もう・・・“Book” 以外の更新はしないだろうな!って思ってた。
“気晴らしに行こっ!”・・・渋々?駆り出された先は 「スカイパーク」。(長年住んでた市にある)
滑走路のすぐ横に隣接する長さ1.2キロメートル、幅80メートルの公園。
迫力ある航空機の離着陸を間近で見ることができる。
着陸する飛行機・・・撮ってみた!
久々の オイラモード?ですダ。
「物語が命をもつ」 ということが、どういうことなのかを、明確に見せてくれている作品!?
西 加奈子さんの 『ふくわらい』・・・(なんとも興味も湧かないタイトルだったが_(._.)_
紀行作家の父から、マルキ・ド・サドをもじって名づけられた主人公・・・鳴木戸 定。
感情を表さずに人付き合いも機械的にこなす一方で、彼女は、旅先でワニに食べられて死んだ父親の死肉を食べた女として、世間に名を知られていた。
定は・・・人間の顔というのは、 目、鼻、口、眉毛がセットになって初めて顔なのだと思っていたが、
福笑いをしたことにより、目、鼻、口、眉毛が、 独立したひとつのパーツであったことに驚く。
定の・・・何物にも汚されない真っ直ぐな姿を描くエンタメ小説の傑作。
西さんの独特な視線で、ペラペラな紙でしかない福笑いに、立体感?をもたらしてくれたような・・・
タイトルからは想像し得なかった、意表をつく作品だと 思った。
で、昨日も、 まだ読んでなかった 西 加奈子作品をゲットしてきました~。
原田 マハさん作品・・・続きまっ!
モネ、マティス、ドガ、セザンヌ。19世紀から20世紀にかけて活躍した美の巨匠たちは、
何と闘い、何を夢見たのか!?
彼らとともに生きた女性たちの視点から色鮮やかに描き出す短編集。『ジヴェルニーの食卓』
いやはや 史実にフィクションを織りまぜた絶妙なストーリーゆえ
その時代に、タイムスリップしたようなリアル感を味わい、感動しました。
マティスに人生を捧げる修道女についての 「美しい墓」
若い少女の踊り子の人生と、画商のデュラン・リュエルの矜持が痛切に交差する 「エトワール」
売れない時代のポール・セザンヌ、ゴーギャン、ゴッホ等の作品を預かる代わりに絵具を無料で
提供し続けた 画材商のタンギーとその家族 「タンギー爺さん」
パトロンの家族と、モネの長く複雑な思いや政治家クレマンソーとモネの深い友情の歴史を描く
表題作 「ジヴェルニーの食卓」。
“読む美術館”!思わず それぞれの作品を検索してみながら、「ホォッ!」 溜め息をつく作品っした。
『カフーを待ちわびて』 『楽園のカンヴァス』 『でーれーガールズ』 『風のマジム』 『一分間だけ』・・・
原田 マハさんの、嘗て読んだ本に ハズレはなかった。
老舗料亭で修業をしていた紫紋は、ある事件をきっかけに逃げ出し、人生終わりの地を求めて彷徨う。
だが、過去に傷がある優しい人々、心が喜ぶ料理に癒され、どん底から生き直す勇気を得る。
『まぐだら屋のマリア』・・・
久しぶりに?涙を堪えながら読めた。 「幸せの条件」 に続き、これまたイイ作品っした。