PIAFUL♪

ピアノを愛する私の・・・独断と偏見による
その時々の旬な話題?を気紛れに~♪

だれかの木琴

2016-05-22 | book

“ありふれた主婦は、なぜ狂気に墜ちたのか。”

映画化される作品!というだけの興味 (m(__)m)で手にとった本・・・
井上荒野さんの 『だれかの木琴』

東京の郊外に 夫と娘と共に引っ越してきた主婦の小夜子が、
初めて行った美容院でスタイリストの海斗と出会い、
やがて海斗に対して常軌を逸したストーカー行為を行なうようになる。

小夜子が、何故 執拗なまでに海斗への執着をエスカレートさせたのか?
小さな失望(夫への? 娘への?)が、小夜子の日常を静かに歪めていったのか!?

自分でも分からない感情に突き動かされて行動してしまう!?魔が差すみたいな!?
なんか不覚にも・・・共感するところがあったことは事実。

「だれかの木琴」 という タイトルの意味するところが・・・結局は摑めなかった。。


ミーコの宝箱

2016-05-15 | book

ここんとこ、どの作品を読んでも感動を頂ける作家・・・森沢 明夫さんの
たまたま、手にした最新作(文庫) 『ミーコの宝箱』・・・

生まれてすぐに両親に捨てられ、孤独と不安な過酷な境遇で生きてきたミーコの半生を、
祖父、同級生、教師、ボーイフレンド、そして愛する娘・幸子(チーコ)の視点で切り取った
感涙のハートフル・ストーリー!?

風俗と福祉の仕事を両立しながら娘を育てるシングルマザーなミーコ。
第一章(ミーコとナベちゃん)を読み出した時は、“ゲッ!? 嫌悪!”
だが、、やっぱ、見事に裏切られました。(とってもイイ意味で)m(__)m!

「きらきら眼鏡」 「ライアの祈り」 「夏美の蛍」等々未読な作品にも大いに触手が伸びそうです。


海よりもまだ深く

2016-05-08 | book

5月21日(土)全国ロードショーな 「海よりもまだ深く」 小説版

「そして父になる」 とか良かったし~、是枝監督の、最新作ということで
読んではみたが・・・微妙~~~!

阿部 寛 演ずる 良多に嫌悪し、真木 よう子演ずる元妻 響子に超同情?し・・・
良多を “大器晩成” と優しく見守る 樹木 希林演ずる 母親の想いも 感じることが
できたが。。

やはり・・・、微妙な感想っした(-_-;)


大事なことほど小声でささやく

2016-05-02 | book

「あなたへ」・「虹の岬の喫茶店」・「癒し屋キリコの約束」・「ヒカルの卵」・・・
気づけば、森沢 明夫さんの作品って・・・数冊 読んでた。
どの作品も、心に静かに響いた。

「大事なことほど小声でささやく」・・・も、然り!だった。

スポーツジムを中心にした人間模様(六人の)が、それぞれの視点から語られる。
家族の絆の破壊。故郷と両親への思い。夫婦関係の再生。若い従業員の教育と発見。
孤独と愛etc

スナックを経営するオカマ “ゴンママ” (身長二メートルの巨漢)には 超癒された~。

何度も何度も目頭が熱くなった。
で、森沢 明夫さんの既刊作品・・・全て読みたくなっただ。。