いつも必死な翻訳者日記

フリーの実務翻訳者が綴る日常

荏柄天神社 in Autumn 〔鎌倉12〕

2007-11-22 11:00:20 | 鎌倉散策
       参拝する孫娘と祖父(らしき人物)



(関連記事: 秋晴れの鎌倉にて 木々を愛でる? 〔鎌倉12〕



さて、何故か1つ手前の「源頼朝の墓」へ行ってしまった私達。
せっかく さっき 男の子が“道を教えて”くれたのにね。

 車をよけようと道端に立ち止まっていた私に
 「どっから来たんですか?」「どこ行くんですか?」と
 声をかけてきたのは、小学校1年生ぐらいの男の子。

 最初、変な子?、無視した方がいいかな(ゴメンね) なんて思ったけど
 その子の様子が なんだか誠実そう(?) に見えて、無視できず
 「ん? 荏柄天神社に」と答えた。

 すると、
 「ここをまっすぐ行くと、森があるから~
  そこは曲がらないで~ ・・・」 と、男の子。

 わかるような わからないような感じだったが
 こちらも ウン、ウン と誠実に聞く。

 そう、後で気づいたのだけど
 私が立ち止まっていたのは、ちょうど「地図の看板」の前だったのね。
 その子は、私が道がわからないのだと思って、道を教えてくれたんだ。
 
 “いい子だ。今時かわいいじゃん”
 素直にそんな風に思えるなんて、私も大人になったものだなぁと思う。

 生意気云々 言っているsunny (まぁ、わかるけどね)に
 「同じ土俵に上がろうとしちゃダメなんだよ。もういい大人なんだから」 と大人ぶってみる私。
 私自身がそういうところあるからね。意外と大人げないとこ。


 

そうそう、やっぱり神社の参道は こうだよね。
さっきは雰囲気が ちょっと違った。


前回 冬に来た時にも 印象的だった、入口の大木。

(今見直してみたら、前回は枯れ木だった(2007年1月27日:荏柄天神社(1)梅の花 [鎌倉7]))


看板が新しくなっていた。
以前の看板 良かったのにね。



前回 しめ縄が巻かれているのを発見した 大銀杏(おおいちょう)の木。

2007年1月27日:荏柄天神社(2)大銀杏と絵筆塚 [鎌倉7]


まだ青々としている。


そして、印象的な朱色の社。


参拝しているのは、どうやら、孫娘とその祖父のようだった。

この間書いたように (2007年1月27日:荏柄天神社(1)梅の花 [鎌倉7]))
この「荏柄天神社」は、受験の神様 菅原道真を祭っている神社なので、
きっと、何かの受験の合格祈願に違いない。

お守りを買っているハキハキした女の子と、口数の少ない男性の姿を見ていたら
微笑ましく思えた。
(自然にそんな風に感じられる私は やはり大人になったものだなぁ)





このアングルには覚えがある。
冬には この枝に梅の花が咲く。


そして、絵筆塚。
sunny に、また撮るの? と言われた。
確かに、そう代わり映えは しない。



前回も見た 大きな木。
大銀杏も大きいけれど、これもまた それに勝るとも劣らないほど大きな木。

この日は、大きな木に心動かされる散策だった。
見上げると、木のあまりの大きさに、うわ~ぁ って思うよ。








先ほどの大銀杏の前では



おばちゃんが、ぎんなんを洗っていた。
来た時に、階段を上りながら、
(階段の横を流れ落ちてくる水から)「におい」がしていたのは、このせいだったんだ。

前に居る人が、ぎんなんの使い道を尋ねているところだった。
お守りか何かに使うらしい(というようなことが聞こえた)。






荏柄天神社を後にする。



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