ニフティがニコニコ動画を真似た動画コメントサービス、ニフニフ動画を開始しました。
ニフティというと最近はトラブル続きで、社会的信用は地に落ちている状態です。
そのニフティのサービスだというのだから、最初からある程度ダメだろうなと予想はしていたんですが、記事を読んでいくうちに(コメントが動画の下に表示とか)、ますますその想いは深くなっていきました。
そしてニコニコ動画に、この比較動画が上がりました。
見てもらうとわかるのですが、もうなんというか、ニコニコ動画とは比べようもないほどに盛り上がらない。ギャグでやっているとしか思えないほどにヘタレです。
ニフニフ動画のニコニコ動画との違いは下記のようなものが上げられます。
1.コメントが動画中ではなく、動画の下のコメント用スペースに表示される。
2.コメントのスピードが遅く、ゆっくり動いて長時間表示される。
3.コメントの最大数が制限されていて、一定数以上になるとコメントできなくなる。
1についてはコメント職人の出番もなく、なによりライブ感、一体感がありません。それに動画を見ればコメントが見れず、コメントを見れば動画が見れず。これは盛り上がりに欠けます。
2についても、スピード感に欠け、盛り上がりません。刹那的な快感が味わえず、これが一番致命的な欠点といえそうです。
3については、とにかく一定数のコメントが投下された後は参加できないということで、見る意欲もなくなります。
ということで、ニコニコ動画を真似て二番煎じで作った割りに、ニコニコ動画に対して変更した部分が全てマイナス。ニコニコ住人からは嘲笑されるのみの存在になっています。
ただ、ニフニフ動画というものがニコニコ動画とは違う方向へ向かっているサービスなのだとしたら、これらの仕様にも納得の行く部分があります。
ニコニコ宣言にもありますが、ニコニコ動画は動画にコメントを付けることに「集合知」のような意味を持たせるのではなく、とにかくみんなが楽しくニコニコ笑っていられるサービスを目指しています。
意見とか解説のようなコメントよりも、「泣けるwww」「おいwww」のような意味のない感嘆詞のようなコメントの集合が、結果として動画自体を盛り上げ、より面白くしてくれています。
そのために、前述の1~3の要素は非常に効果的に機能しているといえるでしょう。
しかし、別の方向を目指す、すなわち「集合知」を目指す場合には、この1~3の要素は逆に不適切なものになりかねません。
集合知で求められるコメントは、その動画に対する「解説」や「意見」などです。
1のようにコメントが動画の上にかぶってしまうと、動画の情報量が落ちてしまいます。せっかく動画についての補足情報を表示しても、動画が見づらくなるのはよくありません。
2については、コメントがあっという間に消えてしまうのはよくありません。動画に対する補足情報や対立意見などを提示しているのですから、ゆっくり正確に読める必要があるでしょう。
3について、コメントを無制限に投稿可能にすると、コメント数がある程度以上になると最初の方のより重要であろうコメントが消えたり、ノイズが多くなる可能性があります。(ただ一切コメントできないことについては問題もありますが)
このように、集合知をめざすためには「正確性」「完全性」といったものが求められるため、1~3のような変更点はむしろ理にかなっているといえるでしょう。
ニフティが集合知をめざしてニフニフ動画を立ち上げたのなら、それなりに面白いサービスになる可能性はあります。(とはいえ需要があるのか、時期尚早ではないかという気もしますが)
しかし、いかにもニコニコ動画の2番煎じといった感じのニフニフ動画という名前を考えると、その可能性は薄いかもしれません。
いくら良いサービスを始めても知ってもらわなきゃ意味がないということで、サービス立ち上げ時の話題づくりのためにニフニフ動画という名前にしたのだとしても、せめてフムフム動画とか、もうちょっと知的な感じにすれば……まあフムフムじゃダメですがw
ニフティというと最近はトラブル続きで、社会的信用は地に落ちている状態です。
そのニフティのサービスだというのだから、最初からある程度ダメだろうなと予想はしていたんですが、記事を読んでいくうちに(コメントが動画の下に表示とか)、ますますその想いは深くなっていきました。
そしてニコニコ動画に、この比較動画が上がりました。
見てもらうとわかるのですが、もうなんというか、ニコニコ動画とは比べようもないほどに盛り上がらない。ギャグでやっているとしか思えないほどにヘタレです。
ニフニフ動画のニコニコ動画との違いは下記のようなものが上げられます。
1.コメントが動画中ではなく、動画の下のコメント用スペースに表示される。
2.コメントのスピードが遅く、ゆっくり動いて長時間表示される。
3.コメントの最大数が制限されていて、一定数以上になるとコメントできなくなる。
1についてはコメント職人の出番もなく、なによりライブ感、一体感がありません。それに動画を見ればコメントが見れず、コメントを見れば動画が見れず。これは盛り上がりに欠けます。
2についても、スピード感に欠け、盛り上がりません。刹那的な快感が味わえず、これが一番致命的な欠点といえそうです。
3については、とにかく一定数のコメントが投下された後は参加できないということで、見る意欲もなくなります。
ということで、ニコニコ動画を真似て二番煎じで作った割りに、ニコニコ動画に対して変更した部分が全てマイナス。ニコニコ住人からは嘲笑されるのみの存在になっています。
ただ、ニフニフ動画というものがニコニコ動画とは違う方向へ向かっているサービスなのだとしたら、これらの仕様にも納得の行く部分があります。
ニコニコ宣言にもありますが、ニコニコ動画は動画にコメントを付けることに「集合知」のような意味を持たせるのではなく、とにかくみんなが楽しくニコニコ笑っていられるサービスを目指しています。
意見とか解説のようなコメントよりも、「泣けるwww」「おいwww」のような意味のない感嘆詞のようなコメントの集合が、結果として動画自体を盛り上げ、より面白くしてくれています。
そのために、前述の1~3の要素は非常に効果的に機能しているといえるでしょう。
しかし、別の方向を目指す、すなわち「集合知」を目指す場合には、この1~3の要素は逆に不適切なものになりかねません。
集合知で求められるコメントは、その動画に対する「解説」や「意見」などです。
1のようにコメントが動画の上にかぶってしまうと、動画の情報量が落ちてしまいます。せっかく動画についての補足情報を表示しても、動画が見づらくなるのはよくありません。
2については、コメントがあっという間に消えてしまうのはよくありません。動画に対する補足情報や対立意見などを提示しているのですから、ゆっくり正確に読める必要があるでしょう。
3について、コメントを無制限に投稿可能にすると、コメント数がある程度以上になると最初の方のより重要であろうコメントが消えたり、ノイズが多くなる可能性があります。(ただ一切コメントできないことについては問題もありますが)
このように、集合知をめざすためには「正確性」「完全性」といったものが求められるため、1~3のような変更点はむしろ理にかなっているといえるでしょう。
ニフティが集合知をめざしてニフニフ動画を立ち上げたのなら、それなりに面白いサービスになる可能性はあります。(とはいえ需要があるのか、時期尚早ではないかという気もしますが)
しかし、いかにもニコニコ動画の2番煎じといった感じのニフニフ動画という名前を考えると、その可能性は薄いかもしれません。
いくら良いサービスを始めても知ってもらわなきゃ意味がないということで、サービス立ち上げ時の話題づくりのためにニフニフ動画という名前にしたのだとしても、せめてフムフム動画とか、もうちょっと知的な感じにすれば……まあフムフムじゃダメですがw
「1げt」とかで10件くらいはカウントされちゃうんですよねw?
むしろニコニコのセンスの良さが再確認できたような気がします。
全体のレイアウト、フォントの選択、あえて全画面で視聴するシステムが無い点など。常にネットの住人の感性に触れている人間の仕事だな~と感心しました。
なんか、ニフニフのコメントのフォンと見て「あ、こりゃないな」となんか直観的に感じちゃったんですよね・・・。
あとは動画を投稿する側の環境がどうとかですかねぇ・・・その辺全然わからないいんですが。
パクリの方がよっぽど良かったようなw
あまりに似せると問題になるからあえてこんな形にしたのかも?
とりあえず見に行ってみました
停止押すとコメントだけ流れていきました('A`)
ニフニフのフォントは、たしかにショボイですね。事務的というか。
まあ実際、ニコニコと同じことやってもダメってことで、ある程度すみわけできればいいのかもしれません。ニコニコ住人が来る気をなくすようなデザインにして、ニフニフではまじめな動画ばかりあがって、まじめな人がまじめなコメントを…集合知!
……と、必死にニフニフの存在意義を見出そうとするとこんな感じになるわけですが、僕はニフニフに行く気は全くありませんw
まあ現状ニフニフの唯一の利点は動作が軽いってことでしょかw
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集合知という観点で言えば、たしかに今はまだ時期尚早でしょうが、いずれは動画中心にコミュニケーションが成立する日が来るとは思います。
2chのログの場合、一度動画を最後まで見て感想を言い合うとか、何分のところを見ろといわれてから見るとか、やはりワンクッションあって「動画」と「コメント」という領域であって、「動画+コメント」でひとつのコンテンツになる時代は必ず来るんではないでしょか。