もうひとつ 「キュッ」 (ありがとう) を・・・
斎藤 茂太さん著 『 いい言葉は、いい人生をつくる 』・・・
の中に、お母さまの話が何度も登場する。
見事なまでの行動力がある人だったこと。はっきりとモノを言う人であったこと。
でも、その言葉は 紛れもない本音だったから、誰をも説得する力を持っていたこと。
優柔不断なところのない小気味よさが、多くの人に好感をもって頂いていたようだ。
だが・・・まことに破天荒な人物だったこと。あっぱれなまでの自己中心的な、(常に
自分が一番大事、一番の中心という 天動説を地でいく)わがままな母であったこと。
他人の気持ちを斟酌するということができないし、詫びることを知らない人・・・。
姑としても大変な存在だったと思う。わがままいっぱいの母に手を焼き、かなり耐え
難いことでも辛抱強く・・・。だが、家内と弟(北杜夫)の妻は 母を大切にしてくれた。
その母は、短い入院生活で亡くなった。母の死後、しばらくしてからのこと・・・
箱根にある山荘のゲストブックに、母がこんなふうに書いていたのを発見した。
(日付から、死の前年に箱根に滞在したときに書いたものとわかった。)
『わがままな私を、茂太・・・はじめ、家族一同大切にしてくれて “ありがとう”。
感謝の念で一杯です。一同幸福の一生を祈ります。・・・。』
母の 「ありがとう」・・・水面下では、男の私にはわからない確執もあっただろう。
だが、それらはすべて この 「ありがとう」 で氷解してしまったようなのだ。
たった一つの 「ありがとう」 で、それまでのわがままを許してもらえる場合がある。
“何を謝るかより、どう謝るかに心が出る。” (斎藤 茂太)
“信頼してこそ、人は尽くしてくれるものだ。” (武田信玄)
“別離は人生を和解させる。” (H・ド・モンテルラン)
pia は 家族に対して “ありがとう” のひと言が言えない。“ごめんなさい” も・・・。
斎藤 茂太さん著 『 いい言葉は、いい人生をつくる 』・・・
の中に、お母さまの話が何度も登場する。
見事なまでの行動力がある人だったこと。はっきりとモノを言う人であったこと。
でも、その言葉は 紛れもない本音だったから、誰をも説得する力を持っていたこと。
優柔不断なところのない小気味よさが、多くの人に好感をもって頂いていたようだ。
だが・・・まことに破天荒な人物だったこと。あっぱれなまでの自己中心的な、(常に
自分が一番大事、一番の中心という 天動説を地でいく)わがままな母であったこと。
他人の気持ちを斟酌するということができないし、詫びることを知らない人・・・。
姑としても大変な存在だったと思う。わがままいっぱいの母に手を焼き、かなり耐え
難いことでも辛抱強く・・・。だが、家内と弟(北杜夫)の妻は 母を大切にしてくれた。
その母は、短い入院生活で亡くなった。母の死後、しばらくしてからのこと・・・
箱根にある山荘のゲストブックに、母がこんなふうに書いていたのを発見した。
(日付から、死の前年に箱根に滞在したときに書いたものとわかった。)
『わがままな私を、茂太・・・はじめ、家族一同大切にしてくれて “ありがとう”。
感謝の念で一杯です。一同幸福の一生を祈ります。・・・。』
母の 「ありがとう」・・・水面下では、男の私にはわからない確執もあっただろう。
だが、それらはすべて この 「ありがとう」 で氷解してしまったようなのだ。
たった一つの 「ありがとう」 で、それまでのわがままを許してもらえる場合がある。
“何を謝るかより、どう謝るかに心が出る。” (斎藤 茂太)
“信頼してこそ、人は尽くしてくれるものだ。” (武田信玄)
“別離は人生を和解させる。” (H・ド・モンテルラン)
pia は 家族に対して “ありがとう” のひと言が言えない。“ごめんなさい” も・・・。