ぴかりんの頭の中味

主に食べ歩きの記録。北海道室蘭市在住。

【鑑】第434回 ほくでんファミリーコンサート

2007年10月15日 21時33分45秒 | 鑑賞記録
第434回 ほくでんファミリーコンサート
2007.10.12(金)18:30開演, 室蘭市文化センター, 入場無料(整理券)
管弦楽 札幌交響楽団, 指揮 尾高忠明

W.A.モーツァルト(1756~1791)
■交響曲第25番 ト短調Kv.183
■交響曲第35番 ニ長調"ハフナー" Kv.385
■交響曲第36番 ハ長調"リンツ" Kv.425
アンコール1 ディベルティメント第2番 Kv.137 より 第2楽章
アンコール2 ディベルティメント第1番 Kv.136 より 第3楽章

・勤務時間が終わると同時にバタバタと会場へ向かう。車に乗り込み、さぁ行くか! というときに「整理券忘れた!」ことに気づく。危ない危ない。改めて出発してしばらくしてから、着替えようと思っていた上着が作業着のままであったことに気づきました。これがもしKitaraなら作業着で行くのはちょっと勇気が要りますが、田舎な室蘭ならまだなんとか。。。
・会場に着くと、入口で大学オケの後輩が一人でタバコをふかしている。聞いてみると「整理券が無いので、開演間際に空きがあれば入れてもらおうか」とのこと。そこへ見知らぬ女性が通りかかり、余っているという整理券をくれました。ついでに私が持っていた整理券の余りもそこでハケました。
・開演30分ほど前には着きましたが、会場に入ると既に7割方座席は埋まっており、良い席はとれず空いていた壁際の席へ。
・ステージセッティング:自分がいつも使っている会場で、プロのオケがどういう配置にするのかは興味のあるところです。山台は二段。木管一列目は台には乗らず、二列目が一段目、金管とティンパニが二段目。反響板は通常よりも下げてあり、1mほど空いた側面の隙間には、暗幕と、苦し紛れのついたてが[写真]。う~ん、見栄えはやはりよろしくない。ステージの奥行きがあまりないことによる弊害。実際、音が出てみると、隙間による影響はそれほど無いように感じられました。また、指揮台には鉄製の手すりが。当会場では、こんなの初めて見ました。会場で新たに用意したのか、札響さんの持参品なのか。
・プログラムはオール・モーツァルトの交響曲が3曲(!)。そして指揮は外から呼んだ指揮者ではなく音楽監督の尾高氏なので、まるで "定期" のような "ファミリーコンサート" とはとても思えない内容です。一体なんなのか!? また、オケは小さ目の編成で来るのかと思ったら、1stVn 6pult~の編成でした。
・25番:奏者がステージに出てきてみると、照明の当たり具合に濃淡があり、照明のセッティングは一体どうしちゃったのか、などとボーっと考えていると第一音が始まってしまいました。いいところを見逃した。1楽章は有名ですが、2楽章以降を聴くのはおそらく初めてです。3楽章が終わり、ほとんど休み無く4楽章へいざ突入! というときに某パートが楽譜を落とすアクシデントあり。仕切り直して4楽章へ。考えてみると、オケのパート譜(売り譜)はホチキスなどでとめるでもなく、バラバラになっていることがほとんどですが、何か意味があるのでしょうか。会場の特性らしくチェロは相変わらずよく聴こえませんが、コントラバスがとてもよく鳴っていました。
・35番:モーツァルトの交響曲の30番台は、どれがどんな曲だったか曲名だけではさっぱり区別がつきません。音を聴いて始めて「あぁ、これか」という具合です。この曲は過去弾いたことがあり、2楽章が特に印象に残っていたのて注目して聴きました。Vnのトリルがキレイです。所々、付点のリズムが複付点のリズムになっていたりと、ちょっと記憶と違うように思う個所もありましたが、楽譜が違うのか、単なる気のせいか。1stVnが素っ裸になる8分音譜の刻み。以前、千歳で弾いたときの鳥肌のたつような響きの記憶が甦ります。3楽章あたりから眠くなり、4楽章では朦朧とした意識でコントラバスの凄まじい左手の動きを目で追っていました。「うぁぁ~大変そう~~」 コントラバスにとっては地獄のようなプログラム?
・36番:これも過去どこかで弾いた曲かと思いきや、全然記憶にない曲でした。モーツァルトのいわゆる六大交響曲で弾いたことが無いのは、これだけらしい。途中から沈没 zzz…
・K136:キレイでした。なぜかこの曲だけ他とは違うオケの "ノリ" の良さを感じました。
・尾高氏の指揮については総じて、奇をてらうことのない、その曲に対して私が持つイメージ通りの演奏という印象。音響的にはどうもヌケが悪く、スカッとしない感じ。会場の問題。
・どうせなら "プラハ" を聴きたかった。。。
・客数約1200名[目測]:9割の入り。赤ちゃんの声やら、ドアの開閉音やら、鈴の音やら、マナーモードの携帯がブーブーいう音やら、ポケットティッシュをくしゃくしゃいわす音……演奏中なかなかにぎやかでした。将来はノイズキャンセラの技術が演奏会場にも導入されるようになるのでしょうか。
・終演後、ステージ上にいた某氏よりメールが。「ぴかりんさん、すぐ見つかりました」 そ、そんなに目立ってる……?? 作業着は脱いでいたのだけれど。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする