アジアカップ第2戦のシリア戦ですが、放送時間と私の体調を考慮した結果、録画して翌朝に見ました。途中を早送りしたので結果として時間が短縮できましたけど。
前半の得点シーンはよかったですよね。本田選手が右サイドを突破して中央に折り返し、シュートのリバウンドを丁寧につないで、最後は長谷部選手がゴールでした。低い弾道の美しいシュートだったと思います。
後半はというと、色々な意味でひどかったですね。
中盤からのバックパスが中途半端だったために相手選手に詰められてピンチを招く。それ自体はクリアしたものの相手に繋がれる。そして、明らかにオフサイドポジションの選手にボールが渡りそうになり、副審もオフサイドと判定して旗を揚げているのに主審はそれを取らず、たまらずにキーパーの川島選手がクリアしようとして相手選手を倒してしまい、PK&一発退場。
ありえないです。あれがPKですか?
主審は、日本のディフェンダーのバックパスだからオフサイドではないと主張しているようですが、本当にちゃんと見たのでしょうかね。自陣ゴール前に詰めている相手選手に向かってバックパスをする選手などいないと思うのですが。こういう時にこそVTR判定が使われてもいいと思います。
元はといえば、はっきりとした強さのバックパスを出して、キーパーが普通にクリアしていれば何事もなかったと思うのですがね。
日本は同点に追いつかれただけでなく10人に減ってしまったわけですが、途中から投入された岡崎選手がチャンスを呼び込みます。ディフェンスラインの裏を抜け、ゴール前に突進しようとしたところで相手選手に挟まれるように倒されて、PKを獲得します。やはりゴールに向かう動きが重要ですよね。
ところで、もらえるのだから遠慮なくもらいますけど、これはPKなんですかね?(2回目)ゴール前でよく見られるシーンだと思うのですが。
キッカーは本田選手。中央に蹴ったボールは相手キーパーの足の間を抜けてゴール。あんまり美しくなかったですけど、これが日本代表の国際Aマッチ通産1000ゴール目だそうです。本田選手はこういうのをしっかりと持っていきますね。
個人的にはPKは遠藤選手に蹴ってほしかったですが。キーパーをじっくりと見ながらゆったりとした助走を取り、たまらずに先に動いてしまったキーパーの反対側を緩い軌道で転がっていく、通称コロコロPKは笑いが止まりません。
その後も何度か危ない場面があり、ロスタイム6分に驚きつつも、相手選手の自滅で勝手に退場してくれたりなどがあり、2-1で勝利しました。Man of the Matchは本田選手が選ばれてましたけど、個人的には最大限の皮肉を込めて主審を推したいです。いい試合の時には審判が目立たないものです。
次は17日に、既に2敗しているサウジアラビアです。初戦に負けて監督が交代になり、チームとして機能していない可能性はありますが、油断はできないと思います。日本は初戦のヨルダン戦をきっちりと勝っていれば、サウジアラビア戦を消化試合にして、サブメンバーで試合をすることもできたのにね。
スタンドには、「シリア狩りで 尻上がり日本」という気が利いたフレーズを掲げている人がいました。今回のタイトルはここから拝借しました。試合をするごとによくなっていくのであれば、それはそれでいいのかもしれませんね。