生きるために生きている。。。今

ほぼ２週間続いた”避難生活”を終え、電気が復旧した我が家へようやく先週戻りました。


水は出るのですが、まだシステムが完璧でないようで２分間煮沸させてからではないと


クッキングなどには適さないので、ボトルのお水を使ってはいますが（歯磨き用やJAKE用とたくさんいるので）


こんな時にお腹を壊したりしてはいけないので、面倒でも毎日せっせとお湯を沸かしています。


普段何気なくしていた家事や洗濯でさえ、水と電気が使えないとなると本当に参ってしまいます。


そんなわけで、今までのような生活に戻れただけでも本当に嬉しいです。


ハリケーンがこのロックポートをヒットしてから２０日目


直後と違うのは、道路の両脇に山と積まれてくる”瓦礫や折れた木”


隣のマイクなんて”見晴らしが良くなったね〜！”なんて明るく言ったのですが


(彼の家はガラスが割れて水が入ったので、屋根、床、家具も全部だめになりました。。）


本当に海岸線独特の姿を持つオークの木の殆どが、葉っぱは無くなり


枝が折れ、大木は根こそぎ倒れたりしているものだから、確かに視界がいい。。。


この街の９０％の家屋が、被害の差こそありますが大変な状況が続いています。


ビル群のない、簡単な作りの多い海辺の建物やレンタル用のコテージがほとんどなので


（コンクリートで出来ている大都会に同じハリケーンが来ても、多分被害は少なかったと予測できます。）


見た目の悲惨さは、とても文字では書き表せないほどに壊滅的です。


今まではテレビのニュースの他人事でしたが、いざ自分が直面してみると


　　　　　　　　　　”本当に怖い”


家やビジネスが無くなってしまって、引っ越していく人たちや


この時とばかり家を安く買い叩くリアルターや建築屋のサインがストリートに溢れかえり


これからしばらく（どれぐらいかかるかわかりませんが）落ち着くまで長い道のりが待っていそうです。


あれほどキレイだった海の水も、まだ濁って茶色く澱み。。。


あんなにたくさんいた海鳥も何処に姿を隠したのか、ほとんど見かけることも未だありませんが


町の人たちは、文句も言わず一生懸命作業に頑張っています。


たまたま被害が少なかった我が家ですが（バスルームのガラスの破損、屋根の張替え、車のダメージETC）


このコミュニティーのフェンスは全部倒れているし、殆どのランドスケープもメチャクチャです。


ストリートの瓦礫は一応サイドに寄せてはありますが、釘やガラスがたくさん落ちているので


外に出るたびに釘拾いをしながらJAKEの散歩をしています。（みんなのタイヤがパンクしないように。。）


と、まあこんな感じの日常に戻りましたが、なるべく今までと同じような食生活を心がけ


各部屋にお花を飾ったりルームコロンを置き、好きな音楽を聴きながら


今回の”ハリケーン　ハービー”が私たちにもたらした影響を真剣に捉えて


これからの”ライフスタイル”を改めて考え直すいい機会にもなったと思っています。


JAKEもずっと私達と一緒だったので楽しそうにはしていましたが


やっぱり犬なりにも疲れていたのでしょうね。


こんなにぐっすりとお昼寝していますよ。。。