PIAFUL♪

ピアノを愛する私の・・・独断と偏見による
その時々の旬な話題?を気紛れに~♪

「ブラザーフッド」…を振り返って

2005-01-09 | book
「…韓国CMを見よう!」ってBlogを覗かせてもらった。
ふと、目にとまった「ブラザーフッド」…
そういえば、映画見たんだ。ん?本を先に読んだっけ?
原題:「太極旗を翻して」…韓国内の封切り以来、
観客動員数は、あっさり「SILMIDO」を更新した映画。

朝鮮戦争(韓国では「六・二五動乱という)が舞台。
あくまでも、戦争に巻き込まれた兄弟の視点で貫かれている。
従来の朝鮮戦争ものは、戦闘のアクションを描くか、民衆の受難を描くかに
大きくパターン化されていたが、その両方をミックスするような構成。
韓国側にとってのマイナス点として、決して描かれることのなかったであろう
「防諜隊」も、冷徹に描かれている。

突然の戦争勃発。家族は引き離され兄弟は招集された。弟を除隊させるため
ジンテは志願し、危険な任務を遂行。だが兄(ジンテ)の不可解な行動を
弟(ジンソク)は理解できない。勲章を手にし弟を除隊させるのも目前かと
思われた時、弟と婚約者の身に思いもかけない運命が待ち受けていた…。

兄弟愛を描いた、これまた感動の作品。「命を張って兄弟を守る!」
文庫本にもなっているので、興味のある方は是非…!(集英社文庫)

人それぞれに“大切なたからもの”ってあると思うんだけど、
万人に持っててほしい“たからもの”って、やっぱり…「愛」だと思う。