デジカメコレクション デジカメ大好き

デジカメでいろいろ撮ってます 腕が悪いくせにカメラのせいにして買ったカメラが150台超えました

恋みくじ

2023年12月23日 | 寺社 仏閣
源氏山ハイキングコースは入り口こそ舗装されていましたが、その先は名前ほど生易しくはなく、初老の私の膝が限界に近づいたころ、なんとか山頂付近に辿り着きました。そこにはやたらピンクの目立つ社務所の神社がありました。



それは葛原岡神社



入口横には「魔去る石」。100円の初穂料で陶器の盃を購入し、この石に叩きつけて割ると魔が去っていくらしい。石のまわりには砕けた盃が無数に。私はやりませんでしたが、ストレス解消法は昔も今も変わらない?



ここは鎌倉時代後期、後醍醐天皇下の討幕計画が鎌倉幕府に露見し、ここ葛原岡において処刑された日野俊基が祀られた神社。明治になって忠臣として、終焉の地となった当地に神社が創建されたとのことでした。



そんな英雄を称えた神社が
なぜか今では縁結びの神様に
縁結び石



絵馬もハート型



恋みくじが隙間なく結ばれる



手水舎にも花が飾られて



お稲荷さんも小さくて可愛い



花咲く参道で本堂へ



本堂もそう大きくない



飾られていたのは来年の干支



本堂横には日野俊基終焉の地



少し離れたところに



銀杏積もるお墓もありました



なぜ処刑場が縁結びに?
どうにも合点がいきませぬ


寶所在近

2023年12月21日 | 寺社 仏閣
みたび横須賀線を渡って、次は源氏山のふもと、浄智寺へ。横須賀線を挟んでジグザグにお寺があるので、何度も踏切を渡ります。ここも北条宗政の菩提を弔うために、1281年に創建された北条ゆかりのお寺です。

横須賀線と三度目の出会い



渡るとすぐ浄智寺入口



山門が見えてきた
手前の池は鎌倉十井のひとつ
「甘露ノ井」



不老不死の効能がある水と言われています
浮草多くて飲めそうもないけど



そして山門 「寶所在近」の文字が
近くに宝があるのでしょうか



さらに階段は続き



鎌倉では珍しい唐様の鐘楼門
ここには「山居幽勝」の文字が
山の住まいはすばらしい



境内の紅葉と



イチョウ降り注ぐ曇華殿



拝観料を惜しんだわけではありませんが、先を急ぐので、ここは外からの景色だけ。このお寺の裏手には源氏山に続く道がある。前回はまた横須賀線を渡って建長寺に向かったのですが、今回はここから登山道を進むことにしました。



頭上から皇帝ダリアに
見送られて



明日に続きます


きんじろうカフェ

2023年12月13日 | 寺社 仏閣
紅葉を求めて小田原城隣、報徳二宮神社へ。ちゃんと鳥居をくぐろうと、日の当たる表参道にまわりました。果たして紅葉と出逢えるのでしょうか。



一の鳥居あたりは
少し紅らんで



紅が目立つよう
絞り開放で撮ってみました



二の鳥居横のイチョウは既に葉が落ちかけて、手の届かない南側の方が紅くなっている。寒くなると紅葉するはずなのに、陽当たりがいい方が紅葉が早く進むとはこれ如何に。



でも私は必ず紅葉している場所を知っている。それは境内左側にある・・・きんじろうカフェ。





最近よくある神社カフェ
二宮金次郎から命名



ここには物販コーナーもあるから



注文しなくても入れます



ではさっそく店内の紅葉を



ほどよく紅葉していました



まだ緑も多いけど
その混ざり具合が絶妙



少し離れて鳥居を入れて



横アングルでもう1枚



大正元年築の鳥居でした



日本の神社、寺は、キリスト教の大聖堂のような信仰の場というより、地域のコミュニティ要素も強く、昔から祭、相撲、富くじなどが催されています。そういう意味では寺社カフェもありですね。お参りのあと、のんびり紅葉を眺めながらコーヒーが飲めるなんて日本ならでは。都内にもあるようなので、寺社カフェ巡りでもしようかな。





月の松

2023年11月17日 | 寺社 仏閣
maria様、コメントありがとうございます。私も話には聞いていましたが、見るのは今回が初めてで、こんなに集中しているとは驚きです。探しきれませんでしたけど、他にもまだまだあるらしいですよ。

不忍池を琵琶湖に見立て、竹生島を見立てて弁天島を造り、さらには上野のお山を比叡山に見立て、寛永年間に建てられた寛永寺は、延暦寺を見立てたのでしょうか。

不忍池から階段を登ると



比叡山ならぬ東叡山



東叡山全景 
五重塔や大仏も見立て?



人形供養碑



吊るし井戸



手水舎の龍



スケールは小さいながらも



延暦寺に



見えないこともない



さらに見立てを欲張って



清水の舞台まで付けちゃいました
その名も清水観音堂



桜の頃の見晴らしは
まさに清水寺なのでしょう



これが唯一のオリジナル
広重の画にも描かれた



月の松



江戸時代から
丸まり続けています



舞台側から見ると
ちょうど輪の中に辨天堂が



月に見立てて
西日を入れてみました



調べたらこの「月の松」は復元でした。さすがに江戸時代からこの形を保つのは難しいのかな。でも復元のおかげで、江戸職人の技の優秀さも知れて、当時の人と同じ景色を眺められるのはありがたいことです。



塚と石碑と

2023年11月16日 | 寺社 仏閣
不忍池辨天島のお堂のまわりには、多くの塚や碑が建てられています。まずは殺生系、食のためとはいえ、塚を建てたところで、業果が消えるわけじゃないけれど、せめて供養する心の表れでしょうか。

ふぐ塚



すっぽん塚



鳥塚



続いて道具系、日頃お世話になっている道具たちを供養する塚です。ということは近い将来、パソコン塚とかスマホ塚とかも建てられるのでしょうか。

包丁塚



糸塚 裁縫の糸ではなく
琴、三味線の糸だそうです



扇塚



暦塚



めがねの碑



続いて偉人系 芭蕉翁



画家 長谷川利行の碑



箏曲の祖 八橋検校顕彰の碑



最後は池の名称、由来を書いた
不忍池の碑



お地蔵さんもありました





不忍池辯天堂

2023年11月15日 | 寺社 仏閣
今日は不忍池の中島、辯天堂の写真です。江戸時代寛永寺創建時、天然の池であった不忍池を琵琶湖に見立て、また元々あった小さな島を竹生島に見立て、竹生島の宝厳寺に見立てたお堂を建立したそうです。その頃は容易に行けない上方の名所を、自らの庭にうつしていたんですね。

天龍橋で弁天島へ
昔は舟で渡ったそうです



橋の上から蓮池を



十月桜が咲いていました



手水舎の龍は紅葉を纏い



大きめの香炉の煙の向こうには



人頭蛇体の宇賀神さま



弁天様は学術、芸術、財産の神様
御本尊は芸能関係の提灯で覆われる



横にまわってみました



八角形の本堂は
池のどこから見ても



同じかたち、
美しさに見せるため



本堂の横には



大黒さまも祀られています



池は少しだけ秋の装い



明日に続きます



湯島天満宮

2023年11月11日 | 寺社 仏閣
少し?寄り道したけれど、ようやく湯島天神に到着。春日通りからだと裏側、結婚式場側だけど表に回るのも面倒くさいから唐門から入場。



まだ暑かったけど
七五三の季節でした



唐門



梅園を抜けて本堂横へ



受験まで数か月
絵馬のボリュームがすごい



おみくじも さらに奥に絵馬
天神様も願いが多くて大変そう



狛犬を通りたくて表側へ



道真の愛したお牛さま
丑年、丑の日、丑の刻に
お生まれになったそうです



狛犬の台座には梅の花





本殿正面



荘厳な権現造



総ひのき造りです



奇縁氷人石
迷子探しの目印だそうです



学問の神様の筆塚はひと味違う



梅園の奥には池があり



畔に咲くは秋の花





続きはまた明日



春日局

2023年11月10日 | 寺社 仏閣
春日通りの坂を下る途中に和服姿の女性の像が立っている。以前に通ったときはこんな像なかったのに。えっ誰?、春日局?あの大奥の?てっきりお墓は徳川家の霊廟だと思っていました。



麟祥院は春日局が晩年過ごすために建てられたお寺。ここで終焉を迎え、ここに埋葬された春日局の菩提寺です。



山門



水音が響く境内



往時を知っていそうな大木



東洋大学発祥の地



本殿はあとにして墓所に向かいます





春日局の略歴
看板自体年季が入ってる



そしてこれが春日局の墓塔
先の世を見通せるよう
中央に穴が開いています



隣は孫 万菊の墓



万菊の嫁ぎ先 稲葉家の墓



そして本堂へ



禅宗のお寺でした



小さな門をくぐって



木々を抜けると



そこは庫裡
不思議と青空が広がりました



いまさら気づいたのですが、文京区春日や春日通りは、春日局から名前が付けられたのでしょうか。

今日も春日通りを見守ります




苔庭

2023年10月08日 | 寺社 仏閣
ネットで調べると祇王寺は「境内は青々としたカエデと苔に覆われ、その深い緑の世界は訪れる者の心が奪われるほどの美しさです。静かな佇まいと尼寺であることから、女性に人気のあるお寺です」と書いてありました。カメラ好きで酒好きな娘も、女性だったんだなと安心したところで、祇王寺の続きです。

苔に挟まれた階段を昇り



振り返ると



山門を緑が包む



頭上には青モミジ



眼前には苔庭が



しばし緑の世界をご堪能ください









庭に近づいて





草庵のミニチュアも



焦点を変えて



苔の鉢植も並んでました




庭の隅には鬼灯が
紅葉の頃はこんな感じに
モミジが散るのでしょうか



秋にもう一度行ってほしいところです



祇王寺

2023年10月07日 | 寺社 仏閣
渡月橋でも天龍寺でもなく、娘が目指したのは「平家物語」にも出てくる尼寺、奥嵯峨祇王寺。このお寺は・・・と言いたいところだが、私は行ったことがありません。頻繁に京都に行ける人のチョイスはなかなか渋い。仕方ないから公式ホームページの境内マップに沿って。間違えてたらごめんなさい。

案内板の多さから



かなり奥の方だと思われる




ようやく入り口か?





歴史的風土特別保存地区



草茂る入口



茅葺きの山門



嵐山ならではの



竹林もあります



ゆるやかな坂を上がると



青モミジに囲まれた



本堂ならぬ草庵



平家物語に出てくる
祇王たちの墓碑



明日は苔です