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ふしぎ発見改悪のふしぎ

2005-06-04 12:30:54 | 社会
HDDレコーダに撮り溜まっていた「日立世界ふしぎ発見」を見た。

初めてリニューアル後のふしぎ発見を見たが、
クイズ部分があまりにひどくなっていて驚いた。。。


旧版でのクイズ部分の流れは、以下である。

1.1クイズ出題→1.2ひとしくん人形セット→1.3ひとりずつ解答→(CM)→1.4正解発表

それが、今回以下のように変更になった。

2.1クイズ出題→2.2ひとしくん人形セット→2.3全員いっせいに解答
→2.4マスターズチョイス→2.5視聴者電話投票→(CM)→2.6正解発表


リニューアルによって改悪されたと感じた部分は、主に以下の2点である。

1.冗長化
忘れてはならないのは、ふしぎ発見という番組におけるクイズ部分は、
あくまでオマケ要素だということだ。
にもかかわらず今回のリニューアルでは、
クイズにかける時間が無駄に長くなってしまった。
(正確に言うと、クイズの説明などに費やす無駄な時間が増えた)
とくに2.5の視聴者電話投票の電話番号を全て読み上げる時間は、発狂寸前である。
(この2.5については後に改善され、電話番号を読み上げることはなくなった)

2.厳密化
システマティックになってしまい、味気なくなったという印象を受ける。
読者に正解を予想して投票させるという要素が加わったことにより、
クイズとしての厳密さが求められた結果である。
解答者の解答の中から草野仁が3つの解答を選び(2.4マスターズチョイス)、
「正解無し」とあわせて4択問題として視聴者に提示するのだ。
ここには、以前のふしぎ発見にあった「おまけの正解」「坂東英二のあいまい解答」といった
人間的な要素が入り込む余地はない。


他にも、以下に示すような多数の改悪がみられた。
・全員いっせいに解答が発表されることによる、
 人間模様の面白味や野々村誠のキャラクターの喪失。
・スーパーひとしくんの排除によるアクセントの喪失。
・アナウンサーの説明がくどい。


今回の改悪点は、ほとんど全てが「クイズへの視聴者参加」という
コンセプトに起因している。

そもそも、クイズを視聴者参加型にすることにどれほどの意義があるのだろうか。

もともと私達がクイズ番組を見るときは、正解を予測しながら見ている。
番組からクイズへの参加資格をもらうまでもなくである。
さらに言えば、(特にふしぎ発見については)クイズを楽しむためだけに
クイズ番組を見ているわけでもない。

製作者には、これまで培ってきた優良要素を犠牲にしてまでも
視聴者をクイズに参加させる意味があるのかどうかを、
もう一度考え直していただきたいと思う。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
一回だけ観たけど確かに (三岳)
2005-06-06 13:23:49
全面的に同意。

坂東さんとかのグダグダな回答を草野さんがさらりと交わしたりする辺りがクイズの肝だったのに。

だめぽですわ
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Unknown (pi)
2005-06-07 23:23:32
なんか、誰がトップ賞だかわかんない感じになったしね。



番組としての興味の対象が、

解答者の正誤→視聴者の正誤(何番が正解か)

に変わったせいだと思うけど。



まあ、クイズはあくまでおまけなので、どうでもいいといえばどうでもいいといえるかもしれないけど。
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禿同 (sawara)
2005-06-08 01:21:16
むしろあの番組は雑学番組だと思っていた。

それに対するパネラーのキャラの立ち方も良かった。

今のままで行くなら黒柳徹子も野々村誠もいらない。

ぶっちゃけ、誰でもいい。いなくてもいい。

と思うので、世界一受けたい授業とエンタの神様が始まるまでのつなぎでなんとなく眺めているだけになってしまった。
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Unknown (pi)
2005-06-08 02:27:43
もうクイズ部分はあきらめて、世界の色んな風景を楽しむことに全力を込めるしかないですな!



まあそもそもそんな感じだったわけですが~
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