるボリュームで、こんなの数日に渡ってなどとても聴いていられない。
大拍手の中にチラホラとブーイングあり。奇を衒った演出だったので無理も無ないところ。
オケも最終の和音がピッタリはまらず残念。しかし150人規模の演奏の迫力は十分に堪能した。

ホテル帰着。外に飲みに出ようかと思っていたがとてもその気力無く、缶ビールを飲みつつブログ記事執筆。
0:40 就寝。疲れがかなり蓄積している。
バイロイト音楽祭に行っているのですか。
たくさん報告よろしくお願いいたします。
すごいなーー!
ドイツ旅行はトラブル無く順調に楽しむ事ができました。
ただいま帰りの飛行機待ち。
まだ見たいもの、食べたいものいろいろあって名残惜しいです。